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有村架純 SPECIAL INTERVIEW いろいろな経験をしながら学んだ 表現の幅

NHKの朝ドラ『あまちゃん』で若き日の天野春子を演じ、一躍知名度を急上昇させた有村架純が登場!! 堤幸彦監督の大人気シリーズの最新作『劇場版SPEC〜結〜(クローズ)』では、愛らしくコミカルなキャラクター・雅役を好演している。女優として今まさに急成長を遂げる彼女の素顔に迫る☆ 『劇場版SPEC〜結〜』インタビュー連載第1回!!

これまでを振り返ると うるっと来ちゃう(笑)

──約3年前に始まった『SPEC』もついに完結。ドラマ第1話から出演されている有村さんにとって、このシリーズはどんな存在ですか?
【有村】 デビューして2作目のドラマが『SPEC』だったので、当初は現場に行くだけで緊張していたのを覚えています。私が演じた雅という役は特徴的なキャラクターなので、「どう演じよう?」と戸惑うことも多くて(笑)。最初の頃は、とにかくついていくのに必死だったという印象が強いです。でも、素敵な共演者の方々に囲まれて、こうして完結編まで出させていただくことができたのは、本当に光栄なこと。今改めてこれまでの撮影を振り返ると、うるっとしてしまうくらい愛情を注いできたシリーズです。

──スタート当初はついていくのに必死だったんですか。
【有村】 当時は、現場でセリフが変更になったりすることにまだ慣れていなかったんです。あと、思い切り演じることができない自分もいて。どこかで「いろんな人に見られていて恥ずかしいな」といった意識から脱け出せなかったんです。だけど回を重ねていくうちにいつの間にか楽しめるようになっていました。撮影のたびに皮がむけていくような感覚でしたね。

──雅という役柄は作品のアクセントになるような存在ですね。なんといっても野々村係長(竜雷太)とのコミカルなやりとりがおもしろいです。
【有村】 「あんな大先輩相手に……」と撮影前はドキドキだったんです。だけど、いざ現場に入ってからは竜さんにすごく優しくしていただいたおかげで気持ちもほぐれて、思い切りお芝居ができるようになりました。今では会うと「雅ちゃん久しぶりー!」って声をかけていただいて、ハグし合う仲なんです(笑)。本当に器の大きな方で、今作のふたりのシーンでも、遠慮なく飛び込む思いで演じさせていただきました。

──コミカルなお芝居はお好きですか?
【有村】 はい。ただ、自分の表現の幅としてしっかり考えられるようになったのは最近なんです。観ている人の笑いを誘うようなことを“真面目に一生懸命やる”。そういう姿勢の重要さを以前はきちんと理解していなかった。いろいろな作品を経験しながら、学んでいけたことだと感じています。

私のなかのとても大きな変化

──雅にしても、先日まで放送されていたドラマ『あまちゃん』の春子役にしても、観ている人に何か特別な印象を与える役だと感じます。ご自身で「自分のこういう面を活かそう」と意識されている部分はありますか?
【有村】 何か残そうと考えることはもちろんありますけど、あまり意識しすぎないようにはしています。その時々で精一杯できることをやろうという気持ちの方が大きいです。とにかく必死なので、あまり客観視はできなくて(笑)。だから、出来上がった作品を観るときはドキドキです。「どういうふうに映っているんだろう」と思ったり、「こういう感じなんだ」と驚いたり。「よかった」と思えることもありますけど、「もっとこういう方法もあったかな」と考えたりすることもよくあります。

──今年2月には20歳を迎えられたんですよね。仕事、私生活を含めご自身で成長したなと感じることはありますか?
【有村】 お仕事に対して、楽しいと思える回数が増えました。それって私のなかでとても大きな変化。実はこの世界に入って最初の1年間は悩んでばかりだったんです。想像していた以上に難しいですし、まず自分自身を知らなくちゃいけないということにも気づいて苦しんで……。でも今は「早く現場に行きたい!」と思えるくらいになりました。「もっとこういう役を演じてみたい」という前向きな気持ちもどんどん生まれてくるようになっています。

