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井上真央&岡田将生 SPECIAL INTERVIEW “上げるも下げるも自分次第”のプレッシャー

恋人役を演じた『僕の初恋をキミに捧ぐ』以来4年ぶりに共演した井上真央&岡田将生。宮藤官九郎の脚本による“謝罪エンターテインメント”『謝罪の王様』では、お互いに振り切れた役どころでこれまでにないコミカルな顔をみせる! そんなふたりの普段の関係性がそのまま表れた(!?)2ショットインタビュー☆

えっ!? 同じ想いで演じていたつもり…[井上真央]

──井上さんの演じた倉持典子、岡田さんの演じた沼田卓也、思いっきり振り切れた役でしたね。
井上一歩引いて、淡々としていて、ちょっと暴力的なところもあって、楽しかったです。
岡田僕にとってもチャレンジングな役で、楽しかったですね。ただ、井上さんとは4年前に『僕の初恋をキミに捧ぐ』で共演させていただいているんですけど、(役として)あんなに優しかったのに、あんなに一途に愛してくれたのに、今回は……。
井上えっ!? 同じ想いで演じていたつもりでした(笑)。
岡田いやいや、ぜんぜん違いますよ! すごくツンツンした井上さんを見せてもらいました(笑)。
井上今回の役の岡田くんは、気持ち悪かったです(笑)。爽やかでイケメンな役が多かったので、こんなに気持ち悪い役もできちゃうんだと。あっ、これは褒め言葉ですからね(笑)。

──と、気持ち悪い連発ですが(笑)、岡田さん、演じることに抵抗はなかったんですか?
岡田それはなかったですね。いろいろな役をやっていきたいと思っているので、全力で応えようと。監督と相談しながら作っていきました。

──井上さんのレオタード姿も驚きでした。
井上衣装合わせで着ていたんですが、いざ本番で着てみると「まあ、いいか……」と、吹っ切れました(笑)。また、吹っ切るという意味では(高橋)克実さんに「ハゲハゲ」って言わなくちゃならなかったりして。でも、みなさん吹っ切って楽しんでいたので思いっきり演じています。

──そんな隅々まで笑いが散りばめられた『謝罪の王様』のストーリー、初めて読んだときの感想は?
井上謝罪というテーマをここまで広げるって、すごいですよね。とにかく、宮藤(官九郎)さんの脚本を読めたことにすごく感動しました。
岡田僕も同じで、あの世界観に圧倒されました。緻密なストーリーでセリフがおもしろくて、何回読んでも笑ってしまうんです。
井上でも、そういうおもしろいセリフって、見ている方はすごくおもしろいかもしれないけれど、演じる方は期待に応えなくちゃならなくて。上げるも下げるも自分次第なのですごく緊張しません?
岡田緊張しましたね。

──それが「コメディは難しい」と言われるゆえんなのでしょうか。
井上だと思います。台本を読んでおもしろかったのに、自分が言葉にした瞬間にそのおもしろさがなくなってしまったらどうしよう……と不安になってしまう。おもしろいからこそプレッシャーというかハードルは高くなる気がします。
岡田僕はコメディをやったことがなかったので、コメディの難しさと楽しさを学ばせていただきました。人を笑わすことって本当に難しくて。どのシーンも一回目が一番緊張しましたね。「コイツ、いったいどんなふうにこのセリフを言うんだ?」っていう空気に緊張してしまうんです。

成長した姿を見せないと喝を入れられる(笑)[岡田将生]

──また、監督は『舞妓Haaaan!!!』の水田監督。井上さんは『綱引いちゃった!』に続いての水田作品となりますが、岡田さんは初めてですよね?
岡田ずっとご一緒させていただきたいと思っていた監督さんなので、嬉しかったです。リハーサルでも本番でも、誰よりも最初に水田監督が笑ってくれる、それがすごく嬉しくて。セリフの言い方とか演技は基本、俳優に任せてくれているんですけど、監督に「こうやってみて」と言われてやってみると、ぐんとおもしろくなる。自分自身の演技の幅を広げてもらった気がします。
井上(資料の写真を指して)もう、こんな変顔するんですからね(笑)。こんなに格好いい人がこんな顔するなんて(笑)。
岡田格好いいなんて思ってないでしょ?
井上思ってる、思ってる。顔は好きなの。
岡田顔“は”って……性格は?
井上顔は、好きなの(笑)。
岡田……(苦笑)

──仲いいですね(笑)。前回の共演のときからこんな感じなんですか?
岡田昔からですね。
井上(笑)
岡田でも、『僕の初恋をキミに捧ぐ』が最初の共演で、それからしばらく会っていなかったので、今回、けっこう緊張したんです。4年も経っているから、少しは成長した姿を見せないと喝を入れられるなと思って(笑)。
井上喝なんて入れてないでしょ?
岡田いや、決して厳しい人だとは言ってなくて。や、やさしい人です……。

