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BEYOND2020『「クール・ジャパン」に乗らない海外進出 フリューのプリントシール機』

 選挙権年齢が引き下げられることをにらみ、自民党が党本部にプリントシール機を設置する。若年層にアピールするため、安倍総裁とのツーショットが撮影できるフレームなどを用意するという。95 年にアトラスが展開を始めた通称「プリクラ」は瞬く間にブームとなり、その後も、特に若年女性層にとって必須のコミュニケーションアイテムであり続けている。映画やアパレル分野における、ティーン向けプロモーションの一環としてのコラボレートも盛んで、自民党のケースもこれに倣ったものだろう。

 現在、この分野でシェア1 位(約67%)のフリューは今年3 月から6 月まで、日米交流団体「JAPAN SOCIETY」が米ニューヨークで開催している展覧会に、海外向け機「PURIBOOTH」を設置している。15 年中の本格的な海外展開の足がかりとするもので、ポイントとなるのは、徹底した現地でのマーケティングを行った上でローカライズし、日本仕様とも異なる作り込みを行っていることだ。

 海外の「日本好き」の間では、プリントシール機はすでに有名で、秋葉原の専門店などが訪日客の定番観光地になっているが、「クール・ジャパン」に沿った展開を行わないことで、一過性のブームに終わらない、新しい文化としての定着を図る。日本流の「kawaii」に沿った「デカ目」などの「盛る」要素を抑えた米国流のプリントシール機は、どんな文化を生み出すのだろうか。

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