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Not yet『1年4ヶ月ぶり新曲&最近“ヒリヒリした出来事”を語る』

Not yet 1年4ヶ月ぶりのニューシングルはポップでカッコいい「ヒリヒリの花」。ヒリヒリが多いほど人生が豊かになる? 北原里英ちゃんと横山由依ちゃんに、“最近のヒリヒリ”について聞きました!

『選抜じゃんけん大会』は相当ヒリヒリしました(北原)

――新曲「ヒリヒリの花」は、ポップな曲にカッコいい歌詞が特徴ですね。
横山由依そうなんです。曲調は今までのNot yetっぽいんですけど、歌詞の内容が哲学的で珍しいなと思いました。
北原里英最初はいつものNot yetっぽいなと思って歌っていたんですけど、後々歌詞と向き合ってみると、生き方としてすごく核心を突いている歌詞だなぁと感じました。一番好きなところは、2番のサビ前の<ちょっと無理めなものを追いかける>というところ。

――里英ちゃん自身にも当てはまる?
北原そういう人生でありたいなって思いますし、無理かもしれない夢をずっと追いかけていたいと思います。女性としても無理めな“イイ女”でありたいです。

――(笑)それってどういう女性?
北原男性から見て「俺にコイツは無理だよ〜」くらいの女性でありたいんですよ。
横山高根の花みたいな感じがいいんですか?
北原そうそう。高根の花になりたい。

――なろう!
北原いや〜どうしてもなれないですよ。なんだろう? この庶民感。
横山あははっ!
北原だからこそ、その1フレーズが胸に刺さるんです。
横山(笑)。私は<正々堂々と 真正面から 大好きですといえばいい/たとえ振られたとしても晴れやかだ>っていうところが好き。これは恋愛の話やけど、人生に置き換えてみたら、真正面から思いきってやったことは失敗したとしても、そこから見えてくるモノもあるかな? と思って。そういう生き方をしたいなって思います。

――そうですね。この歌は本当に勇気が持てますね!
北原最近は歌を聴きながら、自分のヒリヒリする瞬間を思い浮かべてみたりしてます。

――それはどんな瞬間?
北原一番最近だと、『第4回 選抜じゃんけん大会』は相当ヒリヒリしましたね。今年は本気でセンターを狙う気満々だったので、それだけ本気だったからヒリヒリしたんだろうなと思います。去年は初戦敗退しただけあって、もしかしたら今年ほどはその気がなかったかもしれないですね。今年は絶対に負けたくないと思っていたからこそ、相当ヒリヒリしたんだと思います。

――対戦者と拳を合わせる瞬間なんてすっごいヒリヒリしてたんだろうな〜。
北原まさにその瞬間、震えましたからね。

――ウナギイヌ風の衣装もインパクトあって良かったですよ。顔が同じだー! って思いました(笑)
北原昔から似てるって言われていたので(笑)。じゃんけん大会のときの写真を見たら、かぶりモノはたくさんいたけど、かぶりモノ系の人はほとんど敗退しちゃって、おかげで目立ちましたね。
横山(笑)ホント多かったですね〜。

――由依ちゃんの衣装は制服だったね!
横山ユーキャンのCMで着てる制服やったんですけど、スモークが出すぎて白衣を脱ぐところがまったく見えてなかったです(哀)
北原ウソ!? それ残念……。
横山ホント残念でしたぁ……(笑)。でも私がヒリヒリしたのはやっぱり、『AKBチャレンジ ユーキャン』の結果発表のときですね。握手会の会場で通知書を開封したんですけど、CMであんなに大々的にやっていたから落ちるワケにはいかないじゃないですか。あのときは本当にヒリヒリしました。もしも落ちてたら、ヤバイ空気だったでしょうね。
北原考えるだけで恐ろしい……(笑)
横山ホントに良かった〜。資格に挑戦したいというファンの方も増えたのでうれしいし、応援したいと思います。

もし失恋したら友だち呼んで飲みます(笑)

――ミュージックビデオはストーリー仕立てになっていますね。4人それぞれが失恋しちゃうんですね?
北原そうなんです。映画を一緒に観に行く約束をしていた彼氏が約束の場所に来なくて……。たぶんその前に別れ話か何かあったんでしょうね。でも、「もしも、やり直せるのだったら映画を一緒に観よう」と言ったんでしょう。……あ、これ私の妄想ですよ(笑)。でもやっぱり来なくて。それでひとりで観に行って、そして立ち直るというストーリーです。失恋という経験は、歌詞ともちょっと繋がるんじゃないかな?

