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EXILE『ツアーファイナルでHIROパフォーマー勇退!新パフォーマー募集も!!』

 4月からスタートした『EXILE LIVE TOUR 2013「EXILE PRIDE」』。結成12周年とリーダー・HIROのパフォーマー勇退が重なりメンバー、ファン共により思い入れの強いツアーとなったが、その記念すべきファイナル公演が9月27日、東京ドームで行われた。

完璧に作り込まれたステージからチラリと覗いた“生身”の瞬間

 何度も観ている人はもちろん、初心者でも漏れなく楽しめるエンターテインメント性の高さがEXILEライブ最大の魅力だが、今回も巨大神殿を思わせる4本の太い柱や中央ステージいっぱいに広がるワイドスクリーンなど、ドーム内はまさにゴージャスで荘厳なテーマパーク。パノラマで流れる銀河や炎、花火の映像と無数に飛び交うカラフルなレーザー演出は迫力満点の大スペクタル映画を観るようだし、シルエットのパフォーマーたちが映像と重なり2次元(映像)と3次元(人間)が一体化していくさまは進化した近未来の世界に入り込んだよう。瞬時にトリップし異空間へとのみこまれていくが、1曲目「EXILE PRIDE」が始まった瞬間、観客は溜まりに溜まったマグマを放出するように一気にスパーク。この日最初のボルテージMAX値を叩き出した。さらに「ALL NIGTH LONG」や「Each Other's Way〜旅の途中〜」など、スケール感のあるナンバーと幻想的な映像でドーム内は完全に制御不能な陶酔&興奮状態。その非日常感に身を委ねる感覚が何とも快感だが、「Choo Choo TRAIN」が流れると場内は新たな感動のBIG WAVEへ。「HIROさんとの最後のChoo Choo TRAIN!」という掛け声と“EXILEダンス”に一段と熱気を帯びた歓声が上がり、「歌いながら涙腺がヤバかった」と思わず漏らしたATSUSHIの言葉に胸が熱くなる。それは完璧に作り込まれたステージからチラリと覗いた“生身”の瞬間であり、今ライブならではのレアな一場面だろう。続く「VICTORY」では14人分のトロッコが登場し、アリーナ内を凱旋。しかもこのトロッコ、側面にメンバー1人ひとりのそっくりな似顔絵が描かれており、14台が移動し終えて並ぶとセカンドステージに早変わりするというスグレモノ。さらに「WON'T BE LONG」で再び移動し横1列に並ぶと花道になる変幻自在&贅沢な仕掛けで、序盤のハイライト=パレードシーンを飾った。

 でも料理でいうならここはまだ前菜。次は粒ぞろいの“ファミリー”たちの登場で、まずE‐girlsが着物をアレンジした衣装で華麗かつ、アグレッシブなダンス対決を披露。その後はCGによる大輪の花火が何発も上がり、三味線の音と共に会場を和の世界観で艶やかに染め上げていく。続いてTHE SECOND from EXILEのメンバーが現れ、DJ MAKIDAIとのスペシャルコラボでステージを席巻。さらにひときわ高い歓声と共にステージに滑り出したのはGENERATIONSと三代目 J Soul Brothersで、EXILE TRIBEとして初のコラボを果たした「BURNING UP」を若さとパワー溢れる全力パフォーマンスで魅せた。悲鳴に近い声援が上がるなか、次世代の勢いをたっぷりと見せつけ前半を締めくくってくれた。

メンバーにとってもファンにとっても大きな節目を終えた貴重な瞬間

 替わって中盤はじっくり聴かせ、しっとり酔わせる“静”のパート。バレエダンサーによるロマンチックな創作ダンスをバックに「Ti Amo」と「ふたつの唇」、そしてATSUSHIのピアノ弾き語りで「道しるべ」、TAKAHIROの「with…」と、それぞれの歌声でムーディーな空間を作り出す。また「12年間の感謝を込めて」(ATSUSHI)ラインナップされた「ただ…逢いたくて」や「運命の人」などのバラードメドレーでは、メンバーとファンが12年の歴史を歌と共に辿る濃密な時間を演出。何度も聴いてもいつ聴いても、胸に沁み入り酔わせてくれる。そんな時を超えるEXILEバラードの底の深さに場内は陶酔モード一色に。

 そこから一転、後半は新たな幕開けを予感させる「Rising Sun」からスタート。ガツガツと攻めまくる「No Limit」、会場中がひとつになって大合唱した「I Wish For You」などアッパーなナンバーで、クライマックスへの伏線を着々と張っていく。その途中には12年間の軌跡を辿る秘蔵映像も差し挟まれHIROのドレッドヘア時代(!)や初の武道館ライブ写真など、貴重過ぎる在りし日の初々しい姿を次々と披露。客席からは笑いや感慨深げなため息が漏れ出たが、それぞれの12周年の重みと想いを託すようにステージはいよいよクライマックスへと突入。ファミリー総出演で『銀河鉄道999』、そしてラストの「愛すべき未来へ」まで一気に駆け抜け本編は終了
した。

 だが、この日のもっとも大きな見せ場はここからで、まずメンバーからのHIROへのコメント映像が流れたあと、再登場したメンバーがサプライズの胴上げで勇退するリーダーを祝福。TAKAHIROが「HIROさんを落としたら大変なのでみんなで練習した」と照れながら“暴露”したが、その感動と感謝、そして切ない想いに4万7000人から惜しみない拍手が送られ、そんなオーディエンスに応えるようにアンコール大ラスの「Love,Dream&Happiness」を歌い踊り、約4時間にわたる大仕事を締めくくったEXILE。それはメンバーにとってもファンにとっても大きな節目を終えた貴重な瞬間だったが、同時に「これからも昇っていく」(MAKIDAI)という言葉通り新たなスタートの始まり。すでにパフォーマーのオーディションも決定している彼らが次はどこへ向かい、どんな景色を見せてくれるのか。そのポテンシャルはまだまだはかり知れないが、いまライブの記憶が“新生EXILE”の大きな原動力になるのは間違いないだろう。
(文:若松正子)

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