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河西智美『念願のソロデビュー曲に込めた想いとは?卒業発表の2012年&2013年の目標にも迫る!』

 今春、AKB48のメンバー27人が参加した、競馬予想企画『AKBのガチ馬』で2週連続で万馬券を的中させ、“優勝賞品”としてソロデビューの切符を手にした河西智美。さらに、インタビューの数日後には、AKB48からの卒業を発表!とも〜みの今後の動向に要注目です!

念願のソロデビュー決定も、最初は大喜び出来なかった!?

――ソロデビューおめでとうございます!
河西智美ありがとうございます!

――とも〜みちゃんは、相当な幸運の持ち主でソロデビューの切符を掴んだそうですね。ソロデビューに至るまでの経緯を教えていただけますか?
河西『AKBのガチ馬』という企画で、2週連続で万馬券を命中させたんです。最初は5週連続で競馬予想をして、一番ポイントが高かった優勝者に、“JRAのCMに主演できる”という特典があったんですけど、気づいたらCMだけじゃなく、そこにソロでCDデビューします、競馬場でライブをやります、写真集が発売されます、ソロでラジオ番組がスタートします……っていう風に、いろんな特典がついてきちゃっていたみたいな(笑)。一気にいろんなことが起きて「えっ!?何!?」って混乱もしましたけど、ずっとソロデビューするのが夢だったので、今はすごくうれしい気持ちです。

――「ヤッタ〜!」って大手を振って喜びを痛感したわけではなかったんだ。
河西逆に「どうしよう〜」って焦りましたね(笑)。AKBって、ライブの時に映像でいきなり“お知らせがあります!”とか、結構衝撃的なサプライズが多いんですけど、私の場合、握手会の合間にマネージャーさんから「こういうことが始まるから」って説明をされて。周りはご飯を食べてるし「あっ、はい」って、まったく大喜びできるような雰囲気ではなかったんですよ。

――そんな状況だったんだね。
河西その前に秋元(康)さんからも「今度のCM曲、河西歌ってみる?」と、ふわっと言われていて。よく秋元さんからふわっと言われることが多いから、最初は真剣にとらえてなかったんです。だけど、まさか本当にソロCDデビューできるなんて!正直、今でも夢の中にいるような感じですね。

――そして、ソロデビュー曲のタイトルが「まさか」と。
河西はい。まさに今の私のビックリしている心境が表されています(笑)。爽やかな可愛らしい曲調で、最初に聴いた時に「あっ、私らしいな」って思いましたし、聴いてくれたファンの方からも「すごいともちゃんらしい曲だね」って言ってもらえて、あ〜良かったって本当にうれしくなりましたね。ただ私の気持ちを歌っているだけでなく、突然起きたハッピーな出来事や男の子との恋愛が入り混じって描かれているので、いろんな人に共感してもらえたり、感情移入していただけるんじゃないかと思いますね。

――幸運の女神であるとも〜みちゃんの楽曲なだけに、聴いた人にも幸運が訪れる、ハッピーソングにもなりそうだよね!
河西レコーディングの時も、自分の心境を歌に込めるだけではなく、聴いた人にもハッピーが訪れますようにと気持ちを込めて歌いました。

――もともとくじ運が強かったり、自身が“幸運の女神”だと感じることはよくあったの?
河西いや、全然(苦笑)。小学生の頃、当時流行っていたゲームのプレゼント企画があって、お姉ちゃんは何通応募しても当たらなかったのに、1枚だけ私の名前で送ったハガキが当たったことはありましたけど、それ以外、今までツイてるなって思うようなことはなかったですね。

