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流行りモノ調査隊『大人から子供まで楽しめる話題の“インタラクティブイベント”に潜入!』

 昨今、3Dのヴァーチャル空間に入り込み、声や動きにリアルタイムで呼応&操作ができるインタラクティブなキャンペーンが増殖中。例えば昨年、フジテレビ主催の夏の大型イベント『お台場夢大陸』では、人気アニメ『ワンピース』とチームラボのコラボ企画が展示。アニメの登場人物になりきって敵を倒す3Dバトルに親子連れが熱狂、話題をさらったことも記憶に新しい。そこでORICON STYLEは、近年トレンドとなる気配のある「インタラクティブイベント」に注目し、実際にイベントに潜入してみた。

ジャングル or ビーチの3D空間を駆け抜けろ!

  • 休日とあってたくさんの人がチャレンジ

    休日とあってたくさんの人がチャレンジ

  • 子供でも簡単に挑戦できる

    子供でも簡単に挑戦できる

 今回訪れたのはカジュアルフットウエアブランド『クロックス』のイベント『撮れ〜る!アドベンチャー』。舞台となったのは、神奈川県の大型商業施設・ラゾーナ川崎プラザ。クロックスの新作シューズを履いて楽しむことができる新感覚のデジタルコンテンツで、参加は無料。参加者は“ビーチ”か“ジャングル”の背景のいずれかを選択。3D空間に展開される障害物たっぷりのコースを、ゴールを目指してひたすら走り抜けていく。

 楽しみ方はいたってシンプル。まずは体験用にセレクトされたクロックスの新作シューズの中から好きなものを履いて、フットデバイスのあるプレイゾーンへ。大型ディスプレイの上にはカメラが設置されており、参加者の姿はリアルタイムで3Dの背景に合成され、画面に映しだされる。背景は、参加者の走る姿に合わせて変化。突如現れる障害物は、ジャンプやダッシュで回避していくという、かつての名番組『関口宏の東京フレンドパーク』(TBS系)を思わせる体感型アトラクションだ。

迫り来る大岩に、オトナの心も子供時代にタイムリープ!?

  • 大人も楽しめるイベント

    大人も楽しめるイベント

  • 体験中に撮影された写真が携帯にダウンロードできる

    体験中に撮影された写真が携帯にダウンロードできる

  • 記念に写真をダウンロードする家族も多数

    記念に写真をダウンロードする家族も多数

 さっそくORICON STYLE編集部も挑戦してみた。背景が流れる速度は、足踏みの速度とリンク。障害物をジャンプして避けるアクションも、踏切のタイミングと画面上の動きは忠実だ。失敗すると“ミス”の表示とともに、タイムロスが生まれるなどゲーム性も高い。

 コース終盤には、映画『インディージョーンズ』を彷彿とさせる巨大岩も登場。転がり落ちてくる岩からダッシュで逃げ切るためには結構必死に足踏みをしなければならない。「子供の頃の遊び心なんて、なくしちまって数十年……」などとすっかり枯れたつもりでいたが、迫り来る大岩の切迫感に、心は思わず少年時代に逆戻りしていた。

 アトラクション終了後は、体験中に撮影された写真が確認でき、そのなかから好きな写真を選び、QRコードからアクセスすると携帯にダウンロードすることができる。ちなみに、ゲーム中は、かなり激しく動いたつもりでいたのだが、足が痛くなるということはまるでなかった。なるほど、楽しさとともに、クロックス社製シューズの履きやすさを実感できるという仕掛けなのである。

