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【KAT-TUNライブ】歌こそ彼らの物語 懐かしいコントも

 人気グループKAT-TUNのライブ『KAT-TUN 10TH ANNIVERSARY LIVE TOUR“10Ks!”』では、各年代のヒットソングはもちろん、ファンセレクトによるレアな楽曲も披露された。さらに、かつてライブに登場したことのある懐かしいコントも。しんみりしたくない、楽しませたい、そんな3人の心意気が伝わるようだった。
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「楽曲に、感謝」KAT-TUNが貫いたロックなJ-POP道

 アンコールの挨拶で、ハイフン(KAT-TUNファンの呼び名)やスタッフに対して以外に、“KAT-TUNの楽曲”にもあらためて感謝を述べた3人。今回のライブは、3月22日に発売されたベストアルバム『KAT-TUN 10TH ANNIVERSARY BEST “10Ks!”』に収録された、多くの楽曲を披露。シングル曲以外にも、“Hyphen Selection”として人気のバラード「春夏秋冬」やEDMの「THE D-MOTION」など、アルバム曲やカップリング曲も披露された。「Dead or Alive」などでは、三分割されたステージでそれぞれがきっちりダンスを決め、離れていてもシンクロする動きが、彼らの心の繋がりと重なって見える。
→3人それぞれのパフォーマンスレポート

 10年前、これほど多くのダンス・ボーカルグループが台頭することなど誰も想像していなかった時代に、B’zの松本孝弘(「Real Face」)や氷室京介(「Keep the faith」)といった日本を代表するロッカーに楽曲を依頼し、ロックなJ-POPに特化する姿勢を貫いた。シングル曲が多い今回のようなライブでは、タイアップ曲が多いせいか楽曲のキャッチーさが際立ち、アイドルグループの財産は“楽曲”であることを痛感させられる。しかも、その歌詞の多くが、“生きにくい世の中を、生き抜いていく”決意を歌っていて、歌そのものが、彼らの物語になっている。ポピュラー音楽は、聴き手の日常に“寄り添う”ものだ。だからこそ、ハイフンと呼ばれるファンたちは、彼らの曲に励まされ、ライブで“運命共同体”となる幸福を噛み締めるのだ。

「ナミダより“笑顔”を」懐かしのコントで笑いを生む

 ジャニーズ事務所に所属するグループの多くは、ライブでも“笑い”を取りに行こうとする傾向がある。カッコ良さを極めるべきKAT-TUNも例外ではない。今回のライヴでは、メドレーの合間に“笑い”の要素を盛り込んだ。2006〜2009メドレーの後、“蚊”や“仏”や“加湿器”や“芝刈り機”まで登場する中丸のユーモア溢れる(でも高度な)ボイスパーカッションが披露され、そこから、「中丸クリニック」と呼ばれる歯科医・中丸と吸血鬼・亀梨によるミニコントが始まった。上田は、3輪のバイクに乗って現れ、特効をバンバン鳴らして行く。2010〜2012メドレーが終わると、「KAT-TUNが天狗になってしまったことを歌う、全米デビューしたKAT-TUNの弟分グループ」という設定のユニットTEN-Gが登場(デビュー前からKAT-TUNライブには出現)。亀梨が紫天狗、上田が赤天狗、中丸が黄天狗に扮して抽選会を行った。
 これまでは“ボケ”役を田口淳之介が一手に引き受けていたところを、中丸がとぼけた味わいで和ませ、上田は上田で、「俺ら、攻撃力100だけど防御力ゼロだから!」と絶妙な自虐ネタで笑わせる。上田は、最後の挨拶でも、「できればファンの方達には笑っていてほしい」と語っていたが、実際、ライブ自体は憂いやためらい迷いの全くない、笑顔に溢れたハッピーな時空間だった。
→ライブ前の囲み取材でもコント
→充電前の最後のあいさつ全文
(文/菊地陽子)

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