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YUI『活動休止発表後の心境とベスト盤について語る!』
新たに挑戦したいことも見つかった
YUIはい。発表する前は、私の決断がみなさんにどう受け止け止められるのか少し不安もあったんですけど、私をいつも応援して下さるファンのみなさんや私の歌を大事にしてくれている方たちに、自分の言葉で自分の決断をちゃんと伝えなければいけないと思って発表しました。
――その決断を、YUIさんは公式サイトに手書きの文章で発表しましたね。
YUIきっと手書き文字の方が、自分の思いがまっすぐに伝わるかなと思って、手書きにしたいと私から提案しました。
――YUIさんが新たに挑戦したいことが何なのか、とても気になります。
YUIですよね(笑)。この1年間、いろんなことを考えるなかで限界を感じたこともあったけれど、新たに挑戦したいことも見つかって、とても前向きな気持ちになれたんです。(08年に)活動休止をした時にも“限界”という言葉を使ったんですけど、あのときと今の自分が明らかに違うのは、今はしっかりと前を向いていて、私のなかに新たに挑戦をしたいことがあることなんです。やりたいことがハッキリと見えているし、活動休止はそのための準備期間なので、そんなに遠くない時期に、みなさんにお伝えできたらいいなって思ってます。
――きっと、ファンのみなさんも、YUIさんは音楽を止めないと信じてますもんね。
YUI私自身、これからもずっと音楽を続けていきたいと思っているので、みなさんがそう信じていてくれて、(新しい活動の再開を)待っていてくれたらとても嬉しいです。
この8年間、私のなかにある芯はブレていなかった
YUIかなりの曲数(2枚で36曲)なので、とても濃いベストアルバムになったし、1曲1曲に思い出が詰まっているので、集大成のベストアルバムになりました。
――収録曲の振り分けは、どういう基準だったんですか?
YUIどちらかがロックな曲で、どちらかがポップな曲でとか、リリース順とかでもなく、アルバムのタイトルに合った色分けもイメージしながらバランス良く並べてみたんですけど、ライブでみなさんと一緒に歌っていた曲をたくさん入れたら、結果的にライブのセットリストみたいになったんですよ。
――収録曲の中で特に印象深い曲は?
YUI1曲1曲に思い出や思い入れがあるので、どの歌も大切なんですけど、「CHE.R.RY」はCMソングにもなったこともあって、たくさんの方に私のことをこの曲で知ってもらえたので、思い入れがあります。「TOKYO」は、地元の福岡から上京する時に、期待と不安が入り混ざった思いで書いた歌なので、私の原点のような曲ですね。「Good-bye days」が主題歌になった映画『タイヨウのうた』に出演した経験は、その後の音楽活動に影響を与えてくれた曲になりました。10代の頃は“頑張ろうね”って言っていた表現が、歳を重ねるにつれて、“頑張ってね”っていう年上目線になっていたり、サウンド的には新しい音楽への欲求が増えて、自分の音楽の世界が広がったと思いました。
――この8年間、音楽や歌に対する思いは変化しましたか?
YUI強くいたい、強くなりたいという思いが、常に私の芯の部分に変らずにあったからこそ、私はきちんと背筋を伸ばして、覚悟を持って、音楽とずっと向き合ってきたんだなと思ったし、何があっても投げやりになっていなかった。私のなかにある芯はブレていなかったんだなって思いました。
――アコギの弾き語りだけではなく、エレキも弾くようになりました。
YUI最初、アコギと同じ強さでエレキを弾いたら、弦が切れてビックリしたんです(笑)。アコギとエレキは全然違う楽器なんだなって思ってからは、エレキの練習をちゃんとやるようになったし、アコギとエレキでは曲作りの仕方も声の出し方も変化したんですよ。
――このベストアルバムを携えたツアーやライブが見られないのが、とても残念です。
YUIたくさんの方からそう言って頂いているんですけど、今年いっぱいで活動を休止すると決めていたので。でも、これからも柔軟な頭でいろんな物事に興味を持って、変化を恐れずに、私は音楽と向き合いたい。その思いはこれからも変る事はないし、私は絶対に音楽を止めないので、待っていてね、また会える日を楽しみにしています、という思いを、今みなさんにいちばん伝えたいです。
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