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武井咲、デビュー10周年を語る『いまは楽しい!でもまだ向いているかはわからない』

ドラマや映画では常にメインキャストを演じるなど、いまや誰もが認めるエンタテインメントシーンのトップを走る若手女優・武井咲が今年、デビュー10周年を迎えた。スターとして活躍するいまの華やかな場所に至るまでには、さまざまな苦悩も経てきていることだろう。先ごろ東京ディズニーシーで開催された一夜限りの特別プログラム『第一生命スペシャルナイト』への出演前の武井を直撃。これまでの軌跡を振り返りながら、いまの仕事観と10周年への素直な想いを語ってもらった。

プライベートなのに仕事目線になってしまう(笑)

――今夜はグリーティングドライブとしてミッキーマウス、ミニーマウスとの共演を果たすわけですが、ふだん女優としてカメラの前に立っているときとは違うものですか?
武井お芝居の場合、わかりやすくいうとセリフが決まっていて、リハーサルで動きも確認できますが、グリーティングドライブはそういうものがないうえにライブイベントなのでやり直しがきかないんです。だから、いつもよりも緊張します。でも、大勢のお客さんがみんな笑顔で手をふってくれたり、声をかけてくれたりするのはすごくうれしいですし、特別な場です。ほかでは得られない貴重な経験だと思います。

――ミッキーたちとの共演で刺激を受けることはありますか?
武井ふだんパークでショーなどを観ていて、毎回完璧だと思いますし、衣装や美術、照明、振付けにいたるまで、すごくこだわりを感じます。すべてがいき届いているので、プライベートなのに仕事目線でそういうところに目がいってしまいます(笑)。1本1本の水にライトが当たって色が付いていることとか、音楽に合わせて花火が上がったりとか、本当にすごいなと感心させられます。

――プライベートで遊びに行くときは、いつもどのように過ごしているんですか?
武井中学生の妹が大好きなので、よく家族で遊びに行きます。散歩をするためだけに行くこともありますし(笑)。アトラクションにはひとつ乗ればいいかなみたいな感覚で、ポップコーンを食べたりしてゆっくり過ごしたり。歩いていてエリアが変わるだけで、時間の流れも変わるような気がします。夢の国で、ゆっくり過ごしたい願望があります(笑)。

――東京ディズニーシーのホテルミラコスタで挙式をした場合、パークのなかを新郎新婦が歩くウエディングプランがありますが、実は今回ご出演されるドライブのルートは、それとほぼ同じなんです。パークでの挙式にあこがれとかありますか?
武井それは知らなかったです。挙式と近い体験ができるのでれば、それは特別なことですね。でも、まだ自分の結婚式がどうとか考えたことがないので……。一生に一度のことなので、こういう特別な場所で挙げるのもいいかなっていま思いました(笑)。

――ちなみに芸能界では年始早々から結婚報道が続いていますが、武井さんの結婚観は?
武井先のことを考えても仕方がないと思ってしまうタイプなので、そのときになってみないとわからないですね。だから、あんまり理想がないんです。先の人生のことはわからないので、人生設計とかもしないんです。

少しずつ余裕が生まれていって…

――東京ディズニーシーは今年15周年で“願い”がテーマなんですが、武井さんのいまの“願い”は何でしょうか?
武井家族、友人、仕事関係の方みんなが健康でいることです。それがなによりですよね。健康でいなくてはいけないと思い、両親には人間ドッグを受けてもらっていますが、自分は行けていないという今日この頃です(笑)。20歳から受診できるドッグもあるので、いまのうちからちゃんと健康に気をつけて、長生きしたいなあと思っています。私の場合、健康でいられますようにと“願い”として決めていると、ふだんの食事に気をつけたり、早寝早起きが出来るようになったりもしているんです。運動しようかなとか、いろいろなことにつながっていくので、健康でいたいということは、ひとつの大きな“願い”です。

――お仕事の面では?
武井楽しい現場が続くといいなあと思います。もちろん、大変なことはありますが、いかにそれを楽しむかということですよね。ドラマの撮影の場合、毎日同じスタジオに行って、朝から晩まで天候の様子もわからずに時間が過ぎていきますが、ちゃんと四季折々を感じたいと思います。だから、ロケのときも楽屋に戻らないで太陽の下にいようとか、シンプルにそういうことですね。仕事が充実して、プライベートも充実していけばいいなと思います。

――心持ち次第ですよね。
武井そうなんです。現場に普通にいても充実はすると思いますが、積極的にコミュニケーションを取ってみんなでご飯を食べに行くとか、そういうことができればよりいいと思います。昔はいっぱいいっぱいで、休み時間にもセリフの確認をしたかったし、人と話すことも怖かったから、ひとりでいたいという意識が強かったんです。それが徐々に変わっていきましたね。少しずつ余裕が生まれていって、昔に比べたら最近はいろいろなことを楽しめるようになってきました。無我夢中でやってきただけですが、いつの頃からかすごく丁寧にお芝居ができるようになってきました。自分が変化している感じはします。

――放送中のドラマ『フラジャイル』(フジテレビ系)の撮影現場ではいかがですか?
武井そういう気持ちでいます。基本的にすごくいいチームワークのなかで撮影できているので、前室でキャストみんなで集まって話をしていることが多いですし、そういう一体感を自分も感じられる現場っていいなあと思いますね。

女優としての自分というブランドができれば

――今年はデビュー10周年ですね。10年前、いまの自分を想像していましたか?
武井その当時はモデルになりたかったので、まさか自分が女優になっているとは思いもしませんでした。でもまだ、向いているかどうかはわからない。ただ、いまはお仕事が楽しいです。やりたいと思えるから、やらせていただいている感じです。昔は知らないことが多かったから、素直に楽しめることが少なかったのかもしれないです。一番年下で、大人の世界の礼儀もわからなかったから、すべてに必死でした。いまでも私自身はそれほど当時と変わっていないので、後輩が出来ているという感覚もないんですけど。

――10年の間で、一番の成長は何でしたか?
武井作品に参加すればするほど、自分自身が変わります。新しい監督や役柄に出会うことによって、自分の感覚も変わっていく。長い期間の撮影に入っていると「自分ってどういう人間だっけ?」と思うこともあって……。とくにどの作品と出会って、というわけではないですが、少しずつ余裕が生まれて、自分が変わってきていると思います。
――ミッキーマウスは夢と魔法をゲストに与えることが仕事だとすると、そういう視点で自分の仕事を捉えたことはありますか?
武井私が出演している作品を観て感動してくださる方がいますので、そういうことは感じます。声をかけてくださったり、ファンレターが届いたりするとうれしく思いますし、伝えようとしていることが届いていることを実感します。もともとメッセージを届けるために作品を作っているので、自分も人の心を動かすようなものを届けたいと思ってやっています。

――武井さんの女優としての“願い”は、何でしょうか?
武井こういう人になりたいとか、いまいる誰かに近づきたいとかではなくて、ほかにいない人になりたいです。オリジナルの自分らしい自分でいられたらいいなあと思います。自分が思うようにやって、その結果として自分というブランドができていればうれしいです。
(文:鴇田 崇/写真:鈴木一なり)

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