──“自分自身を知らなくちゃいけない”と気づいたとき、どんなことを考えていたんですか?
【有村】 自分がどういう性格で、どんな短所、長所があるのかを分析しました。悪い所を改めて言葉にして認めること、それを改善することは、自分にとって容易ではなくて……。でもそれが自分の変化に繋がるんじゃないかと考えて。仕事に関して私は不器用で、感覚でできてしまうような器用さはまったくないんです。台本も何回も読み込んで考えて、練習を繰り返さないとできない。そういうタイプなんだと自分で知ることの大切さも、その頃に学びました。当然のことなんですが、「あ、私ってやっぱり人の何倍もやらないとできないタイプなんだ!」って(笑)。でもよく考えてみれば、やらないでできる人なんて多分いないんですよね。みなさん影で努力しているはず。そういうことを改めて実感しながら続けてきて、ようやく最近になって、“楽しい”と感じられるようになりました。

──お話を聞いてると、冷静な視点もお持ちなんだなという印象を受けます。性格に関しては、ご自身ではどう思われますか?
【有村】 すごくマイペースです(笑)。焦ってもいいことはないって思っているんです。興味があることには勢いよくガーッと突き進むんですけど、興味がないことにはわかりやすくリアクションが薄い(笑)。だから最近はその差をなくそうと思って、興味がないことでも知ろうとする姿勢を持つように心がけています。でもそうしていくうちに、人の話を聞く事自体が好きになってきて。経験談を聞くと、まるで自分も同じ経験をしたかのような気分になってしまうんです(笑)。もっといろいろな人の話を聞く機会を増やしたいなと思っています。

──分野を問わず様々なことを吸収したいというモチベーションが高い時期なんですね。女優として3年後、5年後、こうなりたいというイメージはお持ちですか?
【有村】 やっぱりお芝居で評価をされたい気持ちがあるので、いつか賞をいただけるような役者になれたらいいなと思っています。“有村架純が演じている”という芝居じゃなくて、そこにいる役そのものが生きているんだと思わせられる芝居ができるようになりたいです。よく思うのが、周りの雰囲気を変えられる芝居をしたいということなんです。周囲を巻き込むくらいの力がある人って、すごいですよね。画面を通して観ても惹きつけられる。いつか、自分もそういう芝居ができる役者になりたいなと思っています。
(文:奥浜有冴/撮り下ろし写真:片山よしお)

<連載インタビュー>
戸田恵梨香&加瀬亮『お互いに持っていないところを理解し合い、補い合っている』
向井理『堤幸彦監督はいつも僕を崩そうとする。だけど…』
堤幸彦『生身の役者に最大にとんがったことをしてもらえたらおもしろい』

映画『劇場版SPEC〜結〜(クローズ)〜』

  ニノマエとの死闘を終え、瀕死の状態で病室に担ぎ込まれた当麻と瀬文。「…お前はお前だ。俺にとってそれは絶対に変わらん」「一生…ガチで巻き込んじゃってやるからな…」2人は距離を縮めたかに思えた…。

 しかし、世界はある人物によって破滅へと進んでいた…。「ヤツらはどうしても滅びる運命にあるんだよ」。SPECホルダーたちが世界を揺るがし始め、現人類の歴史に終止符が打たれようとしている。「奴を倒すなら、私は鬼でも悪魔でもなる。人の道を踏みはずしたら、瀬文さん。あとは頼みます」当麻に宿ったスペックが今、目覚める!

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監督:堤幸彦
出演:戸田恵梨香 加瀬亮 北村一輝 栗山千明 向井理 大島優子 有村架純
【映画予告編】 【映画公式サイト】
2013年11月1日(金)漸ノ篇
     11月29日(金)爻ノ篇
2部作連続ロードショー
(C)2013「劇場版SPEC 〜結〜 漸ノ篇」製作委員会
(C)2013「劇場版SPEC 〜結〜 爻ノ篇」製作委員会

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<Vol.1>有村架純インタビュー私のなかのとても大きな変化
<Vol.2> 戸田恵梨香&加瀬 亮インタビュー『SPEC』ならではの異様なテンションに…
<Vol.3> 堤 幸彦監督とても美しい結末―
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映画予告編SPECホルダー総出演☆
『劇場版SPEC〜結〜』公式サイト

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