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AKB48グループ『一致団結で武道館4Days完走! “新たなステージ”も見えた最終公演をレポート』

 AKB48と姉妹グループが日本武道館で4日間に渡り開催した『AKB48グループ臨時総会〜白黒つけようじゃないか!〜』。各グループの単独公演に続き、最終日(4月28日)にはグループ総出演での公演が昼・夜と行われた。さまざまな編成のユニットも登場し、文句なしに楽しめた夜公演の模様をレポートする。

各グループが団結した圧巻のパフォーマンス!

 センターステージを覆っていた幕が外されると、1曲目は意外にも総監督・高橋みなみが1人でスタンドマイク前に。ソロデビュー曲「Jane Doe」をカッコよく歌い、ブランコに乗ると2階席の高さまでフライングした。そして、AKB48メンバーたちがステージに走り込んできて「ギンガムチェック」。大島優子が引っぱり、安定感は抜群だ。AKB48は前日が5年半ぶりの単独コンサート。前回は参加していなかったメンバーが多く、ぱるること島崎遥香らが台頭する世代交代の波も改めて感じさせた。

 続いて、アリーナ外周に360度連なる花道の一角にSKE48が登場。初日の単独公演では怒涛の31曲連続と持ち前のエネルギッシュさを発揮し、この日も「チョコの奴隷」から拳を突き上げてジャンプするなど、パワーがほとばしる。NMB48はカラフルな衣裳で「北川謙二」を。こちらは飛び跳ねながら手を振ったり、組体操風に背中に乗ったり、にぎやかでハッチャケ感が出ていた。

 CDデビュー1ヶ月で、前日の武道館が初の単独コンサートだったHKT48は、「スキ!スキ!スキップ!」で平均年齢15歳のフレッシュさがきらめく。ミニスカートにミニソックスの姿でスキップ風のステップを見せて。次の「真夏のSounds good!」では、総勢208人がステージと花道をズラリと埋め尽くし壮観だった。

 最初のMCでは“小嶋陽菜を笑わせよう”との企画が行われ、小笠原茉由(NMB48)が口を歪めて「遊びな遊びな!」と高橋のモノマネで、小嶋と会場を爆笑させた。NMB48は2日目の単独公演でも、MCのたびにネタを仕込んで笑いを取っていたが、大阪発の真骨頂を武道館で見せた。

 その後は各グループから混成のレアユニットが相次ぎ登場。アリーナの4ヶ所に設けられた高さ5.4mまでリフトアップするステージに渡辺麻友松井玲奈(SKE48)、田島芽瑠(HKT48)、朝長美桜(HKT48)がそれぞれ立って、マリオネットのような振りを見せた「嘆きのフィギュア」。山本彩(NMB48)が高橋と大島を従えてハードな振りで歌う「クロス」。島崎と渡辺美優紀(NMB48)が手をつないでアリーナを横断したキュートな「アボガドじゃね〜し…」。おそらくこの日しか見られない組み合わせに、次々と歓声が沸き起こる。

 小嶋はお姉さんグループSDN48の曲だった「誘惑のガーター」をひとりで歌う。床に座って脚を伸ばしたり、イスで脚を組んだりと艶かしく。昨年の組閣で解体された島崎、大場美奈川栄李奈らの旧チーム4は再結集して、今年の『セットリストベスト100』で1位になった「走れ!ペンギン」を、両手を後ろに伸ばすペンギンポーズを交えて披露。ジャカルタを拠点に活動中のJKT48は、インドネシア語で「RIVER」を力強く歌い、踊る。AKB48から移籍した高城亜樹仲川遥香も元気な姿を見せた。

 サングラスで現れた秋元才加や上海のSNH48から駆け付けた宮澤佐江ら5人が「涙の湘南」を歌い終わると、この日で卒業する仁藤萌乃がひとりでステージへ。ちょうど5年前の同じ日に15歳で劇場デビュー。「人前に出るのが苦手で、人生を変えたくてオーディションを受けて、本当に180度変わりました。いままで以上にたくさん学んで成長し続けたいです」と話すと、四方から大きな“萌乃コール”が起こる。最初にもらったユニット曲「片思いの対角線」を同期の北原里英近野莉菜とともに歌い、「本当にありがとうございました」と笑顔でステージを下りていった。

