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二階堂ふみ『今はまだ言えないけど…明確に見えてきた“行きたい場所”』

観に行きたい映画は『ジョン・カサヴェテス レトロスペクティヴ』、読んでいる本は橋本治の『二十世紀』、いろいろなファッションに興味がある──若手の演技派女優として世界から注目を浴びている二階堂ふみは、独特な個性があってどこか大人びている。そんな彼女が1年前の『ヒミズ』撮影をふり返りながら17歳の今を語る!

そのとき感じたものは傷みたいに残っている

──若い女の子たちの間で園子温監督作がすごく人気を集めていますが、十代の二階堂さんからみて、若い女性を惹き付ける魅力は何だと思う?
【二階堂】 まず、作品にものすごいエネルギーとメッセージを詰め込んでいる方ですよね。でも、園さんが何を伝えたいのかを私たちは考える必要はないと思っているんです。私たちは園さんの作るものを観て感動するだけ。何かを伝えようとしていて、それを受け取らなきゃというのではなく、一人ひとりが自由に答えを見つけ出したり、疑問を持ったりできる映画──だからとても感動するんです。私はそういう園作品の世界観が好きです。

──二階堂さんにとっての『ヒミズ』現場での園監督の印象は?
二階堂今まで園さんと一緒に仕事をしてきたスタッフの方と、私の園監督のイメージは違っていて……私にとっては、お父さんみたいな感じ。園監督とどのタイミング(時代や年齢)で出会ったかにもよると思うんですけど、私が会ったときは、お父さんみたいなどっしりとした大人の方だったんです。『ヒミズ』のなかでは大人と子どもの対立が描かれていますけど、それを全部包み込むような監督さんでした。

──DVD特典映像には撮影風景も収録されていますが、メイキング映像を観て当時のどんなことを思い出しました?
二階堂現場でこんなこと言っていたなぁ、あんなことあったなぁ、川に飛びこんだりしていたなぁって、いろいろ思い出しました。気づいたこともあって……「『ヒミズ』の現場はどうでした?」って聞かれると、今なら「楽しかった」と答えているけれど、メイキング映像では「今日、恐かった」と言っているんです。(その映像を観て)ああ、私はあの現場で恐怖と戦っていたんだなと。たしかに、そのとき感じたものは傷みたいに残っています。いい傷として。どの1日も忘れられない現場で、ものすごく大きく自分が変われた作品です。

ムチムチするように体重を増やした

──茶沢を演じているときよりも随分ほっそりしましたね?当時は体重を3〜4キロ増やしたとか?
二階堂ムチムチしている方が中学生っぽいかなと思って、自分で体重を増やしたんです。肉体的な母性が伝わった方がいい役だと思ったので。でも、撮影が終わるころには痩せていました(笑)。1年でずいぶんと印象が変わるんだなって、自分でも驚いています。

──役作りのために坊主になったりする俳優さんもいますが、二階堂さんは役のためならどこまでできる?
二階堂死なない程度なら(笑)。監督の言うことは絶対だと思うから、監督がやれと言ったらやるしかない。だから何でもやります。ただ、監督についていくだけじゃダメだとも思っていて。監督と一緒に映画を作っていくという姿勢が必要だと思うんです。

──『ヒミズ』では共演の染谷将太さんとも一緒に作品を作っていったわけですが、改めて共演してみた感想は?
二階堂染谷くんとは『ヒミズ』の後も2作品ほど共演をしていて──。同世代でこんなにも衝撃を受けて圧倒された俳優さんは染谷くん以外いないですね。「おもしろい俳優さんだな」と思うことはあっても、「なんだ!この人?」って思ったのは彼だけ。ちょっと悔しいくらいです(笑)。大好きな俳優さんですね。

──また共演したい?
二階堂それは……どっちでもいいです。

ヘアメイク:池上豪/スタイリスト:望月恵
衣装協力:FOR flowers of romance(045-402-2915)naughty(03-3793-5113)

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(文:新谷里映/写真:逢坂 聡)

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