• ホーム
  • 芸能
  • 川口春奈 SPECIAL INTERVIEW トントントンッて夢が叶ってしまったらつまらない

川口春奈 SPECIAL INTERVIEW トントントンッて夢が叶ってしまったらつまらない

出演作が続く川口春奈が次に主演するのは、リアルとファンタジーが交錯するホラー映画『絶叫学級』!新しい感覚の怖さに挑んだ撮影で感じたこと、夢を叶えるための努力、大切な友だちの存在について語る!意外な(?)ホラー映画好きの一面ものぞかせる!!

ハードな撮影…気持ち的にはしんどかった

──少女コミック『りぼん』で連載中の人気漫画の映画化ですが、原作は知っていた?
【川口】 原作があることは知っていました。敢えて先には読まず、撮影後に読ませて頂いたのですが……原作も恐いですね。

──映画はその怖さを引き継いでいますが、台本を読んだときの感想は?
【川口】 怖さっていろいろあるけれど、人が一番怖いんだなって思いました。ねたみとか嫉妬心が人の心を変えてしまうんです。私の演じた加奈も変わっていってしまいます。

──シーン的にはどの辺が一番怖かったですか?
【川口】 登場人物の一人ひとりが少しずつ変わっていく様が描かれていて。そのなかでも加奈は、危ない方へ危ない方へと向かっていくので、最後の方は目も怖くなって……。

──そういう怖さを表現するのは、難しかったんでしょうか? 顔のアップが多かった気がしますが、ここは大変だったとか、苦労したシーンは?
【川口】 撮影前にリハーサルがあったので、事前に監督と話をしたり、現場でもシーンごとに相談しながら、一緒に演技プランを考えていきました。表情を徐々に変えていくという演技は、すごく技術を求められたし、プレッシャーもありましたね。内容が暗くて重いので、自分の気持ち的にはしんどかったです。しかも、撮影期間は1週間くらいでハードな撮影だったので、体力的にも大変でした。

──えっ!? そんなに短い期間で撮ったんですか?
【川口】 はい。みんな必死でしたね。

──撮影はハード、映画の内容もハード、そういうなかで気持ちを張っているのは大変じゃないですか?
【川口】 撮影期間的にはハードだったけれど、役柄で水をかぶったり泥をかぶったりしなくてはならない女優さんもいたので、それに比べたら私は全然。また、広?アリスさんと松岡茉優さんは同年代でしたし、ほかの共演者の方も年齢が近かったので、休憩時間はみんなで集まってご飯を食べたり、話をしたり、楽しく過ごすことができました。

──今回は主演。座長として意識したこと、行動したことは?
【川口】 それが、逆にみんなに気を遣っていただいてしまっていました……。

自分が思い描いていたものとは違った怖さ

──それだけ愛されているということですね。そもそも川口さん自身は、怖い話は得意? 苦手?
【川口】 好きか嫌いかで言ったら好きですね(笑)。この映画ももちろん好きです。怖い映画は絶対に全部観る、というわけではないですが、時間があるときはホラー映画も観に行ったりします。

──ということは、今回の『絶叫学級』は楽しめた?
【川口】 そうですね。ただ、演じるのはまた別のような気もしていて。今回は、自分が思い描いていたものとは違った怖さだったというか、人の怖さがすごく全面に出ている作品だと思います。私のなかでは新しい感覚の怖さだったんです。新しかったからこそ、徐々に変わっていく怖さをどう表現するか、果たして自分にそういう演技ができるのか、プレッシャーもありました。

──そのプレッシャーは、撮り終えたときは達成感に変わりましたか?
【川口】 それが、あまり覚えていないんですよね。撮影期間中はほとんど寝られなくて、ただただやり遂げることに必死だったので……。きっと公開されてから感じられるんだろうなと思っています!

──では、完成した映画を観た感想は?
【川口】 自分が出ていないシーンはどうなっているんだろう? という期待もありましたし、全然想像がつかなったシーンには圧倒されましたね。たとえば、コミカルな音楽が流れていたり、映像で顔にヒビが入っていたり、自分たちが現場で演じていたお芝居にそれらが加わることによって、映画ってこんなにおもしろくなるんだ! という驚きも含めて圧倒されました。

──ほかに映画を観ながらどんなことを思い返していましたか?
【川口】 次はもっとゆっくりやりたいなと(笑)。とにかく1週間というハードスケジュールだったので、つねに何かに追われている感覚でした。でも、その追い詰められている感じが演技に自然と出ていたら嬉しいです。

──出ていたと思います。かなり怖かったですから。
【川口】 ありがとうございます(笑)。

演じながら自分自身と向き合う時間ができた

──加奈はモデルという設定でした。そういうところは自分自身と重なりましたか?
【川口】 高校生でモデルというのは共通していても、この映画に登場するのは個性的なキャラクターばかりだったので、親近感が湧くというよりは、どちらかといえば新鮮でした。

──そうなんですね。また、加奈には「夢はそう簡単には叶えられない」というセリフがありましたが、川口さんはどう思う?
【川口】 その通りだと思います。そんなにトントントンッて夢が叶ってしまったらつまらないだろうし、夢に向かって、夢に近づくために、少しずつ努力を重ねていく、その方が叶えられたときに達成感があると思うんですよね。

──ちなみに、川口さんの幼い頃の夢は?
【川口】 保育士になることでした。この仕事をはじめてからは、大きな女優になることが夢になりました。作品によってまったく印象が違う女優さんになりたいし、舞台にも挑戦してみたい。

──そういう意味では今回の加奈役、ラストにはいままで見たことのない川口さんがいたと思います。
【川口】 そう言ってもらえると嬉しいです。あと、加奈を演じながら自分自身と向き合う時間ができたというか──友だちの存在をもっと大切にしなくちゃって、現場にいながら思えたんですよね。周りの人に感謝する気持ちを忘れずにいたいと、改めて気づかせてくれた映画でもあります。そして、ひとつの作品と向き合い、限られた時間のなかで何ができるのかということをこの現場で学ぶことができました。それはきっと今後に活かせるんじゃないかなって思います。
(文:新谷里映/撮り下ろし写真:片山よしお)

映画情報

絶叫学級

 小学校ではクラスのアイドル的存在だった加奈だが、中高一貫の私立女子校に進学すると、成績もスポーツも平均的で目立たない存在に。ある日加奈は親友の絵莉花から、学校に伝わる都市伝説を聞く。それは、12年前の事故で亡くなった女の子が黄泉となって旧校舎に出るらしい…。黄泉に願い事をすると夢が叶うが、その代わりに大事なものを失う、というものだった。その話を聞いて、誰よりも可愛くなりたいと、学校の人気者リオを思い浮かべる。

 加奈が軽い気持ちで受けた読者モデルの写真が雑誌に掲載され、クラスで話題になる。これをきっかけに、加奈はリオたちに目をつけられ、“最低ランク”へと転落してしまう。そんな状況を変えるために立入禁止の旧校舎で、黄泉に願い事をしてしまう……。

監督:佐藤徹也
出演:川口春奈 広瀬アリス 松岡茉優 波瑠 
【OFFICIAL SITE】
2013年6月14日(金)全国ロードショー
(C)2013いしかわえみ/集英社「絶叫学級」製作委員会

関連リンク

川口春奈の出演作などPROFILEをCHECK☆
『絶叫学級』公式サイト

オリコンニュース公式SNS

Facebook、Twitterからもオリコンニュースの最新情報を受け取ることができます!