ORICON NEWS
1日のはじまりはゆずから!『めざましテレビ』新テーマソングの魅力に迫る
軽快なマーチングが1日のはじまりにピッタリな作品
このアレンジは「OLA!!」に引き続き前山田健一によるもの。今回、前山田は北川悠仁とともに作詞・作曲にも参加している。2013年12月のORICON STYLEのインタビューで、前山田に対して「ももいろクローバーZの作品を聴いて、ポップスの既成概念を打ち壊すような展開やメロディや歌詞に衝撃を受けたんですよ。あえてヤツと呼ばせてもらいますけど、どうせやるならこれくらい振り切ってるヤツとやった方が面白そうだなと思った」と話していた北川。本作については曲の核となる部分ができていったなかで「いろんな世代に届いてくれるような温度感に曲を落としこんでいきたいなと。自分のなかの情熱を全部曲にぶつければ、それが一番いいのかというと、そうではないと思っていて」と話しており、第三者的なクリエイティブの視点も入ることで、メッセージ性を含みながらも幅広い世代の心に響く作品に仕上がった。
「終わらない歌」はゆずなりの“平和の賛歌”
「『WONDERFUL WORLD』のときに歌っていたものとは少し変わってきていて。自分に子どもができたことがすごく大きいと思うんですけど、やっぱり自分だけの未来じゃないという意識は以前にも増して感じています。いままでも「未来の子どもたちに大人としてなにを残せるのか」ということを考えてきたけど、 より具体的に考えるようになったし。18年続けてきたなかで、じゃあゆずとしてどんな音楽を鳴らせばいいんだろうと思いました」(北川)
2人が信じる“弾き語り”のパワー
今年4月の「OLA!!」でのインタビューでもゆずにとって大事な場所は“ライブ”であると話していた岩沢だが、本作のインタビューでは「弾き語りのパワーっていうものを、10代の頃から信じていて、なにも着飾らない素の状態こそが、曲の持っている真の力なんじゃないかと思ってるんです」「その曲のエネルギーを素直に出せるスタイル」と答えている。その思いを感じさせられるのが、3曲目に収録されている「みらい」の弾き語りによるセルフカバー。よりライブテイクのように音が身近に感じられる仕上がりとなっている。
それもそのはず、レコーディングは「一般的に録ると、リハでやっている聴こえ方や手応えが消えちゃうなと思ったので。スタジオの広いスペースにマイクを立てて、限りなく一発録りに近い形で」(北川)行われた。岩沢は「こういうやり方は『ゆずの素』(97年発売のミニアルバム)以来じゃないですかね。もっとちゃんとした綺麗な音で!というよりは、このくらいの部屋であそこにゆずがいて、マイクがあって、この距離で歌っていて... と、臨場感を聴いていただけたら」と続ける。
8月15日、16日に行われる横浜スタジアム公演は、そんなゆずの真骨頂である弾き語りライブとなる(17日にはFCイベント)。「“しょせん”弾き語りという思いもあるんです。そのうえで『弾き語りいいじゃん!』って思われる説得力というか。音の数ではバンドに絶対勝てないから、4 本の手と2つの顔でどれだけできるかっていうのはすごく楽しみです。音が小さかったら耳を澄ましてほしいし、細かいことをやってたら目を凝らして観てほしい。『ゆずってこうだったね』と『ゆずってこういうことやるんだ』というライブをお見せできればと思います」(岩沢)。常に進化していながらも、原点を大事に活動を続けていることが、ゆずが長年にわたって支持されてきた理由なのだろう。
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「終わらない歌」ミュージックビデオ
ライブ情報
○8月15日(土) 【神奈川】横浜スタジアム(開場16:00/開演18:00)
○8月16日(日) 【神奈川】横浜スタジアム(開場16:00//開演18:00)
■ゆずの輪 presents 二人参客 後夜祭 〜ゆずっこ感謝DAY〜 in 横浜スタジアム
○8月17日(月) 【神奈川】横浜スタジアム(会場16:30/開演18:30)