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アンダーグラフ『7人のプロデューサーとともに作り上げた、いまと今後のアンダーグラフ』

アンダーグラフからニューアルバム『7+one 〜音の彩り〜』が届いた。制作期間2年をかけ作られた今作は、7人の著名プロデューサーとともに作り上げた色とりどりの7曲に、力強いセルフプロデュース曲を加えた全8曲。互いのアイディアをキャッチボールさせ、高め合いながら完成させた、彼らのこれからを随所に感じる1枚だ。

「7人のプロデューサー」と一緒にやることで、もう一度音楽を勉強したかった

  • 『7+one 〜音の彩り〜』ジャケット写真

    『7+one 〜音の彩り〜』ジャケット写真

――今回は7人のプロデューサーと一緒に作り上げていますが、まずはその思い立ちから教えて下さい。
真戸原直人ギターの阿佐(亮介)の脱退の後、僕たちのなかでも、“音楽をもっとストイックにやりたい!!”という願望が芽生え出してきたんです。そんななか、音楽をどれだけ吸収できるかと、12ヶ月連続でゲストを呼んで、アコースティックライブを演ったりしたんですけど、作品作りでも、その辺りを高められないかと。そこから『七人の侍』じゃないけど、“7人のプロデューサー”と一緒にやることで、もう一度音楽を勉強してみようとなったんです。

――では、最初からプロデューサーは7人で行こうと?
真戸原決めてましたね。“7人の音侍”というイメージがあったんで。あと、どうせやるなら、これまでやったことのある方、初めての方、大先輩、同世代と、さまざまな方とやりたいというのはありました。
中原一真ここ数作は自分たちでやってきましたが、ここでもう一度、新しい血を入れてみても面白いかなって。自分たちである程度できる自信もあるんで、変にかえられることもないだろうし。あと、新たな自分たちの引き出しを開けてもらえることにも期待していたし。おかげさまで新たな大発見の連続でしたね。特に、根岸(孝旨)さんとは初めてだった上に、ベーシストのプロデューサーさんとやるのも初めてで。ベーシストとしての立ち位置や曲全体の見方も勉強になったし、何よりも音楽をやる楽しさに再び出会えたのが一番大きかったですね。
谷口奈穂子ホント、一緒にできること自体嬉しかったですからね。“教えてもらえる”、“吸収できる”、“一緒に音楽を作れる”、そんなワクワク感がやる前はすごくあって。作っている時も、楽曲がさらに広がっていく喜びも実感できたし。どの曲もキャッチボールをしながら完成させていったので、一緒に作り上げた感も大きかったですね。
真戸原みなさんには、「新人バンドと一緒にやる気持ちで」と、お願いしたんです。売れるものやすごいものを作ろうじゃなく、一緒に良いものを作ろう、そんな共通気概をもってみなさん付き合って下さいました。

――ちなみに今回の人選は?
真戸原基本的には、僕の携帯アドレスに入っている人が中心で(笑)。いままで一緒にやった方とも再びやりたかったし、“この人なら面白い立場でやってくれそうだ”って方々に、お声をかけさせてもらいました。案の定、みなさんやり方も考え方もアプローチや感覚、理論もまったく違いましたね。

いまの、そしてこれからのアンダーグラフが表れた1枚になった

  • アンダーグラフ (左から)中原一真、真戸原直人、谷口奈穂子

    アンダーグラフ (左から)中原一真、真戸原直人、谷口奈穂子

――今回は作詞/作曲でも共作がありますが、そこは?
真戸原これが非常に勉強になりました。よりストイックになれたというか。メールのやり取りで、歌詞を完成させたものも多いんですけど、そのやり取りの数も半端なくて。いしわたり(淳治)さんとは言葉遊びのようにやってみたし、常田(真太郎=スキマスイッチ)君とは、言いたいこと、伝えたいことを軸に、一緒に言葉を出し合って作っていったし。それぞれ僕の歌詞論とは違っていて勉強になった反面、自分の歌詞論も確固たるものになりました。

――では、いろいろな人と付き合うことで、逆に自分がよく見えるようになったと。
真戸原ですね。相手を通して改めて自分が見えたというか。ほかから見た自分たちのイメージや魅力を改めて教えられ、気づかせてもらいました。藤井(丈司)さんとやった曲では、アレンジにもストーリーが必要なことを改めて教えてもらいましたからね。

――レゲエ、琉球音階+雅やかなもの、はたまた土着的なものまで、リズム隊もかなりフレキシブルですよね。
谷口いろいろと引き出してもらえました。自分ひとりだったら、このメロディーにこのパターンは浮かばないってことも多々成立しているし。
中原みなさん最初から頭のなかに答えがあるんですよ。それを一緒に引き出し、形にしていく、そんな作業でしたね。“どう仕上がっていくのか?”も、各曲楽しみだったし。「MATATABI」なんて、<いままでになかったダンスミュージックを作ろう!!>という題目があったんで、最初に10パターン近くリズムパターンを用意しましたから(笑)。

――逆にラストの「ビューティフルニッポン」は、セルフプロデュースですね。
真戸原この曲に関しては、逆にシンプルにいきたいなというのがあって。無理しないで、自分たちだけでできる範囲でやってみようと。“3人になったら、こんな裸の音楽になります”っていう曲です。サウンドはシンプルだけど、メッセージ的には強いものを持ってる、その辺りが特徴かな。あと、プロデューサー陣に頼っているだけでなく、自分たちだけでもできるよというアピールの曲でもあります(笑)。結果、これが入ったことにより、これからの方向性も指し示せたかなと。フレキシブルさと確固たるもの、まさしくいまの、そしてこれからのアンダーグラフが表れた1枚になりました。
谷口そうそう。いままでとは違う自分たちを予感できる作品になっていると思います。
中原ここにきて改めて吸収できたことを、これから自分たちでどう消化していくかも楽しみですからね。
真戸原このアルバムとともにライブもやるんで、ぜひ観に来てほしいですね。ライブはライブで今作とは、また違ったアプローチで伝えるんで。幸せで明るい時間にしたいし、人として悲しみや寂しさを乗り越えて笑っていられる、そんなライブをやりたいなと思っています。
(文:池田スカオ和宏)

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