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FTISLAND『白熱のアリーナツアーをレポート!』

6月15日の宮城セキスイハウススーパーアリーナを皮切りに行われたFTISLANDのアリーナツアー『FTISLAND Arena Tour 2013 〜FREEDOM〜』。そのツアーの7月11日に行われた東京国立代々木第一体育館の模様をレポート。

FTISLANDの新たな一面が見れた“FT CLUB”

 ゆっくりとミンファンがステージに姿を現し、スティックを高く突き上げると、ドラムソロがはじまった。続いてジェジン、スンヒョンが上手から両手を上げ登場。ベースとギターを抱え、ミンファンのドラムに2人の音色を重ねていく。今度はジョンフンが下手から両手を上げ、「今日もよろしく!」と力強く叫びながら登場。この時点ですでに並々ならぬメンバーの気迫が伝わってくる。ジョンフンのギターが加わり、重厚感あふれるバンドサウンドが構築されると同時に、ホンギが下手から現れ、手招きしながら「Come on!」と観客にアプローチし、1曲目「Time To」に突入!冒頭からロックモード全開!「BEAT IT」と最新アルバム『RATED-FT』のナンバーを畳み掛け、おなじみの「Let it go!」、「WANNA GO」から「TOP SECRET」まで一気に加速!グルーブ感満載のどっしりとした演奏に支えられ、ホンギはステージを所狭しと駆け回り、飛び跳ね、タオルを振り回し、観客と一緒に歌い、これまで以上に自由に音の波のなかを行き来した。

 ステージが暗転すると、スンヒョンのカッティングギターにジェジンの清涼感あふれる伸びやかなボーカルが重なり、「PAPER PLANE」へ。ここから一変して、「Beloved」や「SAOYOGI」とミディアムバラードが立て続けに披露され、一旦クールダウン。「暑くない〜?みんな元気だね〜!」と息を切らしながら笑顔を浮かべるホンギ。「ずっと喉の調子が悪かったから、今日はDVDの撮影もあるし、どうしようしようかと思ってたんだけど、針治療って知ってる?友達に有名な先生を紹介してもらってやってみたら、ビックリするぐらい効くよ!」と、本人が大興奮するほど、この日は喉の調子も好調!「So today…」では、観客をホンギとジェジンチームに分け、2人のお手本に続けて一緒に大合唱。また「Flower Rock」では、おなじみの観客全員での大ジャンプも見事成功!大きな火花が上がった。

 これまでと異なる今回のステージには驚かされたが、最も驚いたのは、中盤の「CLUB SCENE with DJ〜HARUKA〜SATISFACTION〜BARE」。ホンギを筆頭に、メンバーが1人ずつ踊りながら登場!韓国から友人のDJを招き、“FT CLUB”として、エレクトロサウンドにアレンジされた3曲をミラーボールが回るなか、「一緒に遊ぼう〜!」(ホンギ)と、会場は完全にクラブフロア化!また「SATISFACTION」では、ミンファンのエレクトロドラムとジョンフンのエレクトロニックギター、さらに「BARE」では、女性ダンサーも加わるなど、FTISLANDの新たな側面を見せた。

 スケボーに乗って再びステージに登場したホンギは、「もっと遊びたいのかい?」と客席に投げかけ、ツアータイトルでもある「FREEDOM」を披露。ロックとエレクトロを融合したまさに今の彼らを集約した白熱のサウンドを展開し、いよいよライブは後半戦へ。