──(笑)でも、共演しているからこそやりやすかったというのもあるんじゃないですか?
井上そうですね。“少なからず”作り上げた信頼関係があるので。
岡田その言葉の選び方が傷つくんだよなぁ(笑)。
井上今回の役の延長ということで(笑)。

──とてもいいコンビに見えます(笑)。ちなみに、役柄的にいちばんヘコんだなぁ、傷ついたなぁというシーンは?
岡田多々あります。
井上えっ、ほんとに?
岡田借りた携帯電話を返したときに、僕が耳を当てたところをあからさまに拭くんです。お芝居とはいえけっこう傷つきましたね。プライベートのときでも気を付けないとなって思いました。

──それはアドリブですか?
井上監督の演出です。監督はいつも「真央ちゃん、こうやってみて」って、すごく細かいところにまでこだわられるので、今日はどんな演出があるのかなぁ、どんな仕掛があるのかなぁって、毎日楽しかったです。

──そのシーン、かなり笑わせてもらいました(笑)。続いて、謝罪の映画ということで、最近、おふたりが謝罪したことを聞かせて下さい。岡田さん、今も井上さんよりちょっと遅れて取材部屋に入ってきて、いきなり謝っていましたね?
岡田遅刻ではないんですけどね(笑)。
井上口癖みたいにすぐに謝るので、私がいじめているみたいに見えるんです。
岡田いやいや、いじめているでしょ。
井上ぜんぜん、いじめてないですよ(笑)。最近、謝ったことは……友人との待ち合わせで、微妙な遅刻をすることがあって「道が混んでいて」って言い訳をしたことがあります。でも、この映画で阿部さん(黒島)が言っているように、それは理由にならないって分かったので、違う言い訳を考えるようになりました(笑)。

──たとえば?
井上腹痛とか、飼っている犬が……とか(笑)。だけど、理由を考えるより素直に「すみませんでした」って謝ることが大事なんですよね。
岡田そう、遅れてしまったものは仕方ない(笑)。

──その謝り方がこの映画を観ると分かるというわけですね。せっかくの対談なので、お互い何か聞いておきたいことありますか?
井上(即答で)いえ、とくにないですねぇ。
岡田いやいやいや、ちょっと待ってください、何かありますよね?
井上(笑)
岡田でも、現場でいろいろ話をしているので、そう言われてみると改まって聞きたいことはないかも。
井上そう、けっこう会話しているんです。あっ、でも、ひとつ聞きたいことが。岡田くんは、人見知りなのか人懐こいのか分からなくて。どっちなの?
岡田すごい人見知りです。
井上だけど、懐くとワンちゃんみたいだよね(笑)。
岡田(苦笑)初対面の人とはぜんぜんしゃべれないので、前回のときはほとんど会話していなかったです。
井上敬語だったしね(笑)。役では恋人同士なのに敬語なので、距離を縮めるのが大変だったんです。こちらががんばって話しかけて距離を縮めても、2〜3日するとまた離れてしまって。
岡田僕、面倒くさい男ですね(苦笑)。
井上(うなずいて)私に聞きたいことはありますか?
岡田あんまり……ない、ですね(笑)。
井上やっぱり興味がないんだぁ。
岡田そうではなくて……休みの日とか、何してるんですか?
井上プライベートなことは言えないです。
岡田そう言うと思った(苦笑)。

──なんだか、夫婦漫才みたいですね(笑)。
岡田昔からそうですけど、僕のこと、おもちゃとしか思っていないんですよ。
井上そう、楽しいんです。
岡田認めるんだ(笑)。
井上(笑)

──またおふたりの共演楽しみにしています。
井上もう、ないと思います(笑)。
岡田えーっ! あるあるあるっ!

(文・新谷里映/撮り下ろし写真:逢坂 聡)

映画情報

謝罪の王様

 依頼者たちに代わって謝ることで、多種多彩なトラブルを収束する東京謝罪センター所長、黒島譲。ヤクザの車と追突事故を起こし、法外な賠償金の支払いを迫られていた帰国子女・典子は、彼に助けられる。それがきっかけでセンターのアシスタントとなる。

 二人は、セクハラで窮地に陥った下着メーカー社員の沼田、あるエキストラの起用で外交問題を起こしてしまった映画プロデューサー・和田など、さまざまな顧客に降り掛かる問題を謝罪で解決していく。

監督:水田伸生
出演者:阿部サダヲ 井上真央 竹野内豊 岡田将生 尾野真千子
【公式サイト】
2013年9月28日(土)より全国東宝系にて公開
(C) 2013「謝罪の王様」製作委員会

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『謝罪の王様』公式サイト

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