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女性としても成熟期を迎えたMAXのリアルな心情と結婚観とは

今のこの状態が楽しいし、すごく居心地がいい

――メンバーがすべての役割を担ってしまうと、それこそパートナー的な存在が必要なくなってしまうということも否めないのでは?
NANA 確かに。

――すでに結婚、出産を経験しているMINAさんからお2人を見ていかがですか?

MINA さっき言われたばかりなんですけど、もしかして、お互いに母性をMAXで使いすぎてるんじゃないかって(笑)。
LINA 本来使わなくちゃいけないところではなく。
MINA 正直、2人の結婚生活が想像できなくて。私のなかでリアル化しないんです。
NANA 今のこの状態が楽しいし、すごく居心地がいいんですよね。
LINA そう、そうなの。だから、ほかになかなか興味がいかなくて。
MINA 私も。
LINA でも、MINAは家庭とのバランスをうまくとっているよね。
MINA 仕事に来ると、家のことは一切シャットアウトするんで。でも、こうして活動ができているのは家族の協力のおかげですね。20周年ライブのときは家事を放棄するって宣言して、MAXの活動に集中させてもらえたんで。
NANA すごい理解のある家族でうらやましいですね。
MINA 家で私が大変そうな雰囲気を出していたら、子供たちも心配してしまうと思うんだけど、「ママはいつも楽しそうでいいね」って、楽しんでいるのが子供たちにも伝わっているからこそ、快く送り出してくれるのかなって。お兄ちゃんにも「(今のお母さんはきれいだから)これ以上しわを増やさないでね」って言われて、もっと自分に磨きをかけなくちゃいけないなって。
LINA まさに理想の結婚スタイル!

NANAとLINA、結婚願望ある! やっぱり一度ぐらいは……

――ということは、2人の中で結婚願望はある?
NANA&LINA (同時に)あります!
NANA この間、握手会をしたときに、2丁目系のファンの方に「あなたは絶対結婚しないで!」って、同士のように言われたんですけど。
LINA 私も。ファンの方の期待を裏切るわけにはいかないって思いつつも、やっぱり一度ぐらいは……。

――MINAさん的には、2人に結婚をお勧めしたい?
MINA 人生経験のひとつとしてありだと思うし、何より歌に深みが増すと思いますね。
LINA MINAが私たちのためにウエディングソングを作ってくれるらしくて。でも、最近作り始めたばかりだから、あと2、3年はかかるっていわれてしまって(笑)。
NANA だから、2、3年は結婚できないんです(笑)。
MINA 私の曲待ち? でも、正直、この関係性を壊したくないっていうのもあるから、未完成のままにしようかな(笑)。
LINA もう、自分だけ幸せになっちゃって(笑)。
NANA それこそ20年前の自分からしたら、今頃MAX全員結婚してるって思ってましたからね。
LINA むしろ早く結婚すると思ってた、勢いで。
NANA 本当? 私の中でりっちゃんは遅いイメージだったけど。意外と慎重派だから。
LINA 予定では5人ぐらい子供いるけど(笑)。
NANA 自分に意外(笑)。
LINA 私も(笑)。
MINA どっちが先にいくんだろうね?
LINA NANAさんのほうが年齢が上なので、そこは年功序列で。
NANA 今になって1年(歳)の差を大きく感じますね。
LINA 最初にNANAさんが三十路になったときも、不思議な感覚だったよね。
NANA お誕生日のときに、三十路ってドアに書いてあるケーキをみんなが作ってお祝いしてくれて(笑)。なので、来年40歳になったときには、また違った形でみんなにお祝いしてもらえるんじゃないかと。でも、その前に結婚式でみんなにお祝いしてもらいたいですね。

――理想の結婚相手は?
NANA すべてを受け入れてくれる人。
MINA しかも、この生活を維持しながら、受け入れてくれる人でしょ?
NANA MAXを優先させてくれて、この仕事を理解してくれて、支えてくれる懐の広い男性がいいですね。
LINA 私も!

――ヴィジュアルは?
LINA 私は気にしないですね。
NANA 男らしくて、守ってくれそうな、ガッチリした人がいいですね。
MINA 五郎丸さんみたいな人がいいんでしょ?
NANA そうなんです(照笑)。

――ちなみに若いころとタイプは変わりました?
NANA 変わりましたね。昔は自分からガツガツ来てくれる人が好きだったし、どちらかといえば、相手に振り回されることが多かったんですけど、今は優しく包み込んでくれるような、穏やかな人が好きですね。
LINA 私は若いころは完全に見た目重視だったんです。でも、見た目で入ると内面を知ってガッカリすることも多くて。でも、今は自分をしっかり持った、中身のある人に惹かれますね。ちょっとお腹出てるぐらいのほうがかわいいなって、心が笑顔になれるんです。

――2016年のMAXの動向とともに、お2人の結婚の行方にも注目していますね。では、最後に20周年を経て、今改めて思うこととは?
NANA いろんなことがあった中でも、この間の20周年ライブで5人で一緒にステージを立てたのは感慨深いものがありましたね。
MINA AKIちゃんの時代もそうだし、3人体制、4人体制のときのMAXを今回のアルバムですべて形にできたことが何よりうれしかったですね。それも20年続けてこなかったら実現できなかったことだと思うし、次へのステップにつながるんじゃないかと思いますね。
NANA 今をどうするかで、すべての思い出がキラキラしたものに変わるなっていうのを今回20周年を迎えて感じられたので、これからもどんなことが起きてもみんなで笑って過ごせるような明るさと強さを携えて、MAXを続けていけたらいいなって思います。そして、続けていくためには、応援してくださる方がいないといけないので、みなさんとともにこの先も1歩ずつ歩んでいけたらいいなと思います。
LINA とにかく感謝の一言、想いでいっぱいです。20年もこうやって自分が大好きな歌と踊り、メンバーに囲まれて活動できるのは、支えてくれたファンのみなさんのおかげだと思うし、ベスト盤では今までのMAXだけでなく、今のMAXも発信できているので、これから先も私たちに期待してもらえたらうれしいです。そして、みなさん、幸せになりましょう〜!

(文:星野彩乃/写真:ウチダアキヤ)
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