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【バーレスクダンサー】小・中とダンスを学んできた「うた」 最近覚えてハマった“あること”とは?
経験があるから「慣れ」にしたくない 1回1回の舞台を大切に踊る
うた小学校から始めていました。地元のアクターズスクールに通って、ヒップホップやジャズなど幅広く習っていたんです。その後、親の留学でオーストラリアに行った時も、現地で2年間ジャズダンスを学んでいました。そういう経験をしてきたので、ステージに立つことが好きだったんです。学校を卒業してからはマツエクのサロンやアパレルで勤めていましたが、あまりしっくり来なくて。バーレスク東京をインスタで知ってから、再びステージに立とうと決めました。
――もともとバーレスクに遊びに来ていたんですか?
うた実は行ったことがなくて。ダンサーさん達もSNSで見ていましたが、芸能人みたいな“向こう側”の世界の人だと感じていました。ショーを見たのも面接後のことです。
――入店してみて、どのような事を感じましたか?
うたブランクがあったので、「私、踊れていない」と焦りました。でも、モチベーションはすごく高くて。というのも1日3回も舞台に立てる場所ってなかなか無いんです。お客様もたくさんいらっしゃいますし、自然と頑張りたいという気持ちになります。
――ダンス経験があったからこそ感じたことはありましたか?
うた「慣れ」にならないようにしていますね。私は10演目に出演していて、舞台に立つ機会も多いです。同じことを繰り返してマンネリにならないよう、毎回気持ちをリセットしています。私たちにとっては数あるステージのうちのひとつですけれど、初めてショーを見るお客様がいるかもしれない。毎回「当たり前にならないように」って自分に言い聞かせています。
お酒の美味しさを覚えてから毎日飲むように
うたシャンパンが一番好きですね。同僚の女の子と飲みに行く時も「私、鏡月は飲めない」と言ったら「高い女だな」って言われてしまいました(笑)。まだお酒を知って日が浅いので、焼酎や日本酒は苦手なんです。
――休日は何をしていますか?
うた旅行が好きで、この前は福岡に行ってきました。現地のショーパブに行くのが好きで、名古屋に行った時は3軒ハシゴしました。ショーを見ていると勉強になるんです。現在の私の課題は「表情」で、舞台で目立つためにどのようなパフォーマンスをしたら良いだろうと日頃から考えていて。他のダンサーさんを参考に、技術を向上していけたらと思っています。
――現在の目標はありますか?
うたまだ舞台上では端に立つことが多いので、センターに立てるようになりたいです。お店にはベテランも多く、「まだまだ踊れていないな」と感じることも多いので、ショーガールとして認められるようになりたいですね。
とはいえ、毎日がすごく楽しくて、「辛い」と思ったことはありません。それはステージに立てばお客さんが声援をかけてくれるし、SNSでもフォロワーが増えて成果が見えてくる。ショーガールとしてもっと成長していきたいですね。
(取材・文/鈴木雅矩 撮影/飯岡拓也)