二番煎じではなく、楽しいものを意識した結果、“インタラクティブ”イベントに

  • 『クロックス・ジャパン合同会社』のマーケティング PR/ブランドコミュニケーションマネージャーの斎藤千洋氏

    『クロックス・ジャパン合同会社』のマーケティング PR/ブランドコミュニケーションマネージャーの斎藤千洋氏

 この楽しいイベントを開催した『クロックス・ジャパン合同会社』のマーケティング PR/ブランドコミュニケーションマネージャーの斎藤千洋氏は、「弊社のブランドテーマは“Find Your Fun”。 弊社の新商品を通して“Fun(=楽しい)”な試みをファミリーに向けて訴求したいという想いから、同企画がスタートしました」と開催経緯を語る。

 同企画はアイディア創造を得意とするクリエイティブ・エージェンシー『猿人』の提案からスタートした。『猿人』とのタッグは、昨年3月に東京ミッドタウンで無人飛行機ドローンを使って行った世界初のPR企画「空中ストア」、同年5月に東京・表参道で開催された、街行く人の姿に同社のシューズを合成して見せる「デジタル試着」に続いて3度目。実装を担当したのはWeb制作事業を行う『面白法人 カヤック』。『猿人』からのプランニングをさらに深めて、同コンテンツを完成に導いた。
  • crocsの新作も展示

    crocsの新作も展示

 斎藤氏はイベントが実現するまでを振り返り、「両社とお話を続け、二番煎じではなく、かつ楽しいものを意識した結果、“インタラクティブ”という形に結実しました」と言う。9日と10日にわたって行われ、「ラゾーナ川崎の3Fに弊社の売り場があるのですが、お客様がこのイベントから店舗へ流れていただき、昨年と較べて売上も好調と聞いています」とその効果にも満足を感じているようだった。

今後はリア充改め、“フォト充”のススメ!

  • 『猿人』クリエイティブディレクター コミュニケーションデザイナーの野村志郎氏

    『猿人』クリエイティブディレクター コミュニケーションデザイナーの野村志郎氏

  • 『猿人』コミュニケーションデザイナーの矢崎剛史氏

    『猿人』コミュニケーションデザイナーの矢崎剛史氏

  • 『カヤック』開発担当の奥谷雄介氏

    『カヤック』開発担当の奥谷雄介氏

 『猿人』のクリエイティブディレクター コミュニケーションデザイナーの野村志郎氏は「インタラクティブ広告の王道は、こちらがアクションを起こしたらバズ(口コミ)として口から口へと伝えられていくこと。その相互性に注目すること」と話し、「リアルな体験の強度が必要不可欠ですが、リアルだけではリーチが狭くなる。そのためにはバズによるシェアの拡大も重要で、価値を持った強いテーマも必要となる」と付け加えた。

 同社の矢崎剛史氏は「前日にコンテンツに参加してくれた人たちが、ツイッターに写真をアップしてくれていました。嬉しかったですね」と笑顔。「昨今、リア充アピールが、まるで悪いことのようにあげつらわれています。でも体験した楽しさや幸せをネットで広めるのは、実は素敵なこと。それぞれの大切な思い出がネットで拡散されて広く共感を集めたことにより、さらに幸せでパーソナルな体験として自分に戻ってくるのではないでしょうか」と魅力を語った。

 『カヤック』開発担当の奥谷雄介氏は、「今回のテーマの1つは、自分の体験がそのまま画面上に反映されるフォトデバイスを提案すること。口コミにおける拡散の大切な要素の1つとして挙げられるのがフォトジェニックではないか」と指摘。「リア充ではなく“フォト充”といいますか(笑)、思い出としても記憶としても残る写真という要素は今後、個人間でもインタラクティブ・イベントでも重要になってくるように思います」と将来を見据えた。

 最後に、『猿人』『カヤック』両社に「今後、このようなインタラクティブなイベントは増えていくのか?」と質問を投げると、ともに「Yes」と予想。『クロックス』斎藤氏が広告効果ありと太鼓判を押したあたり、やはり、インタラクティブ・コンテンツが主流となるのもそう遠い日ではないかもしれない。

 同イベントは、23日(土)と24日(日)に大阪・ららぽーとEXPO CITY 光の広場でも開催される。

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