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GW映画特集『笑える、泣ける、驚きがある――感情を揺さぶるイチオシ映画はこれ!』

ゴールデンウィークは映画の季節!! 日常の生活から解放される(された気分になる)この数日間は、新たな生活がスタートしたばかりの若い人たちにとって、心をリフレッシュしつつ、感情を揺さぶる刺激を受けて自分を磨く絶好のチャンス!そこで映画!! ORICON STYLEがおススメする“笑える”“泣ける”“驚きがある”GWに楽しんで欲しい映画を紹介します!ちなみに……編集スタッフそれぞれのイチオシ映画はこちら(2ページ目)です!

ORICON STYLE 編集スタッフのイチオシGW映画はこちら☆

ハリウッド大作のいいとこどり!? あなどれないボリウッド
【芋洗い坂 編集長】
『闇の帝王DON ベルリン強奪作戦』 『闇の帝王DON ベルリン強奪作戦』
 今回、紹介するのはボリウッド大作『闇の帝王DON ベルリン強奪作戦』。インドのスーパースター、シャー・ルク・カーンのヒット作続編だ。結論でいうと息つく暇もない148分で、ハリウッドのアクション大作よりもおもしろい作品だった。舞台はベルリン。カリスマ犯罪者で不死身のDONがドイツ中央銀行の地下倉庫に保管されているユーロ紙幣の原板強奪を企てる。ヨーロッパの巨大犯罪組織がDONを殺害しようと動くなか、彼は、かっての宿敵ワルダーンを刑務所から脱獄させ仲間に引き入れ、さらに彼の命を狙うヨーロッパの犯罪集団も仲間に引き入れ、即席強奪チームを編成し銀行に乗り込む。でも、そこは即席、すぐ仲間割れが起きて、DONは窮地に立ってしまう。これはお約束。しかし、最後にはどんでん返しの連続となり……。

 宿敵のインターポール女性捜査官役のブリヤンカー・チョプラが美しくてかっこいい。またドイツの街並みのなかでのものすごいカーアクションやスタントなしの格闘シーンも見もの。ハリウッド大作(とくにMIシリーズの影響が強い感じ)やルパン三世のいいとこどりで、ボリウッドはやはりあなどれない!

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今年いちばん涙した 15歳少女の旅立ちの日まで
【映画担当編集:TKE】
『旅立ちの島唄〜十五の春〜』 『旅立ちの島唄〜十五の春〜』
 演歌みたいなタイトルだけど『旅立ちの島唄〜十五の春〜』。
 まだ子どもであり、大人になりかけてもいる。家族、友だち、異性との関係、いろいろな出来事に感情が大きく揺らぎ、繊細でもろい心が揺れ動くときに発する輝きにハッとさせられる――三吉彩花が演じているのは、そんないってみればふつうの15歳。だが、その少女が暮らすのは、子どもたちはみんな15歳の春になると親元を離れて、島を出て暮らさなければならない、島には高校がない沖縄の南大東島。その土地特有の暮らしのなかで生きる15歳の少女が旅立ちの日を迎えるまでの一年を、ときに大きく、ときに微妙に揺らぐ心のうちを丁寧に描き出す。少女の家族を思う気持ちと父親との距離感に胸が熱くなり、旅立つ直前に口にする父への想いに思わず涙させられる。

 中学を卒業し、島を旅立つ前のお祭りのステージで少女が南大東島の島唄を歌うシーンでは、カットの差し込みなしで、歌う少女とそれを聴く島の人たちだけの画でフルコーラスを映す。沖縄の島唄特有の心の琴線に触れるメロディと三線の音色、少女と家族の心情が伝わるストレートな映像演出に深く心を打たれる。今年これまでにいちばん泣いた映画です。主人公の気持ちをそっと届けるような三吉彩花のお芝居が見事。間違いなく今年要注目のひとり!

◆『旅立ちの島唄〜十五の春〜』◆ [インタビュー] [公式サイト]
4月27日(土)沖縄先行公開 5月18日(土)シネスイッチ銀座ほか全国順次公開
愛憎入り混じる想いを生じさせる貴重な作家
【テレビ担当編集:mikio】
『ホーリー・モーターズ』 『ホーリー・モーターズ』
 僕の中で、世界三大“寡作な作家”といえば、『天国の日々』のテレンス・マリック、『太陽を盗んだ男』の長谷川和彦……そして14年ぶりの長編映画『ホーリー・モーターズ』が公開中のレオス・カラックスだ。『ポンヌフの恋人』(1991年)では、三年の歳月をかけ、莫大な費用で建てた壮大なセットと美しい映像美、そして主人公・アレックスの“乾ききった”死生観……年上のお姉さまたちがこぞって大絶賛していたのを、「ケッ!!」と舌打ちで返していたことが昨日のことのように思い出す。

 反目と同時に気になる作家であり続けてきたカラックスの新作を観た感想といえば、20年以上前に「ケッ!!」と舌打ちした自分は間違っていなかったということ。そして、20年前と同じように“ちょっと気になるアイツ”的なポジションをキープし続けていたこと。愛憎入り混じる想いを生じさせる作家は貴重です!

