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芹那との立場逆転 “汚れ役”も厭わない野呂佳代が再ブレイク

 2012年に解散したSDN48出身のタレントと言えば、一時期バラエティに出まくっていた芹那とダブルエースだった野呂佳代、セクシー担当の大堀恵らが思い当たるだろう。現状で言えば、大堀は昨年の第一子出産後は仕事をセーブし、芹那もあまりテレビで見なくなった。そんななか、バラエティ番組への露出が増え、再ブレイクしているのが野呂佳代だ。ダチョウ倶楽部・上島竜兵との伝説の“キス事件”もあり、話題にも事欠かない野呂だが、なぜこれほどバラエティ番組で重宝されるのか。

きっかけは有吉弘行、厳しくも愛情あふれるアドバイスで改心

  • バラエティで重宝される野呂佳代 (C)ORICON NewS inc.

    バラエティで重宝される野呂佳代 (C)ORICON NewS inc.

 野呂は2000年にデビュー後、2006年にAKB48第2期メンバーオーディションに参加した際、「2歳サバを読み、3サイズから足のサイズまで改ざんし、(顔を細く見せるため)写真はタテに引き伸ばして」(本人談)合格。メジャーデビューとなった「会いたかった」では、当時最年長の22歳362日で選抜メンバー入りしたが、2009年にSDN48に移籍(2010年にはAKB48を卒業して完全移籍)。芹那とともに活躍していたが、SDN解散後は極端に露出が減っていくことになる。

 そんな野呂が再浮上するきっかけとなったのが、2013年の『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)3時間スペシャル内コーナー「有吉先生のタレントマジ相談」に出演したこと。同じ事務所の先輩でもある有吉弘行に、「パチンコ番組とパチンコ店の営業で食いつないでいる」とグチると、有吉が「パチンコ番組、全力でやれバカ!」と激怒。さらに、AKB48に応募したのはブスばっかりだと思ったからと言う野呂に、「野呂さんの場合はAKBで一番ブス」と言い放ちながらも、芸能界で生き残るためには「今日(この番組)しかない!」と必死な野呂に、「量をしゃべりゃ、いいってわけじゃない。質のいいことをいっぱい言うのが大事」など、厳しくも愛情あふれるアドバイスをしていた。

 これで目が覚めたのか、野呂は以後まさに仕事を選ばず、全力で仕事に取り組むようになる。前述の“上島キス事件”とは、6月に都内で行なわれたDVD発売記念イベントで、ダチョウ倶楽部・上島竜兵の持ちネタである「ブチ切れて言い争いしながら徐々に近づいていき、最後にチュッとキス」を野呂でやったのだが、通常の女性の場合は直前で制止するところ、野呂は何とそのままキス。肥後克広に「森三中じゃないんだからな!」と突っ込まれたが、女芸人以外で初めて上島とキスするアイドルという“快挙”を成し遂げた。後日、別イベントで同じメンバーで登場した際に、再び上島にキスを迫られるも「やらねーよ、バカ野郎」と拒否。押したり引いたりの芸の上手さも見せつつ、「事務所から乱用するなと言われてるので……。(前回のキスが大きな話題になったので)上島さんとのキスは幸運を呼ぶみたいです」と、さりげなくフォローもできる達者ぶりを見せていた。

飾らない“素”の自分を前面に押し出す野呂に、視聴者も好感

 今月18日放送の『中居正広の神センス!塩センス!お騒がせ芸能人の失敗告白SP』(フジテレビ系)に、永遠のライバル・芹那と共演した際には、芹那が年齢詐称について突っ込まれていると「悪い顔してんなぁ〜! 悪い顔してるよアイツ、ほんとに。中居さん、だまされちゃうよ」と期待通りに噛みついた。もはや番組出演数では、野呂は芹那を逆転していると思われるが、全盛期の芹那はそのアニメ声と抜群のスタイルをウリに、ある種“王道的”なアイドルとして人気を博し、野呂のどん底時期にバラエティに出まくっていた。しかし同時に、芸人やスポーツ選手との“恋愛ネタ”を提供し、話題性をキープしていた部分もあった。そうした言動が“あざとい”“売名行為”とバッシングを受けるようになり、共演した芸人からも彼女の“したたかさ”が暴露されるなど、バラエティ番組などであまり見なくなってしまった。

 一方の野呂も、あからさまな“キス事件”や“年齢詐称”などをネタにはしているが、体を張った、飾らない“素”の自分を前面に押し出す姿勢には、視聴者も好感を抱いているようだ。バナナマンのふたりも、自身のラジオ番組『JUNK バナナマンのバナナムーンGOLD』(TBSラジオ)で、「(年齢、キャリアなど)一周回ってきて面白い。振られた仕事は何でもやる」と野呂を大絶賛していた。周囲の空気を読みながら、有吉のアドバイス通りに“質のいい”発言をしようと努力しているところも評価されているのだろう。言ってみれば、自分の財産でもある恵まれた容姿を、打算的に消費してしまったかのような芹那と、苦難の時期を乗り越え、努力して這い上がってきた野呂との間に、何かしら決定的な違いがありそうだ。そしてそのことが、昨今バラエティ番組で野呂が重宝される理由のひとつでもあるのかもしれない。

 野呂は、千葉のFM放送局『bayfm』で2本のレギュラー番組を持っているが、先日の放送でも、「10月28日で32歳になる」としてまた年齢詐称をネタにしつつ、「バースデイパーティーではコスプレしたいのですが、本当に見たくない人には失礼でしょうけど、もし見たい衣装があったらリクエストしてください」と、あくまでも殊勝にアピールしている。そのあたりの身をわきまえたような発言にも、どん底まで落ちた人間だからこそできる謙虚さが垣間見え、彼女へのアンチがいないことにも繋がっているのではないか。有吉のアドバイスにもあった「島崎和歌子を目標に!」が実現できる日も、そう遠くはないのかもしれない。

(文:五目舎)
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