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劇団EXILE、新たなる挑戦とHIROへの思いを語る!

劇団EXILEの今年最初の舞台は、音楽の要素をふんだんに取り入れたエンターテインメント性あふれる『Tomorrow Never Dies〜やってこない明日はない〜』。彼らの新たなる挑戦や劇団EXILEの今後、HIROへの思いについて話を聞いた。

三ツ星キッチンと一緒にできて、すごく刺激になった

――お稽古の状況はいかがですか?
秋山 シーンごとの通しはほとんど終わっていて大枠の枠組みを作った状態なので、あとは全体の通しと、ここからすべてのクオリティをどんどん上げていこうという段階です。
小澤 楽しんでやらせていただいていますよ。僕ら、必ずゲームから始めるんですよ。シアターゲームっていうんですけど、マジカルバナナみたいな連想ゲームの応用で、頭を柔軟にしてから稽古に入るんです。

――3人のなかではどなたが強いんですか?
小澤 ダントツで秋山さんです。
秋山 (笑)。
佐藤 秋山さんはどの数字系も連想系もすべてのジャンルで強いんですよ。
小澤 ペナ(ペナルティ)を1回ももらわないのが、秋山さんと春川恭亮。
秋山 ペナを溜めて上位の5人は稽古場に差し入れをするというルールなんですよ。
小澤 僕はこないだ肉まんの差し入れをしました。
佐藤 僕はシュークリームでした(笑)。

――緊張感なくお稽古に入れそうですね。
小澤 そうなんですよ。負けた人はムカつくだろうし、勝ってる人は楽しいだろうし。演劇のなかでもそういう気持ちってあるじゃないですか。悔しさとかね。だからただゲームをやってるわけでもなく、自分の気持ちが動いたり、一緒にやっている相手のリアクションを見たりするのも勉強になります。

――『Tomorrow Never Dies〜やってこない明日はない〜』での、みなさんの役どころを教えてください。
秋山 僕が演じる増田洋輔は、奥さんを亡くして母親の介護のために実家に帰ってくるんです。息子も心疾患を抱えていて。そんなときに息子の小学校でダンス発表会が開催されることになり、ダンスをやりたいという息子に、なんとかやらせてあげたいと思っている父親の役です。
小澤 僕は、和也という東京で活躍していた元ダンサーで、地元に帰ってきてどうしよう?というときに子供たちのために力を貸してほしいと言われるんですよ。いろいろ悩みを抱えているんですけれど地元の仲間たちに背中を押されてやることになるんです。でもそこでまた問題が起こって……という役です。
佐藤 僕は和也さんに憧れていて、プロのダンサーを目指して上京する為にバイトを頑張っている青年です。ダンス発表会では僕も和也さんのアシスタントとしてお手伝いをするんです。でもダンスがそこまで浸透していない土地なので、大人たちとの狭間で悩みながらも夢に向かっていくという役です。

――それぞれがいろんなモノを抱えているんですね。
秋山 そうですね。その壁をどう乗り越えていくか、大人の世界にどう立ち向かっていくかという物語です。今回は子供たちもたくさん出演しますし、客席と一体になれる演出になっています。今回は三ツ星キッチンとのコラボであり、脚本と演出を三ツ星キッチンの上條恒さんが手掛けてくださっているんですよ。なので今までとは違った演出の踊りだったり、歌だったり、そういう新たな演出方法と僕らの持っているお芝居の世界が合体して、新しいモノが生まれていると思います。僕らも楽しみですね。

――三ツ星キッチンさんはオリジナルJ-MUSICALにこだわるカンパニーなので、独自の演劇を追求している劇団EXILEとは精神面では同じ方向を向いていますよね。
秋山 気持ちは一緒ですね。僕らは歌も歌えないしダンスを生業にしているワケでもない。俳優としてまだ未熟なんですね。三ツ星さんたちは歌も歌える、ダンスのノリもわかっている。そういう素晴らしい人たちとご一緒できるとすごく刺激になりますね。

HIROさんに惚れたエピソードとは……

――みなさんが劇団EXILEに入るキッカケはなんだったんですか?
秋山 僕は長崎出身で福岡の大学にいたときに知人に紹介されて通っていたモデル事務所のレッスンがすごく楽しくて、モデルだけじゃなくセリフをしゃべりたいなと思って東京に出てきたのがキッカケですね。それで東京で雑誌のモデルをやっていたときに、ちょうど今の事務所で俳優がほしいという話があり、そこでスカウトされました。HIROさんから「劇団を作るけどやる?」と言われて「やります」と答え、そこから俳優業をやっています。
小澤 僕はブレイクダンスばかりやっていて、俳優になろうとはまったく思っていませんでしたが、ある日友達がオーディションを受けに行こうというので冷やかしのつもりで受けたら、1次に受かってしまい、2次を受けに行ったら最終審査まで行ってしまい。もしかしたらこの道もあるんじゃないか? だったらがんばってみようと思ったのがキッカケですね。もちろんEXILEは知っていたし、HIROさんの意志には共感できる部分がいっぱいあったんですよ。その時のオーディションで夢を語るという内容の審査があったんですけれど、夢を語らずにHIROさんに声をかけようという悪ノリで入っていったんです。けれど、ゼンゼン声をかけられずにヘコんで帰ってきました(笑)。