――うん。失恋って人生においてすごく大きなことだと思います。
横山キタ―!
北原出ましたね? 女性ライターさんって……もぉ〜(笑)!
横山この間もね、いい人生をおくるためには失恋しないといけないって。それで、失恋するためには恋愛しないとって話になったんですよ(笑)
北原失恋しないと人生わからないじゃないですか。だって私、西野カナさんとか加藤ミリヤさんを聴いて泣いたことないですもん。

――そっか〜。
横山想像でしかないんですよ〜。失恋した〜い!
北原想像力だけは豊かなので胸がキュンとなるんですけどね。でも会いたくて震えたことないですもん。

――恋愛は人生の半分を占めますよ。(←大げさに言ってます!)
北原&横山ええ――っ!
横山いいな――!
北原なにそれ! いいな〜〜!
横山素敵な恋愛、してきましたか?

――してきました。
北原&横山ええ――っ!

――人生終わるんじゃないかくらいの失恋もしましたよ。
北原そういうのをしてみたいのよ! 仕事にも行けなくて有給休暇使っちゃうみたいな。
横山有給ないけどね。
北原そうそう(笑)

――もしも失恋したらどうする?
横山里英ちゃんやりたいのあるやん。なぐさめてほしくて、私とかを呼んでファミレスでヤケ食いする。
北原そう。朝まで。

――朝まで?(笑)
北原朝4時なのに、「私、ドリア食べる。今日だけはいいよね!」みたいな会話をするんです。
横山そういうのを里英ちゃんはやりたいんですよ。
北原じゃあ由依ちゃんはどうする?
横山えー? ……失恋したとき、何しました?

――飲みました。
北原やっぱり(笑)。飲もう!
横山じゃあ友だち呼んで飲みます(笑)
北原そうしよう。で明け方、「大丈夫? あんな男なんて〜!」みたいなのやりたい!
横山失恋しよう!

――(笑)。いずれはステキな恋をしてね!
北原そっか。先に恋愛か〜。

――CD各タイプの3曲目には、各メンバーのセンター曲が入っているんですよね。里英ちゃんセンター曲が「ささやかな僕の抵抗」(Type-C)。70年代の日本の歌謡曲みたいな懐かしさがある曲ですね。
北原この曲は歌えば歌うほど自分の歌に思えてきます。

――ノスタルジックな歌詞だけど、最近の里英ちゃんはそういう気分なの?
北原あー。確かにレコーディングしていた時期は大変ノスタルジックだった気がします。今は超元気なんですけどね。(じゃんけん大会で)選抜入りするちょっと前から元気だったので入れたんだと思います。

――そして由依ちゃんのセンターが、ユーキャンのCMソング「見えない空はいつでも青い」(Type-D)。
横山ここに入るとは思っていなかったので嬉しいです。これは“Yui Yokoyama with friends”というクレジットになっていて、AKB48のメンバー8人が一緒に歌ってくれています。
北原私は(そのなかに)友だちだから入れたようなもんです。CMにも出ているんですけど、由依ちゃんの日常に私がいないとリアルじゃないですからね。
横山リアルを追求すると里英ちゃんがいました。本当にこの曲、スゴイ好き。

――じゃあ、Not yetとして、今後は何がしたいですか?
横山アルバムが出せたらいいな。
北原ね。アルバムを引っ提げてツアーも回れたらいいな。みんなの出身地で凱旋ライブしたいですね。
(文:三沢千晶/撮影:鈴木かずなり)

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