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(更新: ORICON NEWS

好きな宮崎駿監督作品ランキング『突然の引退発表…緊急企画! 日本アニメ界巨匠の人気作No.1は?』

2013年9月6日、日本のアニメーション映画界をけん引してきた巨匠・宮崎駿監督が長編映画からの引退を公式に発表。突然の出来事に、日本はもちろん世界中に激震が走った。ORICON STYLEでは、緊急企画として、これまでに劇場公開された作品のなかで“最も好きな宮崎駿監督作品”をテーマにアンケート調査を実施。老若男女に愛される名画の数々を改めて振り返ってみよう!

何度観ても泣ける!老若男女から支持される『となりのトトロ』

  • 引退会見を開いた宮崎駿監督 (C)ORICON NewS inc.

    引退会見を開いた宮崎駿監督 (C)ORICON NewS inc.

  • 老若男女から愛される『となりのトトロ』(C)1988 二馬力・G

    老若男女から愛される『となりのトトロ』(C)1988 二馬力・G

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 先ごろ、公開中の映画『風立ちぬ』を最後に長編映画作品からの引退を表明した宮崎駿監督。長年に渡りアニメーションに新風を巻き起こし、日本のみならず世界中から惜しむ声が届いた今回の引退劇。ORICON STYLEでは、監督の引退発表を受け、改めて『宮崎映画アニメで1番好きな作品(※劇場公開作に限る)』について調査を実施。その全作品が“名作”といっても過言ではない中、児童アニメの金字塔とも言える【となりのトトロ】が首位に選ばれた。

 【となりのトトロ】は1988年に公開。昭和30年代前半の日本を舞台に、田舎へ引っ越してきた草壁一家のサツキ、メイ姉妹と、“もののけ”と呼ばれる不思議な生き物「トトロ」との交流を描いた。公開時の配給収入が5.9億円と、興行的には苦戦した同作だったが、日本テレビ系『金曜ロードショー』で毎年のように放送されたことにより、人気が爆発。“トトロ”グッズも大ヒットし、スタジオ・ジブリ躍進の礎を築いた作品となった(※現在も同社を象徴するメインキャラクターの役割を担っている)。

 その、ほのぼのとした作風から、老若男女から支持されているのが同作が首位となった主な要因。「何回でも観たくなる。トトロもサツキもメイもかわいいし、それだけでなく泣ける!」(大阪府/10代/女性)、「メイがトウモロコシをお母さんに渡そうとするシーンが好き! ふかふかのネコバスに乗りたい!」(東京都/20代/女性)、「トトロはいつ観ても泣いてしまう。多分もう自分にはトトロが見えないんだろうなぁ……って思うから」(広島県/30代/男性)など、同作への熱い思いが伝わってくるコメントばかり。

 余談だが、88年の公開当時、同作は高畑勲監督作品『火垂るの墓』と併映だった。『トトロ』を観て、ホッコリした気分に浸ったのち、戦争の悲惨さを描きすぎるくらいに描いた『火垂るの墓』を見終えた主婦たちが、映画館のロビーで泣き疲れて憔悴している姿が何とも印象的だった。

男性層から根強い人気、O.A時はネットも騒がせる『天空の城ラピュタ』

  • 男性支持が高い『天空の城ラピュタ』(C)1986 二馬力・G

    男性支持が高い『天空の城ラピュタ』(C)1986 二馬力・G

 続く2位には、1986年に公開された【天空の城ラピュタ】がランクイン。空に浮かぶ幻の王国・ラピュタを巡り、政府特務機関に捕らわれた少女・シータと、鉱山町で働く少年・パズーの運命を描いた冒険活劇だ。血沸き肉躍るアクション、宮崎監督により創造された美しいフォルムの飛行船などから、特に男性層からの支持が高く、「雲の中に都市があるという世界観と物語が好き」(東京都/20代/男性)、「何度も観ているけど、何度観ても面白い。男だったらラピュタが1番だと思う」(千葉県/30代/男性)など、こちらも幅広い世代からコメントが寄せられた。

 『ラピュタ』も前述の『トトロ』同様、配給収入は5.8億円と振るわず、公開当時は興行的に失敗の烙印を押されたが、後のテレビ放映で人気が上昇。2011年には、劇場公開時のフィルムの風合いを再現したニューマスター版が、通常より40分拡大放送される異例の措置が施された。また近年は、地上波でテレビ放送される際、クライマックスで登場する滅びの呪文「バルス」に合わせ、SNS等で大量書き込みが行われるという“祭り”が発生。新たな楽しみ方が生まれていることも“名作の証”と言えるだろう。

日本の興収歴代トップを記録した『千と千尋の神隠し』

  • 日本映画界の歴史を塗り替えた『千と千尋の神隠し』 (C)2001 二馬力・GNDDTM 

    日本映画界の歴史を塗り替えた『千と千尋の神隠し』 (C)2001 二馬力・GNDDTM 

 そして3位には、2001年に公開された【千と千尋の神隠し】がランクイン。興行収入304億円、観客動員数2300万人越えという日本国内の映画興行成績における歴代トップを記録。またベルリン国際映画祭において、アニメーションとしては史上初の最高賞である金熊賞を受賞するなど、映画史に燦然と輝く作品だ。01年に公開されたことから若年層からの支持が特に高く、10代では首位を獲得。「映画館で観て、いろいろショックだったので」(京都府/10代/男性)、「文化祭でのクラスの演目でもあったので、やはり思い出深い」(兵庫県/10代/女性)などの声が多かった。

 そのほかにも、宮崎監督による初の劇場作品『ルパン三世 カリオストロの城』(4位)、続編制作がまことしやかに囁かれている『風の谷のナウシカ』(6位)など、TOP10に挙がった作品はどれも甲乙付けがたい作品ばかりで、才能が枯渇しない偉大な監督であることが改めて伺える。宮崎監督の引退は非常に悔やまれ、感慨にふけることも大事なことではあるが、数多くの名作を生み落してくれたことに、改めて感謝の意を表したい。

【調査概要】
調査時期:2013年9月6日(金)〜9月11日(水)
調査対象:合計1000名(自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代、20代、30代、40代の男女)
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査

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