――ダンスをやってきた小澤さんが、選んだのがパフォーマーの道ではなく俳優の道だった理由は?
小澤 最初は劇団EXILEが何かさえもわからなかったので、とりあえず入れれば、何か道が開けるだろうという気持ちだったんですよね。やっていくうちに芝居って楽しいんだなということに気づいていった感じです。
佐藤 僕は最初、俳優には興味があったんですけれどモデルをやりたい気持ちのほうが大きくて。地元の福岡で何かやりたいと思っていたときにEXPG校の特待生枠にその年だけモデル部門があったので受けたんです。そこでダンスも始めて1年後に劇団EXILEオーディションを受けて研究生になり、今年1月に正式メンバーとなりました。

――お芝居をやりたいと思ったのはどの時点だったんですか?
佐藤 昔から仮面ライダーを見たりしていいなぁと思っていたし、俳優をいつかやってみたいという気持ちは子どもの頃からありました。

――劇団EXILEとはどんなところなんですか?
秋山 僕らはHIROさんという尊敬できる人の下で芝居をやれているということが一番大きいんですよね。だからやっぱりHIROさんに褒められたいという気持ちが強いんです。それに小澤はダンスだったり春川はボクシングのプロライセンスを持っていたり、身体を動かせる人が多いんですよ。なので他の役者さんでは出せない身体表現を使った舞台もできるはずだと思って今回の制作に至っているので、そういうところは劇団EXILEの特徴なのかな?と思いますね。
小澤 他とは違うところは、一体感を大事にしている部分かな?と思うんです。個々のやりたいことや特技とは別に、何かをみんなで作り上げる時の方向性がひとつになれる。瞬間の結束力っていうのは僕らならではだと思いますね。やるとなったら毎日みんなでご飯を食べるし、朝もみんなでアップするし。去年は原点回帰というテーマで活動してきたんですけれど、そこで学んだことがまさに結束力であり一体感であったと思うので、今回はそれがふんだんに出せる舞台になるんじゃないかなと思っています。
佐藤 入って間もない僕が思うことは、LDHというところがすごく幅広いということです。今やっていることとは違った可能性も見出すことができたならば、新しい分野にも挑戦させてもらえる。なのでこれから先も自分自身の未知の部分が楽しみだったりします。

――HIROさんに惚れたエピソードを聞かせてください。
秋山 僕は事務所も決まらずに上京して、飯を食うために毎日12時間のアルバイトをしていたんですよ。舞台があればその度にバイトを休むんですけれど、その間の給料は入らないじゃないですか。その間をなんとか食いつないで、家も友達の部屋を転々としたりしていたんですね。そんな状況のなか、劇団の第2回公演があり、舞台の冒頭に二代目J Soul Brothersと一緒に踊るシーンがあったんですよ。そこで僕も一緒に踊って。終わったあとにHIROさんが「踊ってんじゃん。ヤバいじゃん。もうバイトしないほうがいいよ」みたいなことを言ってくれたんです。“アルバイトをしないで生きていける”ということが、“やっと人になれた”みたいな(笑)。バイトをしていた時間に映画を見れるんだ、レッスンに行けるんだ……と思ったときにはすごくうれしかったですね。

――そういうHIROさんの心意気に惚れたんですね。
小澤 僕なんかは先ほども言ったようにオーディションを冷やかし半分で受けたんですけれど、最終オーディションのダンス審査で、僕がずっとやっていたブレイクダンスを披露したんですよ。受かったあとにHIROさんに言われたのは、“ブレイクダンスは毎日やっていないとすぐに技にも出るし、ひとつの技を習得するのにも1〜3か月かかったりするのにいろんな技を持ってきた、その鍛錬は普通の人にはできない。それをできるってことはどんなにつらいことがあっても乗り越えられるヤツだから受かったんだよ”ということだったんですよ。それを言われたときには“いや〜HIROさん……”ってなりましたよ(笑)。「必死にがんばります!」って感じでした。

――熱いですね。
佐藤 僕はHIROさんと直接話をさせていただいた機会がまだそんなにないんですけれど、今のような先輩方やスタッフの方のお話を聞かせていただいて、HIROさんの心の底からの人間力、人望を尊敬しますね。こんなに人に尊敬される人って見たことないです。

劇団EXILEは、戦友がいる場所!