AKBを卒業しても、ファンとの“友だちのような距離感”は大切にしたい

――そうなんだ。今回、大きなチャンスを掴んだんだね。そんな今作では、2曲目の「私のヒカリ」でとも〜みちゃん自身が作詞もしているんだね。
河西そうなんですよ。正直、最初は困りました(苦笑)。それまで私は詞を書くなんてことは一度もしたことがなかったんですけど、競馬場でソロライブをして、楽屋に帰って着替えていた時に、マネージャーさんに「この曲で詞をつけてみて」って急に話をふられて。もう、ぽかーんですよ(笑)。季節的に冬だし、クリスマスイルミネーションとか、全体的に冬っぽいイメージにしたいなと思ったのと、せっかく自分で歌詞を書く機会を与えてもらえたのならば、まず最初は応援して下さっているファンのみなさんに向けて書きたいと思って、いつもみなさんに感謝している気持ちをそのまま書いたんです。

――お互いに想い合っているのがすごく伝わってくるし、この曲はとも〜みちゃんからファンのみなさんへのクリスマスプレゼント、大切な宝物といえるね。
河西私にとっても特別な気持ちの入っている曲で。レコーディングの時も自然と歌いながらグッときちゃいましたね。正直、歌詞を書いている時に、もっとオシャレな言葉を入れたいって思う瞬間もあったりしたんですけど、これは違うなって(笑)。なので、いつも私がファンのみなさんに対して想っていることを、ファンのみなさんにお手紙を返しているつもりで、素直に飾らないまっすぐな言葉で書きました。

――この曲を聴いたらファンの人は、泣いちゃうだろうね。
河西私の方が、今からライブでちゃんと歌えるか心配で。きっとファンのみなさんの顔を見たら感極まって、ぐちゃぐちゃになっちゃうんじゃないかなって。なので、今から泣かないようにいっぱい練習しておかないといけないなって思っています(笑)。あと、想いの強さで言えば、3曲目の「抱きしめられたら」と4曲目の「キャンディー」は、AKB48シアターでシャッフルユニットとして歌っていた曲で。特に「キャンディー」は私自身はもちろん、いろんなファンの方たちにすごく人気が高い楽曲だったので、今回初めて1人で歌わせていただいてすごく新鮮でしたね。

――スイート&ハートフルな世界観は、まさにとも〜みちゃんのイメージにぴったりだね。また、「まさか」のミュージックビデオ(MV)も、とも〜みちゃんならではのキュートさ全開の内容で!
河西スタッフの方に「外人の男の子と絡みたいな〜」ってリクエストしたら、それを今回叶えてくださって。男の子との撮影は午後からだったんですが、それを楽しみに早朝からの撮影を頑張りました(笑)。

――全体的なトーンもカラフルでポップで。お部屋の中でひとりファッションショーをしているシーンとかは、日常を覗き見しているような感覚になりました。
河西まさに私の日常って感じですね。このMVでは、いろんなファッションをしていますし、髪型もたくさん変えているので、女の子のオシャレの参考になれたらいいなって思いますね。で、男の子は、好きな彼女とのデートをシミュレーションしてもらったりと、男の子も女の子もこのMVを観て“キュンキュン”してほしいですね(笑)。

――では、怒涛の1年を振り返って、さらに来年の抱負もお願いします。
河西2012年は、ソロのお仕事がたくさん増えて、AKB48としてだけでなく、“河西智美”という人物をいろんな方に知っていただけた年だったと思うんです。せっかく大きなチャンス、ソロデビューという夢を今年叶えることができたので、来年はその夢を確実なものに変えるために、歌手としてのクオリティーを上げていきたいですし、7年間AKB48として支えてくださったファンのみなさんに少しずつ恩返しをしていけたらと思います。

――なるほど。
河西ソロでは、これまでできなかったこと、例えば、私は料理が得意なので、ファンの方に1スプーンずつ食べてもらう“1スプーン会”とか(笑)。もしも、AKB48を卒業しても、AKBの魅力であるファンの方と友だちのような、近い存在であるのは変わらず、さらにみなさんと身近に接せられる機会をたくさん作っていけたらいいなと思います。
(文:星野綾乃/撮り下ろし写真:片山よしお)

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