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高橋ひかるインタビュー『自然に笑えるようになってきました』

『第14回全日本国民的美少女コンテスト』でグランプリを受賞した14歳・高橋ひかるの女優デビュー作は、テレビドラマ界の巨匠・石橋冠監督による『人生の約束』。初めての撮影現場で感じて、触れて、成長したこと――あふれ出る女優業への想いを初々しく語ってくれた。2015年を振り返りながら、新たな年に向けての意気込みも!

<動画インタビュー> デビューから1年――成長した自分!?

自分に自分でノリツッコミを入れるタイプ(笑)

――女優デビュー作となった『人生の約束』では、ベテラン俳優に囲まれてヒロイン・瞳役を演じました。オファーを受けたときはどんな気持ちでした?
高橋オファーをいただいたのは昨年の1月くらいで、コンテストでグランプリをいただいてから数ヶ月しか経っていない時期だったんです。本当にすごくうれしかったんですけど、ドラマ界の巨匠といわれる石橋冠監督の初の映画で、キャストもすごく豪華な方々だったので、自分に務まるかなっていう不安が大きかったです。

――石橋監督からは、「最初は緊張で石のように肩がカチカチだった」って言われていましたね(笑)。
高橋ロボットかっていうくらい固くなっていたので、監督がひじを持って体をほぐしてくださいました(笑)。監督や共演者の方々が本当に優しくて素敵な方ばかりだったので、だんだん楽しくなってきて、リラックスして撮影に臨めるようになりました。竹野内豊さんや江口洋介さんは、「お父さんお母さんの年は?」「学校はどう?」とか、いろいろ聞いてくださって。竹野内さんのスタッフさんモノマネもすごくおもしろかったです(笑)。

――ロケ地は富山沿岸の新湊地区。何か思い出はありますか?
高橋映画のなかに出てくる赤灯台のところで、スタッフさんやキャストのみなさんと釣りをしたのが楽しかったです。そのときはカサゴが釣れました。唐揚げにするとおいしいって聞いたんですけど、釣ったら海に返していたので食べてはいないです(笑)。

――瞳は両親を亡くし、父親の親友だった中原(竹野内)と交流を深めていくという、少し陰のある役どころ。どんな気持ちで演じましたか?
高橋瞳は、言いたいことがあっても言えないというか、気持ちをうまく伝えられない子なんです。そんなところは自分にすごく似ているなと思って、共感しました。

――監督は“昭和のヒロイン像”のような役だとおっしゃっていましたね。
高橋そこは普段の私と全然違いました(笑)。私は明るくて、自分に自分でノリツッコミを入れるようなタイプなので……。

自分の悪いクセが見つかりました

――初めての演技で、難しかったことや辛かったことはありましたか?
高橋セリフが少ないぶん、表情で演じることが多かったので、どういう表情をすれば感情が伝わるのかを考えて、ずっと鏡とにらめっこしていました。そのへんがすごく難しかったです。

――これまでも演技の勉強はしてきたと思いますが、やってみると違いました?
高橋全然違いました。コンテストに受かってから演技のレッスンを受けたり、いろいろな映画やドラマを観たりして勉強してきましたけど、まず現場でのあの緊張感を味わうのが初めての経験だったので……。レッスンではしゃべる役が多かったんですけど、今回は落ち着いた口数の少ない役だったので、それも難しく感じました。

――とくに苦労したシーンは?
高橋クライマックスで泣くシーンがあったんですけど、なかなか涙を流せなくて大変でした。でも、竹野内さんが「泣こうと思うんじゃなくて、泣かないぞって思ったほうがいい」ってアドバイスしてくださったんです。確かに言われてみると、瞳って自分の感情をそんなに表に出すタイプじゃないから、泣かないぞって思うのかもしれないと思って。そう考えてみたら、自然に涙が出てきました。

――初めての映画で学んだこと、発見したことってどんなことですか?
高橋周りの方々の演技を見て、どうやって感情を入れるのか、どう演じればいいのか、すごくたくさん勉強させていただきました。とくに同じシーンが多かった竹野内さんは、アフレコのときに声だけを聞いていても感情が伝わってきて、すごいなって。それと、“早口”っていう自分の悪いクセも見つかりました。監督からよくゆっくり話すように言われて、“間”を取ることで感情を入れることの大切さを教えていただきました。

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