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ガンプラでカードダスを再現するモデラーのこだわり 「『頭を大きく、手足を短く』横井画伯の描くガンダムに近づけたい」

 ガンダムのキャラクターを二〜三頭身に“スーパーディフォルメ”(SD)し、「武者」や「騎士」といった“職業”に応じた武具を装備。『機動戦士ガンダム』とは異なるオリジナルの物語を展開させ、80年代後半〜90年代初頭に人気を博した『SDガンダム』シリーズ。モデラー・おれのスパイダーマン太郎さん(@BDupw7zgsNaD7dY)は、『BB戦士』や『元祖SDガンダム』ほかさまざまなキットを使い、プラモデルで『カードダス』を忠実に再現。そこには、SDガンダムの生みの親であるデザイナーの横井孝二氏への憧憬があった。

「カードダス風の背景の材料は、ほとんど100円ショップのもの」

――カードダスのカラーリング、ポーズを忠実に再現されていますが、この作品を作る際に苦労した部分、こだわった部分をそれぞれお聞かせください。
おれのスパイダーマン太郎一番は顔です。どんなに完成度が高くても自分の好みの顔にならないと満足のいく完成品にはならないので、カードダスのイラストを描かれている横井画伯のSDガンダムの特徴を再現できるように毎回四苦八苦しています。体型もなるべく頭を大きく、手足を短くすることを心がけています。

――作品からもこだわりが感じられます。
おれのスパイダーマン太郎はい。でもあまりこだわりすぎると自分の技術力では完成しなくなってしまうので、今の自分よりちょっと背伸びするぐらいを目指し、ある程度格闘したら、多少納得いかなくても次に進むようにしました。ただ最近は納得いかないことが増えてきたのでそろそろ考えを改めた方がいいかもしれないです。
 もちろんキット(『BB戦士』や『元祖SDガンダム』)のままでも素晴らしいものであることに変わりはないのですが、少しでも横井画伯のガンダム顔に近づけたいというのが、一貫して自分のSD制作の目標であり、原動力になっています。

――カードダス風の背景は、どのように作られるのですか?
おれのスパイダーマン太郎カードダス風の背景の材料は、ほとんど100円ショップのものです。透明な下敷きをカットして、折り紙コーナーにあるキラキラシールを貼り付けて。ベースの部分はアクリルケースをカットして、黒で塗装後にキラキラシールを貼り付けています。説明書きはイラストソフトでマークを描き、カードダスと似たフォントで文字を打ってレイアウトしたものを印刷して貼り付けています。日にちが経つと印刷した紙が湿気を吸ってはがれてきたり、キラキラシールに空気が入ってきたりするので、改善が必要です(笑)

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