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高まる道重さゆみ待望論 “最後の王道”復活への期待
相次ぐ主要メンバーの脱退後…モー娘。の灯を消すまいと“嫌われ覚悟”で孤軍奮闘
「これは当時、『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)での“私が一番カワイイ”といったナルシストキャラ、ぶりっこキャラが女性に敬遠された結果でしょう。この時期のアイドル界は、AKB48系が席巻していて、モーニング娘。をはじめ、ハロプロ(ハロー!プロジェクト)系のアイドルの姿をあまりテレビで見かけなくなりました。そうしたなかで道重さんの活躍はある意味“孤軍奮闘”とも言えるし、道重さん自身、あえて“ぶりっこキャラ”を演じて見せることで、モーニング娘。の存在感を示したかったのかもしれません」(エンタメ誌編集者)
そもそも道重が加入当時のモーニング娘。は、後藤真希卒業直後であり、安倍なつみ、飯田圭織、矢口真里、辻希美、加護亜依、石川梨華といった、いわば全盛期を謳歌した中心メンバーたちがまだ在籍していた時代。しかしその後、中心メンバーが卒業すると過渡期に入り、2008年には10年続いた『紅白歌合戦』出場も途切れ、中国人メンバー(留学生)が加入したり、2010年末にはメンバーが5人にまで減るなど(結成時と同人数)の紆余曲折を経るが、道重は常にその“現場”に立ち会っていたのだ。
“歌・踊りのレベルが高い”という本来のアイドル像をストイックに追求
「一般層にその存在感を示したのは、例のぶりっこキャラでしたが、この頃の道重さんの顔は完全にリーダーのものになってましたね。特に2013年以降のモーニング娘。さんは、“フォーメーションダンス”といって、個人で踊りながら同時にポジションをチェンジしつつ、全体の動きで見せるダンスを繰り出していて、その後のモーニング娘。の代名詞ともなりました。他のアイドルグループの振り付けにも大きな影響を与えました。言ってみれば、“会いに行けるアイドル”“ファンとの距離が近い”“誰でも歌える・踊れる”といったAKB系とは一線を画し、“歌・踊りのレベルが高い”という本来のアイドルの姿を追求したと言えるでしょう」(前出の編集者)
容姿や存在感、歌にダンス……全てを兼ね揃えた“最後の王道アイドル”
そして、今回の約2年ぶりの“ブログ更新”になるわけだが、10月2日に“みなさん”と題して、「お久しぶりです。更新、、、してみた」と記しただけで、その後の更新もそれほどの内容ではなかった。明石家さんまが道重のブログ更新について、「タチの悪い女やなぁ」(道重がファンを待たせている、焦らせているの意)と評すると、その発言がネットニュースに掲載されるところを見ても、道重への世間の関心度の高さがうかがえる。
そして道重さゆみの“卒業”後、久しく“王道アイドル”がいなくなったとも言われるなか、今回のブログ更新をきっかけに“道重ロス”のファンたちのみならず、道重がアイドルとして、あるいはいちタレント、女優として“復活”することを期待する声も高まるだろう。また、その愛らしい容姿と存在感(オーラ)、歌、ダンス、リーダーシップとすべてを兼ね備えた“最後の王道アイドル”道重さゆみであれば、その期待に応えることは十分可能なはずだ。