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【関ジャニ∞ライブレポート】“リサイタル”を完走、7人が見せた心意気とは?

“モンハン”主題歌の新曲、そして松竹座時代からの懐かしい曲も

 バラエティ『関ジャニ∞クロニクル』(フジテレビ系)の企画をはさみ、続いて新曲「パノラマ」(10月12日発売)へ。アニメ『モンスターハンターストーリーズ RIDE ON』(フジテレビ系)の主題歌である同曲は、開放感や疾走感を感じさせる力強い曲。この曲で、一気にライブモードへと戻ると、「前向きスクリーム!」「噂のオトコマエイト!」へ展開。

 メインステージに戻った彼らが手にしたのは、それぞれの楽器だ。そう、ここからがバンド・関ジャニ∞の真骨頂である。錦戸と安田の共作曲「Your WURLITZER」では、横山がすっかり馴染んだトランペットを担当し、新たな彩りを添える。続く「Do you agree?」は、グループの初期、松竹座で活動してた関ジャニ∞が大切にライブで歌ってきた曲だ。かつてよりずっと重みを増したこの曲は、熱さをはらみながら、大人っぽい渋ささえも感じさせる。時を経て、バンドとしてレベルを上げたメンバーによる演奏に、会場はおおいに沸いた。

「しんどいこと苦しいことを乗り越えて、また一緒に――」

 錦戸が「人間、ホンマに一番大事なものって、コレよね」と語り、「愛でした。」を披露すると、すべての曲は終了。村上は最後に、「まさか(リサイタルが)2回目できると思ってなかったので、僕たちが頑張れば、3回目のリサイタルができるんじゃないかなと思っております。でも、僕らの頑張りだけでは足りませんので、みなさんも日々、しんどいこと苦しいことを頑張って乗り越えていただいて、またこうやって一緒に楽しく遊べる時間を共有したいと思います。今日はホントにありがとうございました」と挨拶した。

 アンコールで再び登場し、「無限大」をファンと一緒に歌った関ジャニ∞。ただ、ステージと観客が近いだけではない。どこまでも心の距離も近づけて、ひとつになって、この日の“リサイタル”は幕を閉じた。自らの思いをしっかりと形にする、関ジャニ∞らしい心意気を見せた公演だった。
(文/今 泉)

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