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山本舞香インタビュー『やりたいことを見つけたい マイペースでゆっくり』

この冬、『JR SKISKI』CMへの起用とその大量オンエアで一躍大きな注目を集めた山本舞香。ドラマ『南くんの恋人〜my little lover』(フジテレビ)でのヒロイン役に続き、いよいよ初主演映画『桜ノ雨』が公開される。ボカロから卒業ソングの定番になった「桜ノ雨」がベースの高校合唱部での物語で、人見知りの自身と似ている(!?)内気で自分を出せない女子高生役をみずみずしく演じている。この春、高校を卒業し、芸能界の荒波のなかで生きていこうとする19歳の初々しい今の姿に迫った。

<動画インタビュー> 憧れの女優は…!?

撮影合間にがんばってみんなに話しかけた

――初主演が決まったときはバンザイするぐらいな感じでした?
山本バンザイはしていませんけど(笑)、「えっ? やった!!」という感じでした。台本の始めに自分の名前があったときは感動しました。プレッシャーももちろんあって、「足を引っ張らないようにしよう」と。普通なら「自分が引っ張っていかなきゃ」となりそうですけど、私はまだ経験が浅いので。

――当然ながら、劇中でも舞香さんがたくさん出ていて。観ていて気持ちいいものでした?
山本いえいえ。ずっと緊張して観ていました。ソロの歌が流れたところは、本当に恥ずかしくて。自分の歌声を映画で聴くのが不思議な感じでした。

――良いと思ったシーンはどの辺ですか?
山本合唱のシーンはもちろんですけど、病院でのお母さんとのシーンが好きです。内気で周りの人とあまり話さない未来が、お母さんには甘えたりしていて。現場でもすごく居心地が良くて、自然にお芝居できました。

――お母さん役の奥貫薫さんとの親子感も自然に出たもの?
山本そうですね。ご挨拶と同時にいろいろな話をしていただいて、自分からも話しかけることができました。

――人見知りの舞香さんでも?
山本今回はけっこう皆さんに話しかけましたよ(笑)。なにを話せばいいのかわからなかったけど、ちょっとした他愛ないことだったり。「この楽譜に書いてあるこれって、こういう意味だよね?」「こういうテンポで歌えばいいんだよね?」とか。本当なら先生に聞けばいいんですけど、生徒役のキャストに話しかけて。それがきっかけで、他のこともいろいろ話せるかなと思ったんです。

――そのひと言も舞香さんにとっては……。
山本勇気が要りました! すっごい緊張して声をかけました(笑)。

私は内気ではないけど自分からはいけない…

――映画では合唱コンクールの出番直前に、未来がみんなに訴えかけるところも見せ場でした。いつも自分の言葉を呑み込んでいた未来が、意を決して。
山本あそこはほかのどのシーンよりも集中しました。普段お芝居のことは、現場に入ってから監督や他のキャストと話し合っていきますが、あのシーンは事前に台本を読み込んで、自分で「どうやって言おうか?」と考えました。

――それで、どう言おうと?
山本相手にきちんと伝わるかどうかを意識しました。撮影前は、キャストのみんなと楽屋が一緒なのでワイワイしていましたけど、そのシーンに入った瞬間にスイッチが入る感じでした。

――主演という立場で大変だったこともあるのでは。
山本今回主演をやって改めて思ったのが、スタッフさんとキャストの皆さんがいるからこそ、できた作品だったなって。口数が少ない役柄のため、表情でお芝居をするところが多かったので、ふとした時間に周りを見ると、いつも私たちがお芝居をしやすいように、スタッフさんが現場を作ってくれていたんです。すごくありがたいなと感じました。
――演技的に難しかったところはありました?
山本全部難しかったです。内気な役が初めてだったので、役作りはもちろん、仕草とか目の動きとか、すごく大変でした。街で人を見て研究したのと、声のトーンも考えました。私の(低めの)声でウジウジしているより、ちょっとトーンを上げたら合うかと思って。

――ハル先輩を見つめていた未来が、親友の友梨に「辛いね」と言われる場面もありました。
山本辛いと思いますよ。ルカ先輩と仲良くしているのを見ると。でも、未来は自分がハル先輩を好きだとわかっていないんです。たぶんハル先輩が初恋だったから。可愛いですよね(笑)。純粋だなと思います。

――友梨みたいに「当たって砕ける」とはならないと?
山本未来はならないと思います。

――山本舞香だったら?
山本「当たって砕ける」の前に当たらないです(笑)。私は内気ではないけど、好きになった人に自分からいくのはないかもしれない。

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