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モーニング娘。『9期&10期が見据える“16年目”のモー娘。いま掴み取りたい“チャンス”とは?』

 誕生15周年、シングル50枚目到達、11期メンバーの加入と、今年は話題の絶えないモーニング娘。が、新曲「ワクテカ Take a chance」をリリース。現在進行形のグループとしての面白さ、充実ぶりを味わえる1曲だ。今、彼女たちのなかで何が起きているのか?9期と10期からメンバー4人に聞く。

カップリング収録時の秘話は……

  • 初回限定盤A、BC/W「普通の少女A」収録

    初回限定盤A、BC/W「普通の少女A」収録

  • 初回限定盤C、DC/W「大好き100万点」収録

    初回限定盤C、DC/W「大好き100万点」収録

  • 初回限定盤E、FC/W「信念だけは貫き通せ!」収録

    初回限定盤E、FC/W「信念だけは貫き通せ!」収録

――今回はカップリング曲も充実してますが、工藤さんは「普通の少女A」に参加していて。
工藤<大人になりたくて 子供で居たくって>という歌詞を、私とまぁちゃんが歌うのは分かるんですけど、田中さんが歌うのがちょっと不思議な感じ(笑)。曲調は子どもチックでもなくて、歌詞とギャップがあるのが、いいところなのかな?

――タンゴ風の曲ですよね。
工藤ダンスの先生には「少女Aの人たち」と言われて、ダメ出しとかを受けるんですけど、私はいつも「少年A」と呼ばれるんです(笑)。何でか聞いたら、「工藤を見ると、どうも“少女A”って呼べないんだよね」と言われました(笑)。それはそれで自分の個性として、この曲でもバンバン出していきたいです。

――工藤さんは大人になりたい派?子どもでいたい派?
工藤どうなんですかね?中学生は何か中途半端な気はします。小学4、5年生くらいが一番良かったかな。学校のなかではお姉さんになって、楽しかったんですよ。いたずらとかいろいろなことをやって、そのわりには学級委員にもなったりと、自由に過ごせて。中学は校則も厳しくなって、ちょっと窮屈。だったら、早く大人になりたいです。

――譜久村さんと石田さんは2人で「大好き100万点」を。
譜久村まず、この2人で歌えたのがすごく嬉しくて。
石田最初にカップリングをシャッフルでやると聞いた時から、譜久村さんとやりたいなと思っていました。同い年だし。お互いに「でも、絶対ないですよね」と言っていたら、まさかの(笑)。
譜久村そう。歌詞の女の子は彼氏のことが大好きで。私が特に好きなのは、1番で<突き刺されスマイル>と言っていたのが、2番では<突き抜けろスマイル>になってるところ。<ほら>って言葉が入るところもツボです。100万点ってどれだけ大好きなのかは分かりませんけど(笑)、私たちの世代は恋してる子が多いから、共感してもらえると思います。
石田私はこの歌詞を見て「譜久村さんっぽい!」と思ったんですよ。可愛くて萌えな曲だから。正直、私には似合わないけど、譜久村さんに付いていくつもりで、思い切り可愛く演じながら歌いました。
譜久村私は亜佑美ちゃんにめっちゃ合ってると思った。歌い出しが<まぶしすぎる太陽 晴れ女 私>で、亜佑美ちゃんも夏っぽくて晴れ女のイメージがあるから。逆に私は暗いので(笑)、「これを歌っていいのかな?」みたいな。
石田歌詞で好きなのは、2番の<ほっぺたにキスするつもりが口に当たっちゃって満点>のところ。「うわっ!」と思って(笑)。
工藤そこの歌詞だけ写真に撮ったメールが私に送られてきましたから(笑)。
石田「ヤバくない?」って(笑)。飯窪春菜ちゃんも少女マンガが好きだから、共感してくれました。

――こういうドライブデートに、憧れはあります?
譜久村ドライブって何するんだろう?車に乗って「イェイ!」とか(笑)?屋根が開いていて……。
石田赤いオープンカーで?ドライブって、あまり想像できません。
譜久村亜佑美ちゃんは運転していそうだね(笑)。

誕生15周年!今後のモー娘。の目標とは

――鞘師さんが参加した「信念だけは貫き通せ!」は、ストレートな曲ですね。
鞘師元気な曲の王道っぽくて、こういうのを歌えるのは、すごく嬉しいです。イメージ的には、おとめ組さんの「友情〜心のブスにはならねぇ!〜」のようなジャンルかな。最初が静かで、そこから盛り上がって。

――始まりが<この大地が見てる 星が見てる>という。
鞘師そこの歌割りがほしいと思っていたら、見事にハズれました(笑)。でも、出来上がりを聴くと、えりぽんとはるなん(飯窪春菜)が歌っていて、素直な気持ちがそのまま声に出ていて、ジーンときました。この2人で良かったなって。自分の夢のために一生懸命努力している人の歌で、私たちもモーニング娘。に入るためにオーディションからずーっと頑張って、今の場所でも頑張っているから、当てはまる部分がたくさんあります。自分のままで歌える曲でした。

――鞘師さんにも、何か貫いている信念が?
鞘師具体的にコレというのは、自分でも分からないんですけど、プライドとして持っているものがあるんじゃないかなと思います。

――そして11期メンバーとして13歳、中学2年生の小田さくらさんが加入しました。
石田歌がすごくうまいと聞きますけど、まだ一緒にパフォーマンスをしたことがなくて、どう話しかけようかな?っていう感じです。
譜久村会見を聞いていると、心が強そうな子だなと思いました。「緊張はしてないです」と言って、賢そうな顔をするんですよ。私たち9期、10期はガツガツしていますけど、負けずにガツガツしてくると思います(笑)。
工藤私も最初からガツガツしてましたけど(笑)、同期が4人いたからちゃんと構えた状態ではなかったんです。さくらちゃんはひとりで、ちゃんと構えている感じがします。心の準備が完璧なんだと思うぐらい。
石田くどぅーもハロプロエッグから入って、研修生だったさくらちゃんと同じ部分があるかもしれないけど、発表の時はすごく緊張してたよね。楽屋で自己紹介の練習をしていて。でも、小田ちゃんは緊張が全然見えませんでした。
鞘師声は透き通る感じなのに、言うことは「おっ?」と思うぐらい強くて。いまの印象だと、怖いもの知らず。ひとりでも押し潰されずに追い上げてくると思います。でも、同期がいなくてひとりで寂しいと感じる時もたぶん来るから。そこはちゃんと見ておいてあげたいと思っています。

――誕生15周年を迎えたモーニング娘。でも、みなさん自身は、まだ加入して2年経っていないわけですよね。だけど名前が大きい分、求められるレベルも高いと思うのですが、「モーニング娘。のメンバーとして、こうありたい」という想いはあります?
工藤誕生した時には生まれてなかった自分が、今ここにいるのが、すごく不思議な感覚です。こんなチビッコもいますよと(笑)、世の中の方に知ってもらって、気になったから聴いてみよう、観てみようと思ってもらえたら嬉しいです。加入して約10年になる先輩と1〜2年の私たちで構成された“いまのモーニング娘。”をたくさんの方に見てもらいたいです。
石田私がテレビでモーニング娘。を見ていた頃は、完璧な姿しか見せないグループだと、ずっと思っていました。15周年で前作のシングルが50枚目で、このタイミングで入った10期は本当に幸せ者。この「ワクテカ〜」で“アイドルなのに、こんな激しい曲ができるんだ”と思ってