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芋洗い坂音楽ストリート『堂本光一の舞台『Endress SHOCK』、1000回の先には何があるのだろう……』

堂本光一の舞台『Endress SHOCK』、1000回の先には何があるのだろう……

 堂本光一主演の舞台『Endress SHOCK』が3月21日の帝国劇場で通算公演回数1000回を迎えた。ひとりの人間が1000回の舞台を務めあげるというのは実は大変なこと。本人がいくらやりたいと言ったとしても、客席が埋まらなければ公演を行うことはできない。本人のやる気や体力もさることながら、舞台の内容が人々の興味をひくもので、しかもその場にたくさんの人が足を運んでくれるものでなければ、1000回などという途方もない数の公演自体が成立しないのだ。そういう意味ではまさしくファンと本人及びスタッフが一緒になって作り上げた記録がこの1000回という数字なのだ。

 実は、僕もこの1000回の客席に幸運にも座ることができた。『SHOCK』に関しては、通算で10回は見てきた。いつも驚くのが、変わらない基本の物語の流れはありながらも、その構成・演出が毎年大胆に変化していること。常に新鮮に舞台を楽しんでもらえるような努力を怠らない姿勢に、まずは感動するのだ。

 また、常に本人の限界を探り続ける姿勢もすごい。例えば、スタート当時は代役が行っていた22段の階段落ちを、今は本当に自分で行っているし(多い日は1日2回転がり落ちている!)、華麗なフライングも何度も行われ、空中ハシゴ渡りや和太鼓の乱れうちなどの演出もある時期から追加されるなど、より肉体を酷使するハードな演出を堂本光一自らが体当たりで行っている。ストイックなまでの舞台に対する姿勢。それがファンを引き付け続け、この1000という数字につながったとみてよいだろう。

 1000回のこの日、ステージ上での彼は、あくまでもいつもと変わらずにしっかりと舞台を務めあげようとしているようにみえた。舞台が始まってしばらくして客席にあいさつ。「おかげさまで1000回目を迎えました」と話したものの、特にそれ以上アピールするわけでもなくストーリーは流れていく。本編は息つく暇もない3時間。歌にダンス、フライング、そして迫力満点の激しい殺陣ありで、「1000回は終わりじゃない、常に旅の途中なのだ」という気持ちがみてとれるステージ。そこでは光一ファンでなくても無条件に感動してしまうショーが繰り広げられる。『SHOCK』のテーマでもある“SHOW MUST GO ON”という言葉がぴったりの、毎日毎時すべてのスタッフ、出演者がベストを尽くすステージなのだ。

 アンコールの幕開けでは、本人に内緒で客席に仕込まれた蛍光スティックの光による「SHOCK 1000」の人文字が祝福。その後、金銀のテープが客席に向けて発射されお祝いムードを高める。「お客さん同士のテープの取り合いが凄いよ」と笑い、「今日は僕よりもお客さんの方が気負っているように見えた」という彼の言葉に、常に冷静に反応を見ている舞台役者としての堂本光一がいた。

 1000回の節目となるこの日はジャニー喜多川社長も客席からの彼の舞台を見つめていたそうだ。「彼こそがギネス。ごほうびは家一軒にしようかな」というコメント(スポーツ報知より)に最大の賛辞が込められていた。
 堂本光一の『SHOCK』は世界に類を見ない大がかりなショーだ。彼がストイックに回数を重ねていく先にあるものは……。やはり、世界、ブロードウエイなのかもしれない。

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