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岩佐美咲、“初めてのお酒”の味は? 20歳の心境を語る

 AKB48からの初の演歌歌手として活躍中の岩佐美咲が、4月29日に4thシングル「初酒」を発売した。タイトル通り、“初めてのお酒”をテーマにした「初酒」は、今年1月に20歳を迎えたばかりの岩佐にとってピッタリの新曲。デビューから3年、演歌の歌い手としての今の心境やAKB48との両立についてなど、様々な話を聞いた。

デビューの頃よりリラックスできるようになった

――怒涛のキャンペーン中ですね。演歌歌手として、様々な場所にキャンペーンをされていますが、AKB48の握手会との違いを感じたりすることはありますか?
岩佐AKB48ではCDショップで握手会をすることがないので、新鮮ですね。演歌歌手としてはまだまだなんですけど、同じように感謝の気持ちを持って握手させていただいてます。「近くに来たから」って初めての方とお会いできたり、前作「鞆の浦慕情」の舞台の広島県福山市に行ったときは、「お帰り」と言ってくださったりする地元の方がいて、すごく嬉しかったです。

――デビューして3年経ちますけど、自分なりの歌い方はつかめてきましたか。
岩佐ポップスでは明るく弾む感じだったんですけど、演歌は感情を深く込めて、ズッシリした感じで歌うように心がけています。1人1人の方の心に届いて、染みるような歌をうたいたいですね。(デビュー曲の)「無人駅」のときは演歌の経験がなかったので、歌詞も難しくてうまくつかめていないまま歌ってしまった部分もあったんですよ。でも今は当時よりリラックスできるようになったと思います。

――AKB48グループで歌っているときにも、あ、これ岩佐さんの声だ!ってわかるときがあります
岩佐自覚はないですけど、ビブラートが強く出ちゃって、ファンの方に「あそこのパートを歌っているでしょう? すぐわかった」と言われたりしますね。見つけてもらえるなら、それもいいかなって(笑)。

――そんな岩佐さんですけど、もう20歳なんですね。
岩佐そうですね。中1でAKB48に入ってから、もう7年経つんですよ。着物を着て演歌を歌っていますし、「まだ若かったんだ」って言われることのほうが多い気がします(笑)。自分では、20歳はもっとシャキッとしたイメージでした。私は周りに甘えちゃうタイプなので。

誕生日の0時にお酒を買いに行きました

――大人になったなぁと感じることはありますか。
岩佐タイトスカートをはくようになりました(笑)。あとは、だんだん外に出なくなってきましたね。以前はもっとアクティブで、休みがあると「何をしよう?」と予定を立てていたんですけど、今は家で借りてきた映画のDVDを観たり、録画した番組を観たり。友達と過ごすのも楽しいんですけど、家でのんびりする時間も大切なんだなって気づきました。

――「初酒」はタイトル通り、“初めてのお酒”という、20歳にピッタリの曲になっていますけど、最初の印象はいかがでしたか。
岩佐今までもらった曲調よりも新鮮な感じがしましたね。今までは大人の女性の恋の物語で、等身大の自分ではなかった部分もあったんです。でも、「初酒」は20歳の歌なので、より共感できることも多かったですし、リアルだなって思いました。でも、主人公は男性かなって。初酒を<二人でやるか>って女性からはなかなか出てこない言葉だと思うので。だから男うたっぽく意識しつつも、自然に歌えた気がします。

――ちなみに 岩佐さんご自身の“初酒”はどんな状況だったのでしょうか。
岩佐20歳の誕生日の0時ピッタリになったら、お酒を買いに行くと決めていたので、近所までビールを買いに行って飲みました。炭酸みたいで意外とスッキリしてるなぁって思いましたね。もともとジンジャーエールが好きなので、シャンディ・ガフが美味しいなって思いました。

――歌詞に<涙流して弱音吐く夜>というフレーズが出てきますけど、 そんな夜はどうします?
岩佐イヤなことがあって落ち込んで帰ってきた夜は、すぐに寝ちゃいます(笑)。寝るって素晴らしいですよね。「ダメだ。1週間は引きずる……」と思ったことでも、寝て朝起きたら、「なんであんなに悩んでいたんだろう? たいしたことじゃなかった」ってなるので。悩んでいる方は寝てください(笑)。

いつかはAKB48を卒業する でも、卒業はポジティブなこと

――演歌歌手として着々とステップアップされてますけど、AKB48の活動に活きている部分はありますか。
岩佐1人で演歌を歌わせてもらうこと自体がなかなかできない経験なので、やりがいを感じますし、なにより自信がつきます。それからファン以外の方にも“AKB48で演歌を歌っている子”と言えばなんとなくわかってもらえるようになってきました。グループと演歌歌手としての活動の両立は大変と思うこともありますけど、バランスよくできているんじゃないかなと思います。

――AKB48の選抜総選挙には受付最終日に立候補しましたね。目標はありますか?
岩佐やっぱり「出てほしい」と言ってくださるファンの方が多いので、望んでもらえるなら立候補しようと思いました。過去にネクストガールズ、フューチャーガールズとして2回もセンターを務めさせていただいているんですよ。ファンの方への恩返しとして、今年もランクインを目指したいと思っています。

――ご自身の将来像はどう描かれていますか。
岩佐まだそんなに深くは考えていませんけど、息の長い演歌歌手になりたいですね。私もいつかはAKB48グループを卒業するときがくると思うんです。そのときには卒業後も私が活躍することで、卒業に対してポジティブなイメージを持ってもらい、後輩たちが夢に向かって卒業することに躊躇しないようになればいいなと考えています。演歌男子が流行ってますし、“演歌女子”も流行らせましょう!

――最後に、20歳の目標を教えてください。
岩佐もっと社交的になって、周りの人に「一緒にいて楽しい」と思われる人間になりたいですね。気配りもできるようになりたいです。あとは、美味しいものをたくさん食べたいなと思います。最近、1人でお寿司を食べに行けるようになったんですよ。回っていないところで、普通にカウンターに座っています(笑)。頼むものも決まっていて、うに、えんがわ、かにみそ、中とろ、えび、納豆巻き……。けっこう食べてますね(笑)。

(写真/草刈雅之、文/斉藤貴志)

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