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狙い通り? 朝ドラ“栄輔さん”再登場を望む声続々

 12月3日の放送では自己最高の平均視聴率21.9%を記録するなど、好調が続いているNHK連続テレビ小説『べっぴんさん』。今回の作品でも新たな“ロス”が巻き起こっているという。昨年下期放送の『あさが来た』の五代友厚(ディーン・フジオカ)、今年上期の『とと姉ちゃん』の星野武蔵(坂口健太郎)らに続く“イケメン枠”として投入され、11月26日の放送でヒロイン・坂東すみれ(芳根京子)のもとを去った、松下優也演じる岩佐栄輔。すみれをはじめとする周囲の人々との交流や心情の変化などが長く丁寧に描かれていたために、ファンから悲痛な叫びが巻き起こっている。

1ヶ月以上にわたり丁寧に描かれたすみれと栄輔の交流

 すみれの姉・ゆり(蓮佛美沙子)の夫・野上潔(高良健吾)の友人として10月19日の放送で初登場した栄輔。放送2週目にして戦地に赴くことになった夫・紀夫と入れ替わるかたちで登場し、帰ってこない夫を待ちながら仲間とともに新しい道を模索するすみれ、そして娘・さくらを支え続けた。すみれへの好意はバレバレだったが、彼女が出征中の旦那を待ち続けていることも理解し、幸せになってほしいと見守る栄輔。葛藤しながらもすみれの家に泊まることになり、さくらが「お父さん」と呼んでしまい――心が揺れる中で紀夫が帰還し、また入れ替わるようにすみれのもとを去っていった。すみれの幼少期から結婚、夫の出征、出産までが2週間ほどでスピーディに描かれていたのに対し、栄輔登場から去るまで1ヶ月以上の期間を費やしたことから、すみれの紀夫への思いを汲み取りながらもつい栄輔に感情移入してしまう視聴者も多かったようだ。

 栄輔を演じる松下は、2008年に歌手デビューし、ソロアーティスト、そしてグループ「X4」として歌手活動を続ける一方で、俳優としても舞台を中心に活躍。朝ドラ出演も、そんなさなかの今年1月から2月にかけて上演されたミュージカル『花より男子』(松下はメインキャラクターのひとり・道明寺司役)を関係者が鑑賞したのがきっかけだったという。そして熱狂的なファンを持つ“知る人ぞ知る”存在だったのが、朝ドラで一気に幅広い層に知られるところとなった。デビューから8年、真摯に活動を続ける中でつかんだチャンスとも言えるが、松下自身はORICON STYLEのインタビューに対し「チャンスが欲しいと思っているわけじゃないんです」、さらに「“イケメン枠”ということを言っていただいたんですけど、プレッシャーで…(笑)」と謙虚に語っている。

「役者はそういう(チャンスだという)欲を持っちゃいけない気がして。常にその役として自分が生きていなければならないし、うわべだけの芝居は見抜かれる。そんななかで、誰かが見ていてくれるかもしれない、なんていう考えは“邪念”になってしまうと思うんです。確かにチャンスだとは思います。でも、意識するとプレッシャーで思うようなお芝居ができなくなってしまうので、なるべく抑えるようにしています。今はとにかく、この作品の中で何を求められているのかということに集中したいです」(松下)

Twitterでは“あま絵”をほうふつさせる投稿が続々

 栄輔に対する視聴者の温かい目線は、そうした役ととことん向き合う松下の役者に対しての姿勢あってのものといえるかもしれない。Twitterなどでは、『あまちゃん』(2013年放送)の時に流行した“あま絵”のように、“今日の栄輔”といったふうにすみれを守る栄輔の生き生きした表情を描いたイラストなどが投稿されていた。それだけに、栄輔が人ごみに紛れて去っていく姿を見たファンはショックが大きかったようで、いわゆる“栄輔ロス”という言葉が飛び交うようになっている。松下は先のインタビューで「(栄輔さん、と)役名で呼ばれたらうれしいです。役者をやっていて一番楽しいのって、自分がその役そのものだと思われることなので」と語っていたが、この状況は役者冥利に尽きるだろう。

 1ヶ月後に夢のなかに再登場した『朝が来た』の“五代様”や、再びヒロインとの恋の予感を感じさせた『とと姉ちゃん』の星野のように、再登場を待ち望むファンは多い。来年1月14日にNHK大阪ホールで行われる『連続テレビ小説「べっぴんさん」ファン感謝祭〜THE男会〜』に紀夫役の永山絢斗とともに松下も出演することがアナウンスされており、なおさら期待が高まっているようだ。すみれを演じる芳根も自身のブログで「とてつもなく寂しいです。。」と心境を明かしていたが、男らしく好きな人のもとをさった栄輔の背中はまだまだ余韻を残しそうだ。

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