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Wエンジン×吉田山田の異色対談! チャンカワイが片思い……2組の意外な出会いとは

 音楽好きであるWエンジンの新コーナーが登場。記念すべき第1回目は、チャンカワイが大ファンと公言する吉田山田が登場。チャンカワイのラブコールから始まった2組の出会いの経緯、“惚れてまうやろーっ!”と思わず言いたくなる吉田山田の楽曲について語る。

汗だくで語る! チャンカワイのアツい想いに3人は……

チャンカワイの片思いから始まった縁、僕が勝手に号泣し……

――そもそも、吉田山田とWエンジンの出会いは?
山田義孝 最初は雑誌の対談でした。
チャンカワイ 完全に僕の片想いでした。僕が吉田山田さんをテレビで観たとき、「希望とキャンディ」を歌っていて。僕が勝手に号泣し、勢いでブログに書いたところ、それが回り回って吉田山田さんの耳に届き、対談が実現しました。
えとう窓口 ブログで大好きと言っている話を聞いたときは、どう思われましたか?
山田 驚きましたよ。え〜! って。
吉田結威 だって、テレビで観ている方じゃないですか!
チャン こっちこそテレビで観てた方ですよ……そのときも、ずっとこんな言い合いをしてました(笑)。
吉田 「希望とキャンディ」は、1stアルバムに収録された曲だったので、テレビで拝見した方に僕らの歌が届いていた初体験でした。デビューして1年くらい経っていましたが、チャンさんの話を聞いて、デビューした実感がジワジワわいてきたという。
チャン ええ〜初がチャン! いいんですか?
山田 いえいえ、本当に嬉しかったです。
吉田 ブログの内容が、ただ単にいい曲だっただけじゃなく、チャンさんがどういう風に感動したか書かれていて。シンプルにうれしくて、お礼を言いたいと思っていたんです。
えとう それじゃあ、最初の対談は吉田山田さんが望んだものだったんですね。
吉田 そうです。
チャン だから、マネージャーさんに何回も確認しました。
えとう ああ、ドッキリにかかることが多いからね。
チャン そのていで、ぜんぜん違う漫才師がやって来る可能性もありますからね。どこの吉田と山田や! って(笑)。
吉田 あのとき携帯の番号交換をさせていただいたんですが、芸能人ではチャンさんが初めてでした。
えとう また、初がチャン!
山田 けっこうな初めてを奪われています(笑)。
チャン なんか、すみません!

――お笑いと音楽。ジャンルは違えど、お互いシンパシーを感じている部分は?
吉田 僕らは、芸人さんにはすごくリスペクトの気持ちがあるんです。例えば、僕らはMCでどんなに笑ってもらえなくても、歌が上手く歌えればいいんです。芸人さんは、笑いにきた人を笑わせないと成功にならない。頭の回転が速くないとできない。だからきっとチャンさんも、とても頭のいい方だと思っています。でも、実際にはまだご飯に行けていないので、やっぱり社交辞令みたいなところがあったのかな? って(笑)。リスペクトが行きすぎたゆえの懐疑心というか。
チャン そういうオンとオフに限っては、否定はしません(笑)。
えとう でも、チャンさんの吉田山田さんに対する愛情は、隣にいる僕が一番わかっていますよ。僕はあまり音楽に詳しくないんだけど、チャンさんが聴き惚れたいろんな音楽を、すごく勧めてくれるんです。「日々」も「泣きますから」って言うので、そんなことあるわけないと思いながら聴いたら、ふたりで号泣でした。
チャン 空港でたまたまお会いしたとき、「日々」のCDを手渡しでもらって、それはもう自慢です。しかも「きっと気に入ってくれると思う」というコメント付き。あの経験はうれしくて最高でした。それから少ししてNHK『みんなのうた』で話題になって、WEBニュースになったり、すごく人気が出たときに、「もうムリや。もう電話できへん人や」って思ったんです。僕たちは、失恋したときしかニュースに載らないですからね(笑)。

「何でなん?」と思う楽曲タイトルにまつわる意外な話も……

――吉田山田のアルバム『47【ヨンナナ】』が発売されましたが、チャンさんはご結婚されて、『47【ヨンナナ】』の聴こえ方は変化しましたか?
チャン 変わりました。今までは落ち込んだときなどに、背中を押してくれる吉田山田さんの歌を聴いていました。でも『47【ヨンナナ】』に関しては、聴くタイミングが変わりそうです。奥さんが待っている家に帰る前やほっこりしたいとき、愛する人を想って聴くためのアルバムじゃないかと思うんです。
吉田 うれしいです。僕らは、それぞれの今の気分に合った曲を見つけて欲しいという気持ちです。チャンさんは、いつも1人の人間として、そのときの気持ちにフィットした聴き方をしてくれる。それが僕らの思惑とは違っていても、話を聞くだけで感動します。
チャン えとうさんも今回がっつり聴いたそうですよ。
えとう ヘビーローテーションでずっと聴いていたんですが、何日聴いても心を離してくれないです。心を上げて落ち着かせて、上げて落ち着かせての繰り返しで。
吉田 ちょっとやりづらいなあ……基本踏みつけられて伸びるタイプなので、あまり褒められすぎても(笑)。
チャン じゃあ、「何でなん?」という切り口で、お話をさせていただきますね。「タイムマシン」という曲は、歌詞の中ではタイムマシンが脇役なのに、よくこのタイトルを持ってきたなって思うんです。そもそも、何でなん?
吉田 よく早く次の恋愛をしたほうが、失恋の痛みを癒やすというけれど、そうじゃなくて、もっとゆっくり後悔や過ち、哀しみとか、しっかり受け止める時間を持った方が、人生が豊かになると思ったんです。タイムマシンであの頃に戻れたらと誰しもが思うけど、よくよく考えると、タイムマシンで戻ってもまた同じ恋を選ぶだろうなって。そういう辛いけど愛おしくて大切な気持ちを描きたかったんです。
えとう タイトルで、そういう「?」というのが多いですよね。アルバムの1曲目は「てんてんてんて」だし、「全う」も曲のタイトルでこれはなかなかないし。
山田 僕はストレートに付けるときもあるけど、「てんてんてんて」は遊びというか。「タイムマシン」は、曲を聴いてもらったときの裏切りがすごく面白くて。「てんてんてんて」は、“てんてんてんてって?”って思いながら聴くと、実はしっかり意味があるという仕掛け。別れの曲ですが、ストレートに付けるより、このほうが面白いと思ったんです。
吉田 実は、ふたりともタイトルを付けるのがすごく苦手です。僕と山田では感性が違うので、それを1つに括るのはとても難しくて。ライブの現場って、まずタイトルをいってから演奏を始めることって実は少なくて。2〜3曲立て続けにやることもあるし。単純に1曲の3〜4分の中で何かを感じてもらうことが一番なので、タイトルで固定観念を持って欲しくないのもあります。
えとう 聴いた人が感じたものが、そのままタイトルでもいい?
吉田 はい。僕の中での優先順位は、目を閉じて耳で聴いて、心で感じてもらうこと。でもCDを買ってブックレットを楽しみにしてくれる方もたくさんいらっしゃるので、がんばってタイトルを付けています。特に山田は鼻歌で作るから、後で付けてることが多いです。
チャン なるほど。そういう付け方だから、いつも新鮮なんですね。

「母のうた」ミュージックビデオ

「日々」ミュージックビデオ

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