• ホーム
  • 芸能
  • 地下アイドルヲタの現場記録〜知られざる世界の実情〜Vol.1

地下アイドルヲタの現場記録〜知られざる世界の実情〜Vol.1

地下アイドルヲタを自認するライター、シーウィード高科。
アイドルへの“ガチ恋”経験も経て得た、その特異な世界でのすべての感情、思い出の数々を赤裸々に白日のもとにさらす! ここまで深い地下アイドルの世界、アイドルヲタの実情を少しでも理解してもらうために……。3ヶ月間の集中連載スタート!!

【第1回】地下アイドル現場の実情(序章)

“アイドル”という言葉から誰を想像するだろうか?
 松田聖子? モーニング娘? それとも、AKB48? ももいろクローバーZ?
 いずれも大ブレイクを果たした彼女たちだが、実はいずれもしっかりとした芸能事務所に所属していることはあまり言及されていない(AKB48の場合は個人差はあるが秋元康氏傘下なので含む)。

 すごく乱暴で下品な言い方をすると、体力のある芸能事務所やレコード会社が、地道な努力で這い上がってくる雑草魂的ストーリーの台本を書き、それを長期的戦略+政治力によって時には隠し、時に強引な手を使い、絶妙な差し引きとタイミングで演出していく。非常に綿密に練られたプランをもとに。そのプロセスをもって作り上げられたのがテレビや雑誌を彩る“ブレイクしたアイドルたち”だ。少しイヤミな書き方になっているが、悪意があるわけではない。売れたアイドルこそ、そんな裏事情に関しては知らないことだろう。

 友だちと遊びたいし彼氏と過ごしたい……もう、思春期真っただなか。それでも放課後や休日をボイストレーニングやダンスレッスン、取材やライブなどの想像を絶するような過密なスケジュールに追われて、なおかつ笑顔を絶やさずに仕事をしていること。それは紛れも無い事実であり、努力で為されていること以外の何ものでもない。尊敬の念しかない。

 だが、ここまで書いておいてなんだが、ここで触れるのはそこではない…。

“まだブレイクしていないアイドルたちがいる場所”
 について書くのである。

 いわゆる、【地下アイドル現場】と呼ばれるシーンだ。
 そこには綿密な計画も無ければ、素晴らしい物語の台本もない。お世辞にも立派とは呼べない規模のプロダクションがアイドルの卵と二人三脚で駆け回る。

 良く言えば嘘の少ない(無いとは言わない)エンターテインメント。悪く言ってしまえば行き当たりばったりの危ういビジネス。

 ずさんな管理体制。
 そんな環境でビッグ・アイドルを夢見て日々頑張る物語にはどんなことがあるのか。例えばメンバー同士の嫉妬やケンカならば想像に易しいだろうが、ヲタやファン同士はどうか? どんな運営でどうやって儲けているのか? どんな事をしているのか?

 アイドルからレスをもらえなくて精神を病んでしまったり、本気で恋愛対象として見てしまい、思うような接触ができず落ちていく者。消えていく者。嫉妬、軋轢……。

 ピンチケ、ガチ恋、排他、他界、接触厨……通常では耳にしない言葉が飛び交うこの地下世界。ライブや握手会、写真撮影会の実情などを実際の取材……いや、リアルタイムで現場に通っている目線から書いていく。

 とはいえ、あくまでもヲタ目線での話なので多少の妄想や主観多めでの記述には目を瞑っていただきたい。その上で読んでいただく事をご容赦いただければと……。
(文:シーウィード高科)

オリコンニュース公式SNS

Facebook、Twitterからもオリコンニュースの最新情報を受け取ることができます!