• ホーム
  • 芸能
  • 山口もえ、風当り強いママタレ枠で“良妻賢母”の独自路線

山口もえ、風当り強いママタレ枠で“良妻賢母”の独自路線

 芸能界において相変わらずの需要の高さが伺える“ママタレント”枠。多くのママタレが存在するが、ひときわ高い好感度を保っているのが山口もえだ。何かと叩かれる“ヒール”系のママタレが多い中で、山口のポジションは明らかに“ベビーフェイス”であり、独身時代以上の活躍ぶりを見せている。昨年10月4日の爆笑問題・田中裕二との結婚発表は記憶に新しいが、両者とも“再婚”。山口も“バツイチ”ネタで突っ込まれそうなものだが、なぜかそこをうまくくぐり抜け、まるで世間も新婚のような祝福モード。もともとは“不思議ちゃんキャラ”として人気を獲得していたが、ママタレントとして上手くキャラチェンジした山口もえの、“ママタレ勝利の法則”を紐解いてみたい。

激戦区の“ママタレ”枠、日本的慣習の影響もありバッシングの対象になりやすい

  • “ベビーフェイス”なママタレントの山口もえ (C)ORICON NewS inc.

    “ベビーフェイス”なママタレントの山口もえ (C)ORICON NewS inc.

 気軽に“ママタレ”などとは言ってるが、実はこの枠は想像以上に拡張が進む激戦区。北斗晶や神田うの、辻希美といったベテラン勢から、紗栄子、益若つばさなどのシングルマザー系、ほしのあき、小倉優子、熊田曜子の元グラビア系などなど、ある程度のジャンル分けがされつつ、常に増殖をし続けている。

 では、ママタレは、どこからがママタレなのだろうか。タレントが母になった時点からか、お母さんであることを“ウリ”にした時からなのか。そのへんの線引きは曖昧だが、どうも些細なことで何かと叩かれやすい、叩きたくなる存在ではあるらしい。ブログに夕食の写真を掲載しただけなのに、やれ「バランスが悪い」「高カロリー」などと言われ、ちょっと派手な格好をすると、「母親なのに下品だ」と叱られる。

 不景気のもと、夫婦共働きをしたくても、なかなか保育園に子どもも預けられない……といった今の世の中、華やかな芸能界で優雅に見えるママタレたちは、世間からのやっかみも買いやすい。また、女性は「三歩下がって男性についていく」べきだとし、控えめでしおらしい女性が称揚されてきた日本的慣習の影響もあるのだろう。特に、夫がアスリート系や梨園系の場合、批判はより強まる傾向があり、ときには度を超えるようなバッシングさえ受けたりもする。

結婚、出産、離婚を経て、天然キャラから自立した強い女性に変貌

 そんな風当りの強いママタレ業界で、山口もえはなぜ“ベビーフェイス”を貫きとおせるのか? 「山口さんの最大のウリである“天然”や“おっとり”キャラは、結婚してもまったく変わらない。そして必要以上に“母”であることを強調しません。前のダンナのときも、“セレブ婚”をアピールすることはなかったですからね。離婚したときなんかは、それこそ爆笑問題さんの番組に出演して、『離婚は間違っていたのか』と号泣し、世間からも『もえちゃんかわいそう〜』と同情を集めました。しかもダンナに慰謝料や養育費を請求しなかった。これは大きかったですね。これで『育児と仕事を両立させる頑張り屋のママ』という評価が定着したわけですから」(番組制作会社スタッフ)

 本人も記者会見で「自分が頼もしくなって、男性化したので、私ひとりで頑張れる」と発言し、おっとりした見た目からは想像できないたくましい姿を見せた。また、「16歳の時からこのお仕事をしているから、お仕事をしていない自分は想像ができない」と仕事と子育ての両立は“当たり前”と断言。ふたりの子どもとのスキンシップも欠かさないと言う。今や自分の離婚を自虐的に“ネタ”にしたり、元夫に毒舌を浴びせるなど、あからさまな“炎上商法”さえするタレントが多い中、いっさいネガティブな発言をせず、毅然とした態度で対応した山口もえ。いつも笑顔で穏やかなイメージがあるだけに、そんな芯の強さを見せた山口の好感度はさらにアップしたのである。

 そして、もともと好感度も高いバツイチ男、爆笑問題の田中だが、交際当初は周囲からは心配する声もあったようである。しかし、再婚もあくまで子供を中心にゆっくりと歩み、山口の連れ子に「パパ」と呼ばれていると告白しながら、田中が幸せそうな表情を見せると多くの視聴者が安心し、世間も“よかったね”と晴れてふたりを温かい目で見守りはじめた。日本の典型的な“いいお母さん”タレントが減っている今、山口もえは単なる“ママタレ”を超えて、新世代の“良妻賢母タレント”の枠を作り出していくのかもしれない。
タグ

オリコンニュース公式SNS

Facebook、Twitterからもオリコンニュースの最新情報を受け取ることができます!