ORICON NEWS
桜井和寿とGAKU-MCによるウカスカジー、2015年初ライブ☆サッカー愛に溢れた白熱の一夜
1番手はGAKU-MC!大切なものは「MIFAでの出会い!」
ヒートアップした空気も冷めやらぬまま、GAKU-MCによる「キャプテン、桜井和寿!」の掛け声で桜井が登場。アニバーサリーのために桜井が用意した趣向は他アーティストの提供曲のセルフカバーで、Salyuの「青空」やBank Bandの「to U」などが演奏された。また、「提供しようと思ったけど、よくできすぎてやめちゃったんだよね」との秘話を明かしたMr.Childrenの「擬態」を弾き語りで披露。「普段バンドでやってるから、弾き語りだとイントロが困るんだよ(笑)。みんなで歌ってくれなきゃ」と呼びかけると、桜井と観客の混ざり合ったハミングが会場いっぱいに響いた。
熱気の渦に包まれた桜井とトライセラ和田の共演
何しろウカスカジーのライブはとにかく桜井もGAKU-MCも煽りまくり、観客もそれに全力で応える。のっけから「手を出すな!」「縁JOY AMIGO」と底抜けに明るいラテンナンバーが続き、観客の振り回すタオルで会場が色とりどりに染められた。
明かされたなでしこジャパンとのエピソード
約3時間にわたるライブが終わっても、まだまだアンコールを求める声は止まらない。そして二人が再びステージに登場。「なでしこちゃん、頑張ってくれたよね」というGAKU-MCの振りから、話題は28日のオーストラリア戦で決勝ゴールを決めたFW岩渕真奈選手とのエピソードに。 昨年、取材のためにドイツを訪れたウカスカジー、ところが桜井が現地で体調を崩してしまったというのだ。「現地のコーディネーターも一緒に病院に行ってしまってどうしようかなって。そしたら真奈ちゃんが“案内しましょうか”って車に乗せてくれたんです。いろんな話ができましたし、本当にいい子でした」との思い出話を語ったGAKU-MCが、桜井に「ナイス!」といたずらっぽくサムアップする。
知られざる秘話に観客からどよめきが起こったが、「だからこそオーストラリア戦はうれしかった。なでしこジャパンを応援するためにもこの曲を!」との曲紹介でサッカー日本代表公式応援ソング「勝利の笑みを 君と」のイントロが始まると、会場も一気にハッピーなムードに。桜井、GAKU-MC、そして3000人の観客による勇気をこめたメッセージは、7月2日の準決勝に備えるカナダのなでしこジャパンにもきっと届いたはず。ステージと客席による高い高いジャンプが、最後に広大な会場を揺さぶった。
(文/児玉澄子 写真/夏井 瞬(イイ人))