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(更新: ORICON NEWS

近い! 旨い! 新しい! 東洋と西洋、新旧とが交じり合うマカオへいますぐ行きたい!

歴史的建造物にも注目! 東洋と西洋が融合した建造物を散策

 かつてポルトガルの統治下だったマカオ。貿易港としても栄えたが、1842年に香港がイギリスの植民地になると貿易港としての役割は終わり、そのために近代化が遅れたため、歴史的建造物が残されている。美しい教会や寺院の一部は世界遺産に登録されており、その独特な東洋・西洋の融合に、思わず目を奪われる。

1928年建立のバロック様式 「聖フランシスコザビエル教会」(コロアン)
 1928年建立、マカオの主要な教会にならいバロック様式を採用。ファサードはクリーム色と白で、楕円形の窓と鐘楼が備わっている。1910年に地元民が海賊を撃退した際の勝利を祝った記念碑の後ろに建つ。この教会には、アジアのキリスト教における最も神聖な遺品がいくつか保管されており、かつては日本での布教活動の後に中国沿岸部を訪れ、マカオから約80km離れた上川島で1552年に亡くなったフランシスコ・ザビエルの腕の遺骨が銀色の聖骨箱に保管されていた(現在は聖ヨセフ聖堂に移されている)。遺骨は日本に向けられたものだったが、日本における宗教的迫害を考慮してマカオの聖ポール大聖堂に残された。

マカオで最も古い教会の一つ「聖ローレンス教会」
 6世紀中頃にイエズス会によって建てられ、マカオで最も古い教会の一つ。現在の建物は1846年に再建されたもので、かつては海を臨む南湾の水辺にあった。ポルトガル人船乗りの家族はこの教会の階段に集まり、彼らの帰還を祈って待ち続けたことから、「風順堂」と名づけられたという。当時は比較的裕福な人々が教会付近に住んでいたため、壮大かつ贅沢な建築の仕様が伺える。新古典様式の造りだが、僅かにバロック調の装飾も感じられる。

中国文化信仰の典型「媽閣廟」(マァコッミュウ)
 媽閣廟は、マカオの街が形成される以前から存在し、マカオの地名発祥の地と言われている。正門、中国式鳥居と4つのお堂で構成されている。媽閣廟のように単一の建築集合体の中に異なる神を祀る様々なお堂が存在するのは、儒教、道教、仏教および複数の民間信仰の影響を受けた中国文化の典型的な例だと言える。

マカオのなかで最も中国的な庭園 「ロウリムイオック庭園」
 マカオの庭園の中でも最も中国的なのが、ロウリムイオック庭園。19世紀の中国人豪商・盧氏によって造られた。息子のロウリムイオックが1906年に相続し、その後一族が衰退して庭園を手放すことになった際、政府が買い取り修復。1974年より一般公開された。この庭園は、クラシックな中国蘇州様式を模しており、高い壁に囲まれた園内には、竹林や築山、錦鯉が泳ぐ蓮の池などが人工的に造られている。池の回りを曲がりくねる「九曲橋」(悪魔はまっすぐにしか歩けないという中国での言い伝えから魔除けの意味もある)は、中国式の建築要素を持つ大きな別棟へとつながっている。

鮮やかな水色の門を持つ聖ジョセフの修道院がランドマーク「聖オーガスティン」
 スペインの聖オーガスティン修道会によって1591年に最初に創設された聖オーガスティン教会は、何千人もの信者が参加するマカオで最も有名なキリスト教行事、パッソス聖体行列を司ることを伝統としてきた。広場の周りには、鮮やかな水色の門を持つ聖ジョセフのセミナリオ(修道院)も。
取材協力:マカオ政府観光局(外部サイト)

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