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加熱する動画配信サービス、『bonobo』の可能性と次なる“一手”

 9月1日より日本でのサービスをスタートさせた『Netflix』を筆頭に、国内の映像配信市場が拡大の一途を辿っている。『Hulu』や『dTV』、『U-NEXT』、『Amazonプライム』など、さまざま競合がひしめき合う中、各社様々なサービスや料金体系で差別化を図っているのが現状だ。そんな中、新しいかたちの映像配信サービスとして登場したのが、パケットビデオ・ジャパンが運営する『bonobo(ボノボ)』だ。同社は今後、どのようなサービス展開で映像配信の“戦国時代”に打って出るのか? 担当者に話を聞いた!

“直営型”ならではの公開スピードとプレミア感

  • (C)2015『ソロモンの偽証』製作委員会              ※スタジオポータル画面

    (C)2015『ソロモンの偽証』製作委員会<スタジオポータル画面>

 『bonobo』を運営するパケットビデオ・ジャパンの親会社となるパケットビデオは、1998年に米国で設立。DRM(デジタル著作権管理)分野における豊富な経験から、携帯電話端末向けのデジタルメディアソリューションをグローバル展開して名を馳せてきた。パケットビデオ・ジャパンはこれらの技術を活かして、映像配信領域全般への事業拡大を目指している。その中核となるのが『bonobo』だ。
  • (C)2015映画「ストロボ・エッジ」製作委員会 (C)咲坂伊緒/集英社

    (C)2015映画「ストロボ・エッジ」製作委員会 (C)咲坂伊緒/集英社

 では、具体的に『bonobo』はどのようなサービスを展開しているのか? 同社の担当者いわく「『bonobo』のもっとも大きな特徴は、映画会社、アニメ会社、テレビ局などのコンテンツホルダーが直営するVOD(ビデオ・オン・デマンド)サービスという点です。直営ですから、最新の映画をいち早く届けることも可能になります 」と、その強みを明かす。
  • (C)バードスタジオ/集英社 (C)「2015 ドラゴンボールZ」製作委員会

    (C)バードスタジオ/集英社 (C)「2015 ドラゴンボールZ」製作委員会

 『Netflix』や『Hulu』、『dTV』などのOTTモデルによるVODサービスの多くは、月額定額制での“見放題サービス”が主流だ。また、米映画会社やテレビ局から映像配信許可を得て自社サービスとして展開している。これに対し『bonobo』は、コンテンツホルダー直営のVODサービスであり、ひとつのサイトで各コンテンツホルダーの作品をいち早く楽しめると言う利点があるのだ。「また、『bonobo』は都度課金型で、他の定額制サービスと異なり、観たいときに観たいものだけ利用することが出来るので、ユーザーにとって無駄がありません」(『bonobo』担当者)。
 さらに『bonobo』では、セルだけでなくレンタルも実施。店舗型レンタルサービスとの違いについては、「一律のレンタル価格や期間ではなく、映画会社など各コンテンツホルダーが作品に応じて販売価格や、レンタル費、レンタル期間を設定できます。また、他では見られない特典映像の配信なども予定しております」と語る。上記のコメントからも分かるように、コンテンツホルダーからダイレクトにユーザーに作品を届けるサービスという特性を活かすことで、今後も他にはない新しいサービスが期待できそうだ。

コンテンツ配信が完了したら「終わり」じゃない! 進化し続けるサービスで差別化

  • ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンス  (C)2015 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.  フォックスキャッチャー  (C)MMXIV FAIR HILL LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

    ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンス (C)2015 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved. フォックスキャッチャー (C)MMXIV FAIR HILL LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

 今後『bonobo』では、さらに多くのコンテンツホルダーが参画する予定で、より多くの動画コンテンツが視聴可能となる。9月30日の第一次スタートの段階で約300のタイトルを楽しめ、“映画の日”である12月1日には第2次ローンチとなり、約30社3000タイトルに。そして本格オープンとなる来春には約50社7000タイトルを予定している。

 「『bonobo』の構想は作品数増加にとどまらず、12月には映像ポータルサイトがスタートする予定です。映画にまつわるすべての情報を提供するためのサイトで、話題の劇場公開情報やチケット情報、ランキング、様々なニュース、コラム、取材記事情報などを入手することが可能となります。さらに、映像ポータルサイトに訪れたユーザーに対して、閲覧しているニュース、コラムの内容などからユーザーの趣味・嗜好性を読み取り、『bonobo』のお薦めの映画情報を『bonobo』上でお届けする「レコメンド機能」の搭載も予定しています」(『bonobo』担当者)。
  • (C)2015 Disney

    (C)2015 Disney

 ユーザーの趣味・嗜好を瞬時に読み取り、気になる作品の情報や最新ニュースをいち早く提供するなど、それぞれのユーザーに見合ったカスタマイズを自動的に施してくれる。コンテンツの配信が完了したら「はい、終わり!」ではなく、常に“進化していくサービス”を提供し続けることで他社との差別化を図る『bonobo』。
  • 劇場版 SPEC〜結(クローズ)〜 漸(ゼン)ノ篇 (C)2013「劇場版SPEC〜結〜 漸ノ篇」製作委員会 ルパン三世 (C)2014 モンキー・パンチ/「ルパン三世」製作委員会

    劇場版 SPEC〜結(クローズ)〜 漸(ゼン)ノ篇 (C)2013「劇場版SPEC〜結〜 漸ノ篇」製作委員会 ルパン三世 (C)2014 モンキー・パンチ/「ルパン三世」製作委員会

 決してコンテンツの“投げっぱなし”では終わらず、ユーザー目線での温かみのあるサービスを展開。動画配信事業としては後発だからこそのユーザー視点が『bonobo』最大の魅力。来春の本格オープン時には、さらなる“痒いところに手が届く”サービスが展開されているはずだ。

『bonobo』公式サイトはこちら(外部サイト)

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