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台湾で最もポピュラーな「台湾ビール」 ルーツは日本人にあった!?

 近年、女性を中心に人気が高まっている台湾。“夜市”や人気アニメ映画のモデルとなった言われる九ふんなど、見どころも多く、ハワイやグアムなどと並ぶ人気観光地となっています。そんな台湾にORICON STYLE編集部が1泊2日で出張。美味しいグルメに舌鼓を打っていると、ふと目に止まったのが台湾の「ビール」。日本ではクラフトビールが流行っているけれど、台湾のビールは飲んだことがない…というわけで、早速飲み比べ! 台湾ビールの意外なルーツも明らかに!?

ついに台湾のビールとご対面! 日本のビールに近い?

  • 美味しい台湾グルメの数々…

    美味しい台湾グルメの数々…

 初秋のとある日、台湾出張に向かったORICON STYLEの編集スタッフ。無事に1日目の取材を終えたものの、慣れない海外での移動にくったくた…ここは美味しい台湾グルメを食べて、エネルギーを充填したいところ。でも、せっかくなら現地でしか味わえないグルメを取材したい! と編集者魂がメラメラと燃えてしまい、地元の人が集まる台湾の典型的な居酒屋に行ってみることに。
  • (左から)台湾ビール 蜂蜜ビール/台湾ビール クラシック/台湾ビール生18days/台湾ビール MINE黒麦/台湾ビール 金牌

    (左から)台湾ビール 蜂蜜ビール/台湾ビール クラシック/台湾ビール生18days/台湾ビール MINE黒麦/台湾ビール 金牌

 居酒屋なら「とりあえずビール」だよね、と早速ビールを注文しようとして、周囲を見回してみると、何と現地の人々が飲んでいるのは「アサヒスーパードライ」。確かにアサヒスーパードライはすっきりした飲み口の中にコクとキレがあって美味しいけど、ここは東京ではなく台湾。この空気に敢えて逆らって、勇気を振り絞って店に置かれていた現地のビールを注文してみました。店員さん、お客さんが好奇の目で見てくるような気がするけど、仕事を終えた今は観光客なんだし、気にしないもんね。
  • 台湾のビールは「薄い」と聞くけれど…ごくごく飲んでしまう編集スタッフ

    台湾のビールは「薄い」と聞くけれど…ごくごく飲んでしまう編集スタッフ

 この5種類のビールは、いずれも台湾煙酒公司が展開している台湾最大のビール・ブランド「台湾ビール」のもの。台湾のビールはよく「薄い」と聞きますが、薄いというよりは、全体的に味がすっきりしていて「飲みやすい」という印象で、蜂蜜ビール以外のものも後味にほんのり甘みを感じます。私たちの身近なところで味が近い銘柄は「バドワイザー」でしょうか。ただ、バドワイザーよりもまろやかというか、コクがある印象。うん、日本人、特に女性が好きな味かもしれない。この爽やかな台湾のビールは、脂っこい台湾料理にもバッチリ合います。

ジュースみたいで美味しい! フルーツフレーバーの台湾ビール

 すっかり台湾のビールに好奇心を突き動かされてしまった編集スタッフ。台湾にいるうちに他の種類も飲めないものか、と悶々としていたら、何と空港で売っているのを発見! すかさず3種類を購入してみました。

 「台湾ビール」の缶ビール2種類に…んん? 残り1種類は、「KIRIN」って書いてある! 実はキリンホールディングスは、日本の大手ビールメーカーの中でも1988年にいち早く台湾進出を果たし、現地グループ会社から2002年、台湾市場向けに「Bar Beer」というビールを発売。現地でもかなり人気の高い商品となっているそうです。

 定番の「台湾ビール」、果実が描いてある真ん中の缶は何とパイナップルテイストのビール。味はものすごくパイナップル。ジュースみたいで、ごくごく飲めちゃいます。日本でもフルーツフレーバーのビールが流行っているけれど、昨日の居酒屋でも飲んだ蜂蜜ビールといい、フルーツ系の甘いテイストのビールが流行っているのかしら? 様々な疑問を胸に、帰国の途につきました。

日本人が台湾ビールを好む理由が判明!

 そこで帰国後、日本で「台湾ビール 金牌」の輸入をしている池光エンタープライズさんに、突撃取材を敢行! 「台湾ビールは日本で言うところのキリン、アサヒといった大手メーカーです。台湾では一番手に入りやすいポピュラーなビールです」と話すのは、同社業務管理部貿易課・関野陽平さん。味の特徴について、同社営業企画部 課長代理の畠山礼さんは「味わいはすっきりしていて、ビール通に言わせるとちょっと物足りないと感じるかもしれないですけど、日本人が好きな味だと思います」とし、「青島ビールもアメリカンスタイルラガーで軽やかな味ですが、アジアは気候が暑いこともあって、全体的にビールの味わいも喉ごしが爽やかなものが多い印象です」。
  • キリンが台湾市場向けに発売している「Bar Beer」をゴクリ

    キリンが台湾市場向けに発売している「Bar Beer」をゴクリ

 そして実は台湾ビールを飲んで「日本人が好きそうな味」と感じたのには、ちゃんと理由がありました。畠山さんによると、「もともと『台湾ビール』は日本の技術者が立ち上げたんですよ」という衝撃の事実が! 1919年、台湾の日本統治時代に日本人技術者が台湾で創立した「高砂麦酒」という会社が前身となって、戦後、「台湾ビール」として製造を始めたそう。日本のビールとの共通点も感じるのは、そのころの名残なのかもしれません。

 また、日本ではここ1年ほどで急激にブームとなったフルーツ系のビールですが、「台湾ではフルーツビールはすでにポピュラーなものになっています。ビールが苦手な女性でも楽しめるビールです」とのこと。日本ではまだ「台湾物産館」など一部でしか購入できないようですが、パッケージも可愛いので、現地でお土産として買って行かれると喜ばれるかもしれませんね。

 実は日本人と縁の深い飲み物だった「台湾ビール」。酒屋や中華料理店、台湾料理店で見かけた際には、ぜひ飲んで、ルーツを感じ取ってみてはいかがでしょうか?

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