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『水晶パフェ』に反響、マニアからインスタ女子まで惹きつける“鉱物”の魅力とは
ぶどう石に豚肉石、チョコレート石まで、地球の内部で生成されたロマンを感じてほしい
――「おいしい石展」の反響はいかがですか。
【吉村紘一さん】私どもの店舗を目当てに遠方からいらしたり、目をキラキラさせていらっしゃったり、提供側としては大変やりがいを感じております。透明感があって色味がある鉱物には、宝石のような美しさがあって、ご興味をお持ちいただく方が多いようです。
――特に『水晶パフェ』には大きな反響があったようですね。
【吉村紘一さん】大変大きな反響がありました。パフェの見た目を水晶に近づけることはもちろん、パフェとしての味の完成度にもこだわりました。水晶の群晶は寒天を煮詰めた錦玉羹を使い、本物らしく見せるために1個ずつ手で削っています。あとは夏らしくさっぱりとした味わいにするために、母岩部分には、レモンジャム、グレープフルーツとタイムの蜂蜜マリネ、クリームチーズのアイス、カットマンゴーが地層のように続いています。
――標本展示では、数ある鉱物の中でどのようなものを選ばれていますか。
【吉村紘一さん】やはり色味のあるもの、透明感のあるものが人気です。水晶はもちろん、瑪瑙、天青石などが人気ですが、「おいしい石展」ならではのぶどう石や、グレープカルセドニー(ぶどうのように見える)、豚肉石(豚肉のように見える)、武石(チョコレートのように見える)なども人気です。
――鉱物の魅力を教えてください。
【吉村紘一さん】色味、造形などの多様性でまず楽しめるということ。あとは地球の内部でひっそりと生成されていたということにロマンを感じることができる点に魅力があると思います。