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山口一郎(サカナクション)『映像ディレクター体験ができる、WEB企画がスタート!』

5月19日に行なわれた千葉・幕張メッセ公演の模様が7月28日にWOWOWでいよいよ放送される!今回のライブでのこだわり、そして12台のカメラで撮った映像を自由にスイッチングできるWEBサイト企画について、ボーカルの山口一郎に話を聞いた。

“サラウンド”を使って“バイノーラル”を再現したライブ

  • サカナクションの山口一郎

    サカナクションの山口一郎

  • 映像ディレクター体験をする山口

    映像ディレクター体験をする山口

――まずは今回のツアー『SAKANAQUARIUM 2013 sakanaction』を振り返ってもらいましょう。
山口一郎自分たちのバンド名がタイトルになった6thアルバム『sakanaction』を3月にリリースしたんですが、その時に目標にしていたのが“表裏一体”でした。作品としては作りたかった世界観も出せましたし、ちゃんと完結していたんですけど、それをライブで演奏したとき、どう変貌するのかは実際にやってみたいとわからないところもありましたから、メンバーとスタッフと一緒に、チームサカナクションでいろいろ話し合ったりしました。

――どういうことを話し合ったんですか?
山口これまではステージ上での演出などの部分において、僕らは“総合芸術”という言葉を使ってきたんですが、芸術性だったり、ビジュアル面で見せていくということにすごく意識がありました。でも、伝えることは“体験”であって、“音楽体験”が重要なんだと改めて思ったんです。というのは、今回のアルバムにはタイアップ曲がいっぱいあって、ライブに来てくれる層がかなり広がったんですよ。上は60代から下は4歳まで。そんな小さい子に僕らの音楽が届いているんだっていうのを知って、いい意味で責任感もありましたし、そういう子たちにどういう音楽を体験させてあげられるのかなって。それによってその子の音楽偏差値というか、今後の人生も変わってくるぐらい大切なことだと思ったんです。

――小さい子じゃなくても、今回の幕張メッセで試された音響システムはすべての層のファンに大きな衝撃を与えたと思います。
山口今回のアルバムで“バイノーラル”という録音方式を採用しました。それは360度すべての音を拾うことによって、ヘッドフォンで聴いたときにその場にいるような感覚を体験できるんですけど、結構昔からあった技術なんです。最近、ヘッドフォンやイヤホンで音楽を聴く人も増えてきたということで見直されてるんですけど、ライブでもこれと同じような感覚を体験できたらいいなって。スタッフとも話し合ったなかで出たアイディアが“サラウンド”を使って“バイノーラル”を再現することだったんです。

――前方だけでなく、サイドや後方にもスピーカーを設置するというやり方ですね。
山口はい。でも、単純に「後ろからも音が鳴ってて面白かったね」っていうライブはイヤだなって僕は思っていたので、(前方の)2つのスピーカーでは足りないからサラウンドにするんだという共通見解というか、価値観をメンバーやスタッフと共有することが大事だと思いました。スピーカーは全部で228本。サブウーファーが54本(笑)。

映像ディレクター体験を実際にやってみたらハマりました(笑)

――実際、音の“鳴り”はどんな感じでしたか?
山口リハーサルで音を出した時に、クラブで体験するような低音の感じ方がありました。体全体が鳴るというか、お腹に響くというか。それは決して気持ち悪いものではないんです。ですから、「これはイケるぞ!」って思いましたね。僕らは“ハメる”って言葉を使ってるんですけど、クラブを知らない子たちもハメることができる音だと思いました。

――目指していたライブ空間が具現化した感じというか、達成感もあるんじゃないかと思いますが。
山口僕らのライブの面白いところは、タテノリとヨコノリが混在してるところな→トルです。クラブでダンスミュージックを踊り慣れてる人もいるし、ポップスのコンサートによく行ってて同じ動きをする人たちもいる。それがいい温度になってきたとき、いい意味でカオスになるんです。その瞬間が幾度となくあったのが気持ちよかったですね。でも、目指してるライブとは違うかな。まだまだやり残したこともありますし。

――それはどんなことですか?
山口今回の“サラウンド”を野外でやったらどうなるのかなって。音が風で流されるし、室内のようには平等に音が届かなくなるけど、(壁からの)音の返りがない分、ダイレクトに伝わるからもっと面白いことができるんじゃないかって、いろいろ考えてたりしますよ。昨今の若者たちが野外で音楽を聴くのって“フェス”しかないんですよ。次から次へと違うバンドが登場して、途中で休憩して、夜になるとまた観に行くというすごくお行儀のいいフェスばかり。だから僕たちはレイヴをやりたいんです。フェスじゃなくて、野外でのワンマンを。フェスだと“音楽が好き”という繋がりはあるけど、同じミュージシャンが好きという共通点があまりなかったりするんですよね。でも、ワンマンだとまわりの人たち全員と繋がれるわけです。生まれて初めてのキャンプと生まれて初めての野外ライブが同時に10代の時に起きたら、その子の人生、絶対に変わります!音楽を楽しむだけじゃなくて、音楽を知ってもらうこともすごく重要だと僕は思っているから、高校の先生が生徒を引き連れてくるような課外授業みたいなレイヴパーティーがあってもいいし、いつかやっていらいですね。

――最後に、今回WOWOWの特設ページでサカナクションのライブ映像を視聴者が自由に編集できる企画を行ないます。山口さんにも実際に体験してもらいましたが、その感想を聞かせてください。
山口12台のカメラで撮った映像をひとりで切り替えて繋げていくというのは、ちょっと難しいかなって思ったんですけど、実際にやってみたらハマりました(笑)。思ってたよりも操作が簡単だし、自分がディレクターになって発信する感覚を持てるのが新しいなって。ライブ映像を観てる時に「このシーンはあの人が観たいのに」って思うことがよくあるじゃないですか。これだと自分の思うように作れますから。でも、通して観てみたらしっくり来ないとか、そんなふうに感じることもあると思うんです。なぜ放送のときにあのカメラワークだったのかもわかってきたりしますから、より音楽のことを知るきっかけになりそうですね。これがきっかけで映像の道に進みたいと思う人もいるんじゃないでしょうか。
(ライブ写真:石阪大輔[hatos])

サカナクションのライブはWOWOWで観よう!

サカナクション SAKANAQUARIUM2013 sakanaction
【放送日時】7月28日(日) 午後9時〜 [WOWOWライブ]

サカナクションがこの夏出演するフェスも続々放送!
「現地より生放送!ROCK IN JAPAN FES.2013」
【放送日時】8月2日(金)〜4日(日) 午後3時〜
「現地より生放送!SONICMANIA 2013」
【放送日時】8月9日(金) 午後10時〜


あなただけのオリジナル映像を編集しよう!
12台のカメラで撮った映像を自由にスイッチングして最新ツアー『SAKANAQUARIUM 2013 sakanaction』のオリジナル映像が編集できます!
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