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『真田丸』でも猛将を熱演 “男気”俳優・藤岡弘、の魅力とは?

  • 初代仮面ライダーの藤岡弘、(69)、現在放送中の大河ドラマ『真田丸』では猛将・本田忠勝を演じている。

    初代仮面ライダーの藤岡弘、(69)、現在放送中の大河ドラマ『真田丸』では猛将・本田忠勝を演じている。

 3月26日から映画『仮面ライダー1号』が全国公開される。と言うと、昔の作品がリバイバル上映されると勘違いしそうだが、藤岡弘、(本郷猛)主演のれっきとした新作映画で、仮面ライダー放送開始45周年の記念映画なのだ。現ライダー、『仮面ライダーゴースト』の主演・西銘駿(にしめしゅん)と共演し、一緒にショッカーとも闘い、ちょっとスタイリッシュになった仮面ライダー1号に変身する。また、現在放送中の大河ドラマ『真田丸』(NHK総合)でも家康を支えた猛将・本多忠勝を熱演。バラエティ番組でも「ガタイがよくて渋い声の優しいおじさん」として活躍、今年御年70歳・古希を迎える藤岡弘、の魅力はどこにあるのだろうか?

「我、未だ完成せず」 絶滅しつつあるアクション俳優の代表格

 まず藤岡弘から“藤岡弘、”に改名した理由だが、最後の“、”(読点)には、「昔の武将は一度“、”を打って決意した。周囲に流されることなく立ち止まり自分を見つめる」という覚悟と、「我、未だ完成せず」という思い、さらには「てんでダメな男」という意味をかけていると本人が雑誌のインタビューで語っている。この言葉通り、藤岡という人間の根底をなすものは“武士道”であり、実際に父親は古武道「藤岡流」の継承者であったという。

 俳優の道を歩み始めた藤岡は、1971年に放送が開始された『仮面ライダー』(NET系※現テレビ朝日)の主人公・本郷猛役でブレイクすると、映画『日本沈没』(1973年)の主演、大河ドラマ『勝海舟』(1974年)で坂本龍馬役を演じるなど、硬派&アクション俳優として実績を積み重ねていく。また一方で、家庭用ゲーム機・セガサターンのCM(1997年)に「せがた三四郎」として出演するなど、イメージとは異なるコミカルな一面ものぞかせ、藤岡の人気はさらに高まるのだ。

 「でもやっぱり、藤岡さんと言えば『仮面ライダー』です。当時夢中になって観てた世代がリスペクトしてるので、とんねるずさんの『とんねるずのみなさんのおかげです』(フジテレビ系)やダウンタウンさんの『ダウンタウンのごっつええ感じ』(同)にも出演して、早くからバラエティ界でもブレイクしていました。それに千葉真一さんや志穂美悦子さんのように、今や絶滅しかけている“アクション俳優”の代表格とも言える存在なのに、少しも偉ぶったところがなく、懐も深い。そこが今でもバラエティで藤岡さんが使われる、使いたい理由なんです」(バラエティ番組制作会社スタッフ)

“武士道”を体現するからこそバラエティで活きる

 確かに藤岡はバラエティ番組で活躍し続けており、2月16日放送の『火曜サプライズ』(同)では、ウエンツ瑛士とともに原宿をアポなし散歩。ストロベリーミルクスムージーをニコニコしながら飲む姿が「すごいカワイイ」「一度デートしたい」などと、女性からの声もネットに多く上がっていた。

 また、『天才!志村どうぶつ園』(同)で「日本犬の里」を訪問した際には、「僕は犬と仲良しなんだよね〜」と言いながら日本犬を手なずけようとするも、めちゃくちゃ犬に吠えられてしまう……といった姿などが、まったく飾らず素のままなので、好感が持たれているようなのだ。

 「藤岡さんは、古きよき日本の“武士道”の姿を自ら体現しようとしている、非常に貴重な俳優です。絶対に人の悪口は言わないし、バラエティで多少“小バカ”にされるような場面があっても、表情を崩さず、いつもニコニコしている。人間としての器が本当に大きい。“男”なのでしょう」(前出・スタッフ)

“武士道”極めた藤岡だからこそベストな配役 『真田丸』の本田忠勝

 仮面ライダーは、最近ではオダギリジョーをはじめ、水嶋ヒロ、佐藤健、福士蒼汰、菅田将暉といったイケメン俳優の養成所のようになっているが、本来のライダーはアクションスターのはず。今回の映画でも、ライダー史上一番かわいらしいとも評されるジュノンボーイ出身、現ライダーの西銘駿が出演。70歳となる今なお、武道家としての努力を怠らず、柔道、空手、刀道、抜刀道、小太刀護身道などあらゆる武道に精通する藤岡との共演だけに、思いもよらぬ“化学反応”も期待できそうだ。

 今では初代ライダー・藤岡のように、アクション俳優として活動する新人は皆無。むしろ固定イメージを付けずに“幅広い演技”を求める傾向にあるようだ。だからこそ、武道家として独自の道を貫き通してきた俳優・藤岡弘の“男気”が光るのだし、最大の魅力なのである。『真田丸』(NHK総合)では、戦国一の武力を持つと言われた徳川家康の家臣・本多忠勝を演じる藤岡。根っからの武人であるからこそ見事なまでに暑苦しく、重厚に演じられるのだろう。ドラマはまだまだ序盤、藤岡演じる本多忠勝の活躍に期待したいところである。

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