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リアクション女王となった鈴木奈々、読モ枠を超えた強烈な“処世術”

 「サイクルが早い」「すぐ消費される」などと言われる“読モ”タレント枠の中で、しぶとく生き残っている女性がいる。鈴木奈々だ。今では、ダチョウ倶楽部・上島竜兵や出川哲朗といった大御所リアクション芸人たちの後を継ぐ次世代リアクション芸人・ロッチ中岡創一=“キング中岡”と双璧を成す“クイーン鈴木”として、体を張ったリアクションを披露している。日々消費される“読モ”枠から、新たな活路を見いだした鈴木奈々の強烈な“処世術”について検証してみたい。

“アンチ”も脱帽 モデル出身とは思えぬ一線を超えたリアクション芸で開花

  • リアクション芸のクイーンとしても活躍する鈴木奈々 (C)ORICON NewS inc.

    リアクション芸のクイーンとしても活躍する鈴木奈々 (C)ORICON NewS inc.

 鈴木のデビューは2007年、益若つばさのおっかけをしていたことを機に、雑誌『Popteen』(角川春樹事務所)の読者モデルになったのが始まり。2011年ごろからバラエティ番組などに出始めるが、すでに時代は読モタレント全盛期。鈴木は読モにプラス“おバカタレント”の要素を付け加え、各番組で引っ張りだことなる。それでも読モタレントの消費期限を延ばすことはひと筋縄では行かない。

 そんななか、2013年に長年交際していた一般人の彼氏と結婚、身を削ってネタを作るも、「夫との夜の生活までネタにするのはちょっと……」「何でも2回言葉を繰り返すのがウザい」など、同性を中心にバッシングにあう。それでもひるまない鈴木は、ここにきて『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)などのバラエティで、とてもモデル出身とは思えぬ一線を超えたリアクション芸を開花させた。

 2月7日放送の同番組では、ニュージーランドでクリームまみれになり、芸人顔負けのリアクションを見せ、視聴者を驚かせた。昨年末の『うわっ!ダマされた大賞【今年もドッキリ風物詩!50人に超ド級ワナ】』(同系)でも、鈴木はリアクション芸人界のトップ格扱いで登場し、ロッチ・中岡と張り合うまでに成長。今ではバッシングしていた女性層も“バカ負け”したのか、「ここまで体を張るのは逆にスゴイ!」とリスペクトするようにさえなったのである。

プライドを捨てて芸能界でのポジションを模索 生き残りをかけた決死の“戦略”

 「さらに彼女がすごいのは、上島さんや出川さんといった男性リアクション芸人と同等の、安全・安心感のあるリアクション芸人の域に達していることです。中途半端な女性タレントだと、ちょっとやりすぎなんじゃないか……と視聴者が引いてしまうような場面でも、彼女なら今までさんざん場数をこなしてきたことを視聴者も知ってるので、すんなりと受け入れられる。しかも“撮れ高”(撮影した映像のうち番組に使えそうな面白い映像を指す業界用語)まで気にしてもらえるんだから、使う側からすれば楽だし、頼もしい存在なんです。それにトークも意外といけるし、汎用性が高いタレントと言えるでしょう。舞台裏でも非常に礼儀正しい。大物芸人たちにもかわいがられている。重宝されるのは当然ですね」(番組制作会社スタッフ)

 とは言え、リアクション芸は男性でもなかなかハードな芸だ。女性だとそのうち息切れもしそうであるが……。「彼女の場合、大雑把に言えば、読モ、おバカタレント、結婚、ウザいとバッシング、貴重な女性リアクション芸人と変遷してきたわけですが、どのキャラも彼女は捨ててないんですね。今でも女性ファッション誌のモデルをしてるし、女性下着メーカーの専属モデルもやっている。下着モデルに挑戦できるところも彼女のキャラなんでしょうが、けっこう“エロカワイイ”し、よく言えば“多才”なんですよ」(前出のスタッフ)

 もちろん、その裏には彼女なりの相当な努力があるだろう。そもそも鈴木は、益若つばさや小森純、舟山久美子といった『Popteen』出身の先輩・後輩の読モの中で、唯一独自のキャラを築き上げて、バラエティの世界で生き残ってきている。最近では、報道番組『淳と隆の週刊リテラシー』(TOKYO MX)に出演し、リアクションタレントだけでは終わらない新たな自分を模索している。「本人の意向なのかマネージャーなのかわからないですが、現状で終わらせない戦略は見事なものです。鈴木奈々の今後をどうしていくのか? 未来を見据えて戦略を立てているように思いますね」(前出のスタッフ)

 モデル出身ながら“汚れ役”を買って出たり、ストレートに毒舌を吐いて見せたり、あるいはその過剰なウザさまでも、消費サイクルの早い読モタレント枠への危機感から“生き残り”をかけた鈴木の決死の戦略なのである。だからこそ最近では、鈴木のたくましい対応力や体を張った姿に共感する視聴者も増えているようだ。今後も貪欲に新たな自分を模索し、その対応力の高さを活かすことで、移り変わりの激しい芸能界でしぶとく生き残っていくのだろう。
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