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家入レオ『いまの自分だからこそ伝えられるメッセージ―― 17歳、等身大の叫び』

 「サブリナ」でメジャーデビューを果たし、ドラマ『カエルの王女さま』(フジテレビ系)の主題歌となった2ndシングル「Shine」がスマッシュヒット。17歳の現役高校生シンガー・ソングライター家入レオの1stアルバム『LEO』は、汚れなきパワーに満ち溢れています!

“歌い続けていく決意”が表れたタイトル

  • 『LEO』通常盤

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  • 『LEO』初回限定盤

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――私、手塚治虫ファンなので、“レオ”という名前、好きなんですよ。
家入レオあ、そうなんですか?私は『ジャングル大帝』のレオに目が似ていると言われることが多くて、それで“レオ”ってつけたんですよ。小学校の頃に図書館で初めて『ジャングル大帝』を読んで、最後にレオがヒゲオヤジさんに「私の肉を食べなさい」って言うんですよね。それがすごく衝撃的だったんです。私が東京に来て「レオに似てるね」って言われた時に、私もレオの優しさに比べるとちっぽけですが、自分の感情を苦しいけど歌にして、いろんな人に伝えて少しでも力になりたいという想いを込めました。

――そんな思い入れがあったんですね。
家入それと、映画『レオン』が大好きっていうのもあります。観るたびに目が腫れるほど泣いちゃうので、今は(観ることを)禁止されているんですけどね(笑)。

――大切な1stアルバムにも『LEO』というタイトルをつけましたね。
家入このアルバムには13歳から17歳までに作った曲が入っていて、1曲1曲が私小説なんです。すごくいろんな葛藤もあったし、苦しいこともあったし、楽しいこともあって、だからこそ『LEO』というタイトルをつけたし、これから歌い続けていくんだという自分なりの決意としても『LEO』とつけました。

――汚れのない真っすぐなパワーに満ちたアルバムだなぁと思いました。特に10代の人たちが聴いたら、それぞれが内に秘めていた衝動に駆られるんじゃないかなと。
家入ありがとうございます。私にとってはすべてが愛しい曲で、実はもっといっぱい入れたい曲があって、葛藤しながらセレクトした曲ばかりなんです。17歳ってとてもヒリヒリした時期で、私より年上の人もそれを乗り越えて大人になっていると思うんです。でも、そういう感情ってこの社会のなかで生きていると忘れかけていたりもするのかな?って感じることがあるので、このアルバムでその気持ちを思い出してほしいなという想いもありますね。

自分の輝きを見つけられるかどうかで毎日は変わる

――どの曲にも胸に響く言葉があって最後までドキドキ感が途切れませんでしたね……。2曲目の「Last Stage」などは弦の使い方も変わっていて、哀しさとか切実に訴えかけてくるものを感じました。
家入「Last Stage」、「Say Goodbye」は14歳の時に書いた曲で、一番ヒリヒリしていた時期だから、そういう部分がメロディーラインにも表れてるなぁと自分でも思います。「Last Stage」を書いた時期は学校で本当にうまくいっていなくて、真実の自分を見せたら嫌われちゃうと思っていた時期なんです。すごく敏感になっていて、夜も眠れなくて。そんな時にテレビをつけたら“派遣切り”の特集をやっていて。テレビのなかの人が「私は派遣社員だから誰でもできる仕事をしていて、ちょっとでもミスをしたらすぐにやめさせられちゃうし、私の存在ってなに?」と泣きながら訴えていて。それを見て私と同じだと思ってすごく怖くなったし、同時に「悲しいよね、苦しいよね。だから負けないで!」っていう気持ちが湧いてきたんです。だから本当に弦の太さにもサウンドにも「負けるな!」って気持ちが込もっていると思いますね。「Say Goodbye」はライブで歌うと、かなりスイッチが入ります。

――その“スイッチが入る”エピソードとは?
家入過去に傷つけてしまった友だちの顔が浮かぶから……っていうのが大きいんです。当時、自分の秘密を話せる友だちを探していて、相手を試すために近づいては「やっぱりダメだな」って絶望する繰り返しだったんですけど、そんな風に人を試している自分にサヨナラをしようと思って作った歌です。サヨナラしたことで自分なりに前に進めた曲でもあるし、駆け引きを繰り返していた子たちの顔がリアルに浮かんできちゃって、責められる曲でもあるんです。

――だから<新しい世界に今 Hello 汚れた世界に今 Goodbye>と歌っているんですね。そして、2ndシングル「Shine」もまた、なにかを見つけたような輝きが。
家入「サブリナ」は15歳の時の、自分の心の葛藤を書いた曲で、「Shine」は世界が広がったというか東京に出てきてから書いたんですけど、視野が広がって自分とほかの人を比べちゃっていた時期があったんですよ。「あの人に比べて私は……」と考えているうちにどんどん光を失っていっちゃって。その時に福岡の友だちが電話で「家入にはもう音楽しかないよ」ってキッパリ言ってくれたのがすごく衝撃で、“あ、よかった”って思えたんです。人は他人のいいところを見つけることができるのに、自分の輝きを見つけるのはすごく難しくて。でも変わらない輝きっていうのは誰もが持っていて、それに気づくか気づかないかで日々は変わっていくんだってことに気づいたんです。だからみんなも自分の輝きに気づいて!という想いで書いたので、すごくポジティブな曲です。

――ドラマ『カエルの王女さま』(フジテレビ系)の主題歌でしたけど、ストーリーともすごく合っていましたね。
家入ありがとうございます。書き下ろしも初めてでしたし、たくさんの人に聴いてもらえるキッカケになりました。
(文:三沢千晶)

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