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モーターショーなのに「書&生け花」? 異彩を放ったMINIのイベント

TOKYO MOTORSHOW 2015 -SPECIAL REVIEW-

10月29日よりスタートした第44回東京モーターショー。トヨタのニュー『プリウス』、ホンダの新しいハイパフォーマンスカー『NSX』、日産のステアリングが姿を消す完全自動運転車『IDSコンセプト』など注目のクルマが目白押し。排ガス規制問題で苦境に立たされているフォルクスワーゲンのドイツ人幹部が日本式のお辞儀で謝罪をするシーンもあるなど、今回も話題に事欠かない内容になっている。

 編集部も会場の東京ビッグサイトを訪れたわけだが、初日にさっそくエキサイティングな催しに出合った。
 そのイベントは、出演者もショーも斬新だった。書道家の武田双雲氏が作務衣姿で登場して2m四方ほどの白い板に「創」という文字を豪快に書いたかと思えば、4人の男性がトーナメント形式の生け花対決を開始。勝敗の行方は、来場者にゆだねられるという参加型企画だ。今日、この会場で行われているのはモーターショーのはずだ。だが果たして本当にそうなのか? 目の前で繰り広げられているショーを見ていると、思わず自分に問いかけてしまいくたくなるほどだ。
 実はこれ、MINIのブース2階で行われたクローズドパーティでの一コマ。日本でも大きく売り上げを伸ばし、いま絶好調の同ブランドは今回、ニューカー『MINI COOPER CLUBMAN』を発表したのだが、同車のテーマが「直感」ということで、このような企画が行われたわけだ。武田氏は、実際に会場で同車を見て、直観で「創」という文字をしたためたという。実際、「創」の漢字の中にある「口」の部分は丸く表現されていた。これは、同車のインパネ中央に装備された、存在感抜群の「MINIセンター・メーター」をイメージしたらしい。

 また、生け花対決も、「直感」が生み出すライブ感満点のもの。4人の男性は、2011年から全国で随時開催され話題となっている、「花いけバトル」のバトラー(出場者)たち。今回は制限時間5分で、用意された器や花、流木などを使い、制限時間5分間で創作勝負。優勝した上野雄次さんが、いきなり5mほどの青竹を切って、曲げてという迫力のある動きを見せたかと思えば、別のバトラーはヤシだかソテツだかの葉をたくさん束ね、それを大きく振り上げて何度も叩くという大胆な技を繰り出し、会場からは驚きの声が。日本特有の生け花を競技に昇華させたこの催しには、外国人たちにも好評だった。
 最先端技術が注ぎ込まれたニューカーが続々と披露されるモーターショー。次世代を思わせるインタラクティブなデジタルアートはよく見られるが、だからこそ、日本の伝統文化を組み合わせたコラボレーションは異彩を放っていた。次の機会があれば、クローズドではなく、より多くの人に見てもらえるようにしてほしいと、MINIや自動車関係者の方にはお願いしたいところだ。クルマ離れも叫ばれる昨今。もしかしたら、「邪道」なんて言う人もいるかもしれないが、やっぱり楽しければイベントには多くの人が集まるもの。こういう企画は、広くどんどんやっていくべきだろう。

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