◆『ホーリー・モーターズ』全国順次公開中◆ 公式サイト
登場人物たちとともに一喜一憂させられる
【動画編集:toru】
『舟を編む』 『舟を編む』
 辞書を作る物語。そういってしまうと、いかにも地味でおよそ若者向きではない映画のように思われるが、これはむしろ若者にこそぜひ観ていただきたい映画である。辞書を作るという今までに脚光を浴びることのなかったストーリーはとても興味深く、観ていくうちに主人公たちに徐々に引きこまれていく。とくに中盤から終盤にかけては、登場人物たちと一緒に辞書を作っているかのような錯覚に陥り、ともに一喜一憂する。そんな体験が出来る映画となっている。監督は、そんな登場人物たちの、辞書にかける熱い想いを、今の若者にこそ伝えたかったように思える。

 監督は若手の新鋭、石井裕也・29歳。かくいう私も監督と同世代の人間であり、彼の想いに心を強く打たれた一人である。この作品は、いち編集者としてではなく、いち観客として勧めたい作品である。見終わった後、自宅の本棚に眠っていた埃まみれの辞書を引っ張り出し、パラパラとめくってみたのはいうまでもない。

◆『舟を編む』公開中◆ [予告編] [公式サイト]
どう料理し笑いと感動を与えてくれるか期待
【音楽担当編集:yuka】
『映画クレヨンしんちゃん バカうまっ!B級グルメサバイバル!!』 『映画クレヨンしんちゃん バカうまっ!B級グルメサバイバル!!』
 いわずと知れたイタズラ好きの超生意気な5歳児・野原しんのすけとその友人で結成された、カスカベ防衛隊の冒険ストーリー。今作で21作目となる長寿シリーズの最新作は、庶民のささやかな幸せを支えるB級グルメを、ゴージャスなA級グルメの魔の手から守る“伝説のソース”を運ぶという任務。これまで、SFやアクションに時代劇とスケールの大きい内容が多かったが、“B級グルメ”というところがちょっと地味な気も……それをどう料理し、笑いと感動を与えてくれるかに期待したい。

  また、主題歌にも注目したい!関ジャニ∞やジェロといった、話題度の高いアーティストを起用してきた同シリーズの最新作は、SEKAI NO OWARIが担当。いま最も勢いに乗っているバンドが、映画を盛り上げてくれる。

◆『映画クレヨンしんちゃん バカうまっ!B級グルメサバイバル!!』公開中◆ [公式サイト]
“大人も楽しめる”エンターテインメント
【音楽担当編集:ヤジ子】
『名探偵コナン 絶海の探偵』 『名探偵コナン 絶海の探偵』
 GWに観るなら、やっぱり大人から子どもまで楽しめるアニメーションでしょ!ということで、私が注目するのは人気アニメ『名探偵コナン』の劇場版シリーズ17弾です。今作の舞台は日本の盾を担うイージス艦。国家を揺るがす機密情報をめぐり、コナンたちと某国のスパイ“X”が手に汗握る攻防戦を展開していきます!青山剛昌の原作を基に脚本を手がけるのは、『相棒』シリーズなどで知られるヒットメーカー・櫻井武晴。海上自衛隊からの全面協力を得て制作された緊迫感あふれる映像は、ぜひ映画館で!

  余談ですが、小・中学生時代の私は、GWといえばコナンの映画を母と一緒に観に行くのが恒例行事でした。アニメ映画という部分で初めの頃はしぶしぶ“連れて行く側”だった母ですが、そのうち「今年も行こうよ」と率先して誘ってくれるようになっていました(笑)。冒頭にも書きましたが、コナンはまさに“大人も楽しめる”エンターテインメント作品だと思いますよ!

◆『名探偵コナン 絶海の探偵』公開中◆ [公式サイト]
気になる映画を言いきってみました!!
【韓国担当編集:やま】
『シュガー・ラッシュ』 『シュガー・ラッシュ』

『コードネーム:ジャッカル』『コードネーム:ジャッカル』
 先月公開した『シュガー・ラッシュ』は絶対観たい!『モンスターズ・インク』『ファインディング・ニモ』『トイ・ストーリー』などディズニー映画が好き!映像にキャラクターにいつも癒されるなぁ。ゲームの世界の裏側を描くなんて、どーしたらそんな発想がでてくるんだっ?!前にテレビで、ピクサー・アニメーション・スタジオを紹介していた時、こういうところで働いてみたいなぁと思ったくらい夢が詰まったエンターテインメントの部屋がたくさんあって、みんなが楽しんでモノづくりをしていた。嫌な事を忘れたいときは、ディズニ―映画に決まりなんです。

 あと、やっぱりイケメンもみたい(笑)!2012年本屋大賞をとった公開中の『舟を編む』のオダギリジョー。5月3日公開の『コードネーム:ジャッカル』で初主演を果たしたジェジュン。オダジョーさんの前髪おろしてる感じがステキです。どんな役なんだろう。ジェジュンのキレイさぶりをとことん観て目に潤いをあたえなきゃ。
 観たい映画を言いきってみました!みなさんもGW映画三昧しませんかー。
◆シュガー・ラッシュ全国公開中◆ [予告編] [公式サイト]
◆舟を編む全国公開中◆ [予告編] [公式サイト]
◆コードネーム:ジャッカル2013年5月3日公開◆ [予告編] [公式サイト]
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『映画クレヨンしんちゃん バカうまっ!B級グルメサバイバル!!』(C)臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK・2013『HK/変態仮面』(C)2013「HENTAI KAMEN」製作委員会『図書館戦争』(C)“Library Wars” Movie Project『桜、ふたたびの加奈子』(C)2013「桜、ふたたびの加奈子」製作委員会『君と歩く世界』(C)Why Not Productions - Page 114 - France 2 Cinema - Les Films du Fleuve Lunanime『ペタル ダンス』(C)2013「ペタル ダンス」製作委員会『舟を編む』(C)2013「舟を編む」製作委員会『ナオト・インティライミ冒険記 旅歌ダイアリー』(C)2013「ナオト・インティライミ冒険記」製作委員会『旅立ちの島唄』(C)2012「旅立ちの島唄〜十五の春〜」製作委員会

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