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NHKの“免罪符”を得た壇蜜 後続の追従を許さない絶対的な立ち位置

 NHK Eテレ『NHK高校講座/保健体育』に、タレントの壇蜜が“壇蜜先生”役で出演することが発表され、話題を集めている。壇蜜と言えば、黒く美しい黒髪と妖艶な雰囲気で、セクシーなトークや衣装で魅せる“エロス路線”とも言うべき活動をしてきたが、どんな過激なことをしても下品にならない不思議な人物で、最近ではむしろ“知性”溢れるキャラのタレントとして重宝。特に『高校講座』をはじめ、ドラマやナレーション、トーク番組など、NHKの番組への出演が増加している。まさにNHKの“免罪符”を得たとも言える壇蜜。エロスを売りにしているタレントの中で、なぜ壇蜜は男女問わず支持されているのだろうか?

政界進出の噂も納得できてしまう“品格”と“知性”

 壇蜜は“遅咲き”のタレントだ。グラビアアイドルとして本格的に活動し始めたのは、29歳の時。ちょうど就職氷河期だった大学時代は、就活でひとつも内定をもらえず、ホステスや専門学校で学んだりしながら、何とか食いつないできた“苦労人”として知られている。そんな彼女だからだろうか、グラビアアイドルとして人気が出始めて間もなく、映画『私の奴隷になりなさい』で大胆ヌードと濡れ場に挑戦。現役グラビアアイドルにはなかなかできない、潔い脱ぎっぷりを披露した。一方で、バラエティ番組ではロングの黒髪に落ち着いた口調で、何気なくお色気たっぷりのコメントを出したかと思いきや、『サンデージャポン』(TBS系)あたりで政治問題などにも鋭く切り込んで見せたりする。単なる“エロいタレント”ではなく、どことなく知性を漂わせる色気が(壇蜜は英語の教員免許も持つ)、男性はもちろん、“清潔感のあるエロス”として女性からも支持され、一躍大ブレイクしたのだ。

「最近は、ほぼ同路線の“大人のエロス”をウリにした橋本マナミさんのブレイクに押されて、『あまり見なくなった』なんて声もありましたが、むしろ比較対象があることで壇蜜さんの“上品さ”が際立ち、老若男女から『壇蜜さんのエロスは格上』『一歩先をいってる』などと、再評価につながりました。それもあってのNHK出演なのでしょう。本人は否定していましたが、この夏の参院選に自民党から出馬するといった噂が出るあたり、彼女に対する高評価は一過性のものでなく定着したものだと言っていいでしょうね」(週刊誌記者)

自身の置かれている立場を冷静に分析した立ち居振る舞い

 最近では、民放キー局の情報番組などはもちろん、NHKの番組で見かけることも増えてきた。どれもが“知性”を含めた彼女のキャラクターが存分に発揮できる場所。例えば、今回の『高校講座』では、若者の健康はもちろん、性感染症から薬物問題までを取り上げる意外とシリアスな番組で、壇蜜も昨今の薬物濫用問題を受けて、会見では「やはり体や精神をむしばむものの怖さを知らないといけない。シビアに伝えていきたい」とコメントしている。その一方で、「やたらとネグリジェについて話してしまった」り、「結婚とか性についても掘り下げる機会がある」など、エロスと清潔さが同居した、これまでの壇蜜のタレント活動そのもののような番組のようだ。このほか、『六角精児の呑み鉄本線・日本旅』(NHK BSプレミアム)でナレーションを務めるなど、NHK BSプレミアムでは“常連”と言っていいほど出演経験があり、むしろ民放よりもNHKの方が出演回数が多いくらい。来年はNHKが力を入れている綾瀬はるか主演の大河ファンタジードラマ『精霊の守り人』に新キャストとして加わることも発表されている。

 ここまでお茶の間の人気者にもなれば、普通はグラビアの仕事などを減らしそうなものだが、相変わらず壇蜜は写真週刊誌などで過激なグラビアを披露している。そうしたあたりも男性からは、“お高くとまらなくてよかった…”と安心もされ、さらに好感も持たれる要因になっているのだろう。また、変にバラエティ番組に逃げないところも彼女のいいところ。自分の本分である“グラビア”というフィールドは大事にしながら、自らのキャラクターを冷静にとらえ、それを存分に発揮できる場、空気を読んで自分のするべき立ち居振る舞いをよく理解していることが、壇蜜の新鮮さが衰えない理由なのかもしれない。

 壇蜜はこれからどこへ向かうのだろうか? 今後も壇蜜がグラビアなどのビジュアルを活かした仕事から離れることも考えにくいが、番組での発言やインタビューなどからは、こういった仕事には“賞味期限”があることを熟知しているように感じる。壇蜜も今年の12月で36歳。知性を活かした番組出演が増えていることや、先述した参院選出馬騒動にしても、ウソっぽく聞こえないし、むしろその“上品さ”と“知性”は、ヘタな政治家よりもよっぽど国政に向いているのではないだろうか。
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