 入れ替わりで柏木由紀、松井玲奈、山本彩、指原莉乃と、国内4グループの代表で“自分のグループに欲しいメンバー”をテーマにトーク。指原は「こじまこ(小嶋真子)をください」、柏木は「芽瑠ちゃんがほしい」と可愛い系を指名。玲奈が「矢倉楓子ちゃん、加藤玲奈ちゃんをお借りして(向田)茉夏と「フィンランド・ミラクル」を歌ってほしい」と言うと、会場から「オーッ!」と賛同の声が。山本は「指原さんに来てもらって、NMBはボケたがるメンバーが多いから(ボケを)拾ってほしい」と。指原はさっそく「さや姉、ステージにフランスパンを持って来たらアカンで」と山本の“アゴ”をネタにイジった。

5大ドームツアー&春の人事発表に会場騒然

空飾る
 後半はシャッフルメドレー。JKT48がインドネシア語で「君のことが好きだから」を歌い出し、途中からHKT48が加わって<好きやけん>とフレーズを博多弁にアレンジして歌う。そのままHKT48が花道で「ナギイチ」を跳ねながら歌うと、途中からセンターステージを挟んだ対角線上で本家NMB48が踊り出す……といった具合に入れ替わり立ち替わりで、目まぐるしくも豪華にコラボ。「ヘビーローテーション」はセンターステージにAKB48、4ヶ所のリフトアップステージにほかの4グループがそれぞれ上がって踊り、「ポニーテールとシュシュ」は全グループ入り乱れてセンターステージと花道を行き交いながら歌って、武道館の興奮は最高潮に達した。

 本編ラストは今回、各グループの単独コンサートでも必ず歌われた、震災復興応援ソング「掌が語ること」。全員が花道に並んで、“小さな掌でもすくい続ければいつか山ができる”とのメッセージを心を込めて届けた。

 アンコールでは、5月22日発売の最新シングルのカップリング曲「バラの果実」を小嶋菜月高橋朱里らのアンダーガールズが初披露。そのシングルの表題曲「さよならクロール」も昼公演に続いて歌われた。渡辺麻友、大島優子、島崎遥香、板野友美が4人でセンターを飾る新曲は、夏っぽいノリとかわいらしい振付けが印象的で、観客の反響も上々だった。

 4曲を続けて盛り上がり、高橋が「武道館でいろんなことを学んで……」と締めに入ったところで、スタッフからメモが渡されスクリーンにVTR。猪瀬直樹東京都知事から激励とともに、この夏の5大ドームツアー開催が発表された。メンバーもファンも大喜び。高橋は「東京ドームの夢を達成してから、次の目標がないまま走り続けるのは難しくて。あっという間に夏が来るけど、力を蓄えて成功させたい」と決意を語った。

 だが、これで終わらない。AKB48劇場の戸賀崎智信支配人が例によってサラリと現れ、春のメンバー人事を発表した。研究生3人の昇格、北原里英(SKE48)や横山由依(NMB48)らのグループ兼任解除、大場や兒玉遥(HKT48)らのグループ兼任。そして、指原のHKT48劇場支配人就任(兼任)。宮澤、鈴木まりや(ともにSNH48)、高城(JKT48)の海外組のAKB48内チームとの兼任も告げられた。松井玲奈は北原がSKE48を離れることに「やだやだ」と泣き出し、横山や宮澤は複雑な表情を見せる。

 「みんな不安はいっぱいあります。でも、何かが始まると思います」と高橋。「最後はお祭りにしましょう!」と会場を煽って、4日間6公演の締めは「AKBフェスティバル」。また全メンバーがステージと360度の花道を歩いて客席に手を振りながら歌い、華やかなフィナーレとなった。

 各グループのさまざまなパフォーマンスを堪能できた4日間。考えたら武道館でコンサートを1回やるだけでも大変なのに、グループ公演での楽曲も上乗せされて。プロなら当然とも言えるが、指原がMCで「ケンカしたり、いろいろあった」と語っていたように、劇場公演その他の仕事も抱えつつのメンバーたちの努力を想像すると、本当に頭が下がる。いまのグループの隆盛の裏には、外からは見えない奮闘の積み重ねがあるのだと改めて思った。
(文:斉藤貴志/写真:(C)AKS)

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