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バイク川崎バイク、売れそうで売れないままもうすぐ10周年インタビュー

クセになる声とフリ。インパクトがありながらも、好き嫌いがわかれそうな芸風……。一方、中高生からはかわいいとも評判で、自ら公言した意外な高月収が世間を驚かせた。そんなブレイク直前といわれ続けてブレイクしない芸人・バイク川崎バイク。来年迎えるピン芸人デビュー10周年を前に、エンジンをオーバーホール中だ。

川崎という名前だっただけで…

――熱量の高いファンが多いBKBさんですが、そもそも芸人を志したきっかけは?
BKBいま35歳なんですけど、23歳まで美容師をやっていました。3年ほどサロンで働いてから、このまま美容師を続けようか考えていたときに、地元の兵庫の連れから声をかけられてNSCの門をたたきました。それまでお笑いはテレビで観ていたくらいで、自分が芸人になるなんていっさい頭になかったです。でも、芸人ってテレビに出て遊んでお金が入ってくるってイメージだったので、おもしろそうだなと。そんな浅はかな考えで入ったら、ぜんぜん違ってて厳しい世界でした。

――最初はコンビでデビュー。解散後、別の相方とのコンビ結成と解散を繰り返して、ピン芸人になりました。バイク川崎バイクという芸名は、最初の相方・帽子屋お松さんの命名だそうですね。
BKB3回くらいコンビを組んでは解散していたら、帽子屋お松からひとりでやったらいいと言われて、芸名を考えてくれました。本名が川崎なんですけど「川崎といえば、バイク。バイク川崎、川崎バイク……、いやバイク川崎バイクがいい」ってボケで決められて。そのときは「なんで川崎をバイクで囲むんや、どっちかいらんやろ」っていっていたんですけど、もうなんでもいいわ、失うものないしって。

――バイク川崎バイクとしてデビューしてから、いまのバイクネタを作るように?
BKBいえ、そもそも僕、川崎という名前だっただけで、バイクが趣味だったわけでもなく、ぜんぜん詳しくないんです。でも、バイクは嫌いじゃないから、いちおう中型免許は持っていて乗ってはいましたけど。なので、最初はバイク川崎バイクという名前にしたものの、妖怪キャラのコントとかバイクとまったく関係ないことをやっていました。迷走しているように見えたかもしれないですね。

いじられて仕上がったバイクネタ

――いつごろからバイクネタに入っていったんですか?
BKB徐々にできていったんです。最初の2〜3年はとりあえずピン芸人は“跳ねないといけない”という思いから、グラサンかけてバンダナつけて、赤いロンTにバイクの画入れて着だしたり、見た目をとにかく派手にしようと。そんななかで、3年くらい経ってから同期の芸人たちが「バイクやんけ、ブンブン」とかいじってきて、僕もブンブンって返したりしてて。そこからこれネタに入れてやったほうがいいと気づきました。言葉の頭文字をBKBにするネタも、先輩がブログでいじってくれているのを見て、僕BKBなのかって。僕自身からというよりも、いじられて仕上がっていった感じです。いまにして思うと、最初から名前にこだわっていればよかったんですけど。

――バイク川崎バイクという芸名でバイクネタもやっていて、私生活でもかなりのバイク好きなのかと思われませんか?
BKBそうなんですよ。よしもと幕張イオンモール劇場(千葉県)を拠点にする“幕張セブンスターズ”というユニットをやらせていただいているんですけど、そのメンバーのLLRの伊藤(智博)さんがバイク大好きでハーレーに乗っていて、帰りによく後ろに乗せてもらっています(笑)。いつも「おまえなんでバイク乗らねーんだよ」っていわれて。大阪から東京に移ってきて、RGツーリングクラブ(レイザーラモンRG率いるバイク好き芸人のツーリングクラブ)で挨拶したときも、カナリアのボンさんとかみなさんの第一声が「バイクなに乗ってんの?」って。うれしそうに声かけてくれるんですけど、「すみません、乗ってないんです」っていうと、よろこんで迎えてくれたのが「え……」ってなるんですよ。本当に申し訳なくて。その時期、大阪ではちゃんとカワサキのバイクを乗っていたんですけど、手放して東京に来たんです。

BKBなのにTシャツはハーレー

――バイク関係の仕事も舞い込んで来たのでは?
BKB東京に来て、しっかりしたバイク雑誌の取材をいくつもいただいたんですけど、バイク持ってないし乗ってない、詳しいわけでもない名前だけの僕でいいのかなと思いました。でも、バイク雑誌さんに用意していただいたバイクに乗って写真撮って、しっかり掲載していただきましたけど。

――それもネタになっていますね。
BKBBKBなのに「バイクもってないんかい」がツッコミどころになるので、それでいいかなと。ただ、免許はもっているんですよね。なんなら免許も持ってないほうがよかったかなとも思っているところです。このTシャツも5年目くらいにオリジナルで作ったんですけど、ちゃんとBKBのシンボル的なものをって、クリエイターさんに相談して。あまりバイクに詳しくない女性の方だったんですけど、こういうのどうですかってバイクのシルエットを出してもらって、いいですねってそれに決めたんですけど、そのバイク、カワサキじゃなくてハーレーでした。あとから気づいてずっとそのままです。

――ツッコミどころ満載ですね。
BKBわかるひとが見ると、あいつなんで川崎なのにTシャツはハーレーなのって。あと、カワサキのバイクってグリーンが基調にされていて、“男といえばカワサキバイク、カワサキバイクといえばグリーン”ってセオリーがあるんですよ。でも僕のTシャツカラーは派手だからってだけで赤と黄色……。グリーンはいっさいなくて。昔、カワサキの社員さんのブログで「バイク川崎バイクという芸人がいるらしい。社をあげて応援しなければ」って書かれていてよろこんだんですけど、1週間後くらいにまた見たら「YouTubeでネタみました。まったく関係なかったです」って。営業とか忘年会とかカワサキさんの仕事があったらうれしいんですけど、いまのところゼロです。

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