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【大原櫻子インタビュー】「仲良すぎ」の親友・広瀬すずの言葉を『チア☆ダン』曲に込めて

10代から人気の大原、芸能生活が「当たり前になってしまう不安」も

――広瀬さんもそうですけど、大原さんもそういう自然体のままなところが、いつまでもフレッシュ感が褪せない理由かもしれないですね。スキルもキャリアも確実に重ねてバージョンアップしているのに、キラキラ感が薄れない。10代の若者たちからの支持も依然、高いですが、そんな“大原櫻子”の立ち位置を、ご自身ではどう捉えてます?
大原櫻子 すっごく難しい質問ですね。というのも私、普段はインスタ以外はTwitterもFacebookもやっていないし、芸能ニュースとかもテレビでは観ないんですよ。

――エゴサーチもしない?
大原櫻子 しないですね。家族が「載ってるよ」とたまに送ってくるぐらい。だから自分の立ち位置が、未だに掴めていないのかもしれない(笑)。私が通っている大学の友人たちも、みんな無関心なんですよ。そういう人たちと日常を過ごしていると、自分がこの世界にいることを忘れちゃうんですよね。

――そこにいるときは“いち市民”でいられると。
大原櫻子 お仕事をしていても、市民から抜けた感覚はないかもしれないです。

――ではアーティストや女優として表に出ているときは、どんな感覚なんですか?
大原櫻子 お仕事によって変わりますが、舞台の場合はみんなと一緒に作るので、キャストもスタッフも平等。その中に死ぬほどの気合と、面白さがありますね。ライブの場合は、もう少し冷静かもしれない。お客さんが歓声を上げてくれるのはもちろん嬉しいんですが、どこか冷静に“大原櫻子”という人間を客観的に見ている感じがします。

――確かに大原さんは、デビュー当初からあまり状況に振り回されず、変わらないイメージがあります。自分への第三者的な目線を持っているんでしょうね。
大原櫻子 でも、“大原櫻子”でいる時間が多過ぎると、自分を見失う気もするんです。“ザ・芸能人”というと、周りの人に何でもやってもらうイメージがありますが、もし自分がいっぱいいっぱいになったら、それが当たり前になってしまう不安もあります。でも私の場合、周りには怒ってくれるスタッフや先輩がいるので、すごく良かったなって。自分じゃ気づけないこともあるので、いつも感謝しています。
(文:若松正子)

写真:宮坂浩見 ヘアメイク:八戸亜季子 スタイリスト:赤石侑香(辻事務所)

「ひらり」ミュージックビデオ

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