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スマホ動画は30秒で充分! 縦長×短尺の新フレームで世界を巻き込む動画配信プラットフォーム「30」とは?

 「マスを意識しない限り、マスには届かないと思うんです」。
分かる人にだけ分かればいいという内向的なムードが漂う昨今のエンタテイメント業界を、コンテンツプロデュース会社FIRE BUG代表の佐藤詳悟氏は厳しく見る。いいものを広く伝えてこそ価値があるという自身の理念を、新たな動画配信サービス「30(サーティー)」という形で国内外のエンタテイメント業界に提起してイノベーションを起こす気だ。動画戦国時代が叫ばれる中、30に込める佐藤氏の想いを聞いた。

動画戦国時代に参入する「30」とは

――「動画戦国時代」と呼ばれるほど動画メディアが増えている昨今を佐藤さんはどのように見ていますか?
佐藤詳悟実は、動画戦国時代に切り込みたいという意識はないんです。手軽で分かりやすいという動画の特性を活かして、スマホで隙間時間に楽しんでいただける“有益な暇つぶし”を提供したいと考えたのがスタート。

 既存の動画サービスを見ると、コンテンツがユーザーのライフスタイルとマッチしていないと感じます。2016年のあるデータによると、スマホを見る時間は「1回当たり10分未満」というのが58%と、そもそもスマホの画面を長時間見ている人がそんなにいないんです。しかし、huluやNetflixなどの従来の動画サービスは長尺のものしかありませんよね。家のテレビで見るならいいのですが、外出先でスマホを使って長尺の動画を見たいという人は限られるのではないか、と考えました。

――YouTubeなどはどうなんでしょうか?
佐藤詳悟 おっしゃる通り、YouTubeのように短尺動画がまったくないわけではない。ただ、YouTubeは投稿型で一般の人たちが自由に動画をアップできる良さがある反面、質にムラがあります。YouTubeの動画を何本か見たあとに、「あれ、この時間何してたんだっけ?」という感覚に陥ったことはないですか?そういう隙間時間の“無駄”をなくすためにも「プロが作る短尺動画」に需要があると考え、同コンセプトでユーザーにとって有益なコンテンツを配信する「30(サーティー)」をスタートさせたんです。

クリエイター魂を刺激する縦長×短尺の新フレーム

――30の強みはどのような点だとお考えでしょうか?
佐藤詳悟縦長×短尺というフレームで動画を発信していくのは大きいと思います。いま、テレビ番組の制作経験者などに参入してもらっているのですが、みなさんもご存じの通り、テレビって「横長×長尺」なんですよね。このスタイルはずっと変わらない。長年同じ枠組みの中で、新しいコンテンツを作り続けるというのは、正直限界にきていると思うんです。
だからこそ、フレームを新しくすることに意味がある。「横長×長尺」のフレームに慣れている彼らに対して、「縦長×短尺」という新しい制限を課すことで、ユーザーが見たことないような新しいクリエイションが生まれると思っています。

佐藤詳悟また、動画は30秒以内という長さにもこだわりました。先ほども話した通り、既存のコンテンツは隙間時間で見るには長すぎるんです。現代人は隙間時間が多く、弊社の調査結果で「1日に合計30分以上ある人は65.5%」と、およそ7割もいるとわかりました。ですが、1回あたりの隙間時間は10分未満の人が多数を占める。つまり、隙間時間は小刻みに消費されているんです。この時間を有益に活用してもらうために、30秒以内という長さに決めました。

 さらに、無駄を省くひとつの手段として、趣味趣向や閲覧記録に合わせてユーザーごとのおすすめを的確にプッシュする機能も搭載しました。実は、隙間時間にスマホを見ている人の55%は「自分が見たいコンテンツが分かっていない」というデータもあるくらい、コンテンツ選びさえもストレスになっているんですよ。

マスメディアと個人を繋げたい。芸人のマネージャー経験からくるサービスへの想い

――そもそもスマホに着目された理由はありますか?
佐藤詳悟多くの人の中で「マスメディア=テレビ」という認識があるのではないでしょうか。ですが、僕はいまの時代、スマホもマスメディアのひとつだと認識しています。いまや20〜30代の9割がスマホを持っている。彼らに圧倒的に使っていただけるサービスに成長できれば、かつてのテレビのような影響力が作れると考えています。

――佐藤さんがマスを意識される理由って何でしょう?
佐藤詳悟前提として、どんなにいいものでも、まずは多くの人に見てもらえないと意味がないと考えています。僕の仕事のルーツが芸人のマネージャーであり、より多くの人たちに芸人を知ってもらうことがひとつのゴール、という立場で仕事をしてきました。それが由来しているかもしれません。ただ、面白いのは芸人さんたちだけではない。それは子会社QREATOR AGENTで行なっている文化人のマネジメントで痛感しています。なので、そういった個人で頑張っている人たちをマスに繋げられたらいいな、とも考えています。

「30」がクリエイトする未来

――今後は海外展開も視野に入れられているのでしょうか?
佐藤詳悟:もちろんです。海外でも広がるサービスだと思っているので、すでに韓国や台湾などの企業と話をしています。フレームさえ決めてしまえば、海外で作った動画を日本で流すことも難しくないですし、逆に、日本の動画を海外にも発信していきたいです。

――30のゴールは?
佐藤詳悟:世界中の人に一日5分でも30を使ってもらえるように習慣化するのが最終ゴールですね。あとは、世界中に埋もれている才能をマスの舞台に引き上げて、みなさんのスマホに届けるという役割もあると思っています。
まずはサービスを成熟させてからですが、ユーザーのみなさんが使いやすくなるような機能の向上や開発を続けていきたいです。

取材・執筆:田中利知 編集:YOSCA 撮影:小曽根 一輝
佐藤詳悟(さとうしょうご) 株式会社FIREBUG 代表取締役/株式会社QREATOR AGENT 代表取締役
明治大学政治経済学部政治学科卒業。
2005年に吉本興業株式会社に入社。ナインティナインやロンドンブーツ1号2号、COWCOW、ロバートなどのマネージャーを歴任し、パパ芸人のプロジェクト「パパパーク」や小学生向けのワークショップスクール「笑楽校」など様々な新規事業をプロデュース。2015年2月に独立し、経営者や文化人のPRエージェンシーQREATOR AGENTを立ち上げ、若手起業家の椎木里佳をはじめ200名以上のPR業務を行っている。2016年2月にはコンテンツのプロデュース会社FIREBUGを立ち上げ、メルカリのマーケティングのコンテンツプロデュースやテレビ番組、AbemaTV、LINELIVEなどの番組プロデュースも行う。
「30」Webサイト
https://vem30.com/(外部サイト)

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