幸せはすごく近い距離にあった――それぞれの想いを語った感動のステージ

 「え〜ここで、真剣な話をします」と、表情を一変させ、胸の内をゆっくりと吐露していく。
 「僕らは最近たくさんのことがあったんですが、そのなかでいろいろ気づいたこととか、改めて自分のこれまでの人生を振り返ってみたりしたんです。僕は、個人的に映画『フェニックス〜約束の歌〜』に出演して、僕にとって幸せってどんなもんかなって考えたんです。仲良しの友達と、メンバーと一緒にいるとき、ライブで好きな歌っているとき!実は幸せはすごく近い距離にあったんだなと感じました。そして、ライブでは(ファンの)みんながいるから!一番幸せになると思います」(ホンギ)
 「最近4人は映画やミュージカルとか(個々の活動で)忙しいので、俺は今回バンドマスターとしてライブのセットリストや編曲をどうするか、いっぱい考えました。そのときFTISLANDのリーダーとしての責任を感じました。そして、これからもいっぱい責任を持って頑張っていきます」(ジョンフン)
 「幸せだから笑うのではなく、笑うから幸せになるんだと僕は思います。みなさんが笑ったら隣の人も笑って、幸せになれるから。幸せになれるようにいつも笑いましょう〜」(ミンファン)
 「ここ1、2年の間、自分なりの音楽に対してのルールができて、新しい音楽やジャンルを受け入れるのが難しかったけど、最近いろんなジャンルの音楽を経験して、それをしながら感じたことは、やっぱりこういう大変さは、音楽をする人、アーティストにとって必要なことなんじゃないかと。いい曲、新しい曲をみんなに届けることが自分たちのレベルアップにつながるなと感じました。もっといいアーティストになれるように頑張ります。これからもいい曲をいっぱい作ってあげます!」(ジェジン)
 「個々の活動で忙しいなか、力を合わせてツアー、アルバム制作、みんなでめちゃ頑張りました!あ〜本当に時間が過ぎるのが早いです。僕がFTISLANDに入って、4、5年が経ったんですが、信じられないですね。もともとこの席はウォンビンでしたが、正直僕も2年ぐらい前までは、まだそう思っていました。でも、今は考えが変わりました。この席はもともと僕の席だと思います!初心に戻ってがんばります!」(スンヒョン)

 1人ずつ幸せ、決意表明をし、7月24日にリリースされる新曲の「シアワセオリー」をグリーンのライトが照らし出すなか、力強く披露。そのまま本編ラストの「Venus」まで疾走し、演奏を終えると「幸せ〜ありがとう〜」と満面の笑みの5人は、一旦ステージを後にした。

 アンコールの声援に応え再びステージに5人が登場。「まだまだ遊ぶしかねえだろ〜一緒に歌おう〜」と、ライブの定番曲「I wish」「BARE[願う]」で会場とひとつに。「I wish」では、「今日はどんなバージョンでいきます?セクシーバージョン?」(スンヒョン)とピンクのライトに包まれるなか、観客との掛け合いを楽しみ、「BARE[願う]」では、「男性のキーで歌うんじゃなくて、ここは女性のキーで歌って。ジェジン君がお手本を見せてあげるから」と、甲高いジェジンのハイトーンボイスに続いて、全員で大合唱。「みんなすごいね!」と歓喜をあらわにするホンギ。そこに4人の演奏が加わり、見事な一体感、温かな空気が会場を包囲したのだった。

 「え〜っともう1曲しかないんですけど、僕の友達が「You Are My Life」が好きで。友達のためにアカペラでちょっとだけ歌おうと思います」と、ホンギの突然の提案に、ジョンフンがスンヒョンの肩を抱き、スンヒョンのギター、ジェジンのコーラスが加わり、アコースティックバージョンの「You Are My Life」を少しだけ披露。会場は予想外のサプライズ、ドラマティックなホンギの歌声に大きな拍手が沸き起こった。「みんなが持っている僕らのイメージってなんですか?(口々に叫ぶ観客)自由なバンドのイメージがあると思うんですけど(笑)、僕らは音楽がやりたくて集まったのに、いろんな仕事があって、事務所とケンカしたり、悩んだりしたんです。だけど、最近は僕らもちょっと大人になろうと話し合って。これからは、僕らが嫌だったことも、僕たちが本当にやりたいバンド、音楽ライフをやっていくために一生懸命頑張ります。もし、僕らが番組とかで真面目なフリをしても、我慢して見守っていてください(笑)。その分、いい曲作ってあげるから!」(ホンギ)と最後に約束し、5人は渾身の力を込めて「LIFE」を披露。約3時間に及んだライブは幕を閉じた。

 インタビューで、メンバーが今回は今までで一番ハードな、ノンストップの凄いライブになる!と言っていたが、各公演を通してたくましく成長した5人がステージに存在していた。ここまでくる過程で彼らに様々な出来事やトラブルもあったであろうが、さすが有言実行の男たち。自分たちの想いを音に乗せ、歌声で表し、観客と、自身とまっすぐ向き合うなかで、個人として、そして、FTISLANDのメンバーとして、このアリーナツアーでまた新たな課題や目標が生まれたに違いない。

(文:星野彩乃)

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