――ではご自分にとって劇団EXILEという場所とは?
秋山 戦友がいる場所ですかね。基本、俳優はひとりなんですけれど、舞台となるとひとつの作品をお客さんに楽しんでもらうことが大前提なので、一緒に作っていくという意味で戦友ですね。
小澤 最近、ふと思ったんですけれど……。
秋山 へぇ〜!
小澤 そうなんですよ〜。まだ言ってないですけれどね〜。
佐藤 (笑)!
小澤 いや最近ね、海賊船だなと思うんですよ。舞台をやるとなったら航海をするワケですよ。船長、航海士がいて料理長がいて、いろんな人間が乗っていて。各島で戦ってまた船に戻ってくるし、嵐で船が壊れることもあるし、でもまた一から作り直して……と。すべてひとつのモノを作るためにみんなが動いて命をかけるワケじゃないですか。それって劇団に似てるなぁと最近思ったワケです。

――そうやって船には宝物が増えていくんですね。
小澤 そうですそうです。
秋山 ワンピースで言ったら小澤は誰なの?
小澤 僕はウソップですね。調子がいいというところで。
佐藤 あはは! いいとこいってますね(拍手)!

――秋山さんと佐藤さんは?
小澤 秋山さんは容姿的に言ったらミホークなんですけれど、赤髪のシャンクスですかね。寛太は……あれですよあれ。
秋山 ヌイグルミみたいな?
佐藤 え、チョッパー?
小澤 位置的にはね。
秋山 人間じゃないんだ。
佐藤 ええっ?
小澤 化けられるんですよ。
佐藤 ありがとうございます!
秋山 俺だけチームじゃないじゃん……(スネる)。

――みなさんそれぞれ、どんな俳優を目指していますか?
小澤 僕はカメレオンのような俳優になりたいです。どんな色にも染まれるような……。
秋山 カメレオンの役をやるんでしょ?
小澤 そうそう、顔が真っ赤になったり、考えてるときは緑になって……って、コラっ!
佐藤 あはは! ノリツッコミ(笑)。
小澤 この人引き出しいっぱい持ってるな〜と思われるような俳優を目指します。
秋山 僕は長崎出身なので、同じ長崎出身の福山雅治さんと共演するという目標があるんですが、それがまだ叶っていないんですよ。なので今は福山さんとがっぷりよつで組むことができる俳優になることを最大限の目標にしています。
佐藤 まずは若手らしい役に挑戦していけたらなと思っています。自分のことをまずは知っていただきたいですね。俳優さんでは菅田将輝さんや柳楽優也さんのような世界観を持った方にすごく憧れます。そんな俳優さんに23〜24くらいにはなっていたいですね。
小澤 夢が近くてよろしい!
佐藤 はい!

――今回の公演で感じてもらいたいことはどんなことですか?
秋山 気持ちがストレートに伝わってくる舞台なので、『Tomorrow Never Dies』というタイトルのように、悩みがあっても明日もう1日がんばってみようかなと思えるような舞台になっていると思います。あとは子供がかわいいです。
佐藤 ホント子供がかわいいです。僕と小澤さんが子供たちに教える役なんですけれど、キッズが本当に踊れるんですよ。子供たちが精一杯踊っている姿を見て感じるモノが絶対にあると思います。
小澤 三ツ星キッチンさんとご一緒することで、今までの劇団EXILEのイメージとはまったく違った世界観が生まれているんですよ。そこは見ていただきたいし、ストーリー的にも、地元っていいなと思える作品になっているので、東京に出てきてがんばっている人たちが地元の友だちに電話をかけたくなったりするんじゃないかな。お客さんも一緒に空間を作っていく舞台になっているので、みんなでひとつになって楽しんで頂ければと思います。

(文:三沢千晶/撮り下ろし写真:鈴木健太)

Tomorrow Never Dies〜やってこない明日はない〜

“今”を映し出すドライブ感のあるストーリーに、ロックやポップス、ラップと幅広いメロディがミックスした、観客と一体感を味わえる舞台。脚本と演出を手がけたのは、ミュージカルの概念や常識を覆し、日本人による日本のオリジナルミュージカルにこだわりを持つカンパニー「三ツ星キッチン」の上條恒。

【あらすじ】
妻を亡くし、海の見える故郷に戻った増田洋輔は一人息子と弟三で暮らていた。そんな時、息子の小学校が統廃合されることにり供たちダンス発表会開催。弟の茂久が教師をしている関係で、力を貸すことになった洋輔同級生ちは、東京帰りの元ダンサー和也に白羽矢を立てたのだが、思いも寄らな地元かの反対や中傷に、こ街で生きてゆく事とは何を考え始める。そして家族、仲間、街が揺れ出す……。若者たちが理想と現実のらせん階段を駆け上り、立ちはだかる社会の壁をどう乗り越えていく……。若者たちが悩み、もきぶつかり合い、エネルギーだけで解決できない“社会”という大人の世界に立ち向かう感動の物語。

【公演日】2月27日(金)〜3月8日(日)
【会場】東京・銀座 博品館劇場
【チケット料金】5,800円(前売・当日共/全席指定/税込)
【キャスト】
劇団EXILE(秋山真太郎/小澤雄太/春川恭亮/小野塚勇人/八木将康/佐藤寛太)
三ツ星キッチン(上條恒/高田安男/伊藤俊彦/市村啓二/武者真由/小内亜希子)、中村萌子 他

劇団EXILE オフィシャルサイト(外部サイト)

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