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家族だけに通じる”家語”が愛おしい…子どもの成長とともに変化? 「そのままでいてほしい」揺れる親心

 各家庭や実家などで使われていた、家族だけに通じる言葉=「家語(いえご)」を教えてもらったら笑いが止まらなかった…というイラストがツイッターで話題に。「家語」は、まだ語彙が少ない幼少期の子どもが自分の気持ちを伝えようと頑張って捻り出した言葉が元になっていたり、擬音語や擬態語をアレンジしたものだったり、様々な成り立ちのエピソードがある。微笑ましい「家語」イラストを投稿した、こいしさん(@4comapic)に投稿への反響を聞いた。

「子育ての思い出は写真や動画だけじゃない」家語に独自のおもしろさ

ーー爪楊枝が「チクシ」、静かに歩くことを「ソロリしんざえもん」、ナゲットソースのことを「ぬりぬりちょんちょん」など、各家庭の“家語”には独自のおもしろさが。イラストにはたくさんの“家語”エピソードが集まりましたが、こいしさんはどのように感じましたか?

「言葉は違うものの、同じような現象がどの家庭にも起こっていると知り、ほっこりしました。子育ての思い出が残っていくのは、なにも写真や動画の中だけじゃないんだなと感じました」

ーーこいしさん宅でも、保冷剤が「つめたいつめたい」、ヒールは「トントン靴」など多くの“家語”が生まれていらっしゃる様子ですが、家語はどのような場面で誕生するのでしょうか?

「我が家では、娘がおしゃべりをするようになった時に生まれた言葉が多いです。話すようになったものの、まだ語彙力が少なく、自分の知っている範囲の言葉を組み合わせて、意思を伝えようとする時に生まれた言葉です。例えば、トントン靴は、歩くと『トントン』と音がする”ヒールのついた靴”という意味で、靴売り場でそういった靴を欲しがる娘が使ったのが最初です」

子どもの成長に「そのままでいてほしい気持ちとの狭間で揺れています」

ーー家語があることで、よかったなと思う瞬間はありますか? 例えば、子どもにあえて伝わらないように、親の間で”隠語”のようにして使う言葉もあるのではと思ったのですが…。

「今回描かせていただいた『家語』は、家族みんなが使っているが、家族以外は使わない言葉、という意味合いなので、隠語とはまた微妙に異なるという認識です。なので家庭内ではとても便利なのですが、当たり前に外でも使ってしまうと恥をかくことがあるので、逆に使い方には気をつけたいなと思っています(笑)」

ーー「家語」はとても思い出深いものであることが分かりました。一方でお子さんが成長されるにつれて、一般的な言葉を使えるようになる場面も出てくるのではと思います。そんなときは親としてどのような気持ちになりますか?

「長女が小学生になり、家語からちゃんとした言葉に少しずつ変わって来たなと思っていて、たまに次女の言葉を訂正したりする様子を見ていると成長を感じますね。子どもにとっては、正しい言葉を教えてあげることが大事…と分かっていつつも、子どもたちが自分の言葉で一生懸命考えて作った『家語』がとても可愛いので…そのままでいてほしい気持ちとの狭間でいつも揺れています!」

ーー確かに成長すると寂しい気持ちもありますよね。家語は”家族同士では使っていいよ”とルールを決めれば、家族の仲もより深まりそうですね。こいしさんは日常漫画を投稿されていますが、今後はSNSでどのようなものを描いていきたいですか?

「口に出すほどのことではないけど、なんか気になることや、仕事や育児、家事の合間にほっこりした気持ちになれるような…ささいな話を呟くように描いていけたらと思います」
Twitter:https://twitter.com/4comapic(外部サイト)
Instagram:https://instagram.com/4comapic(外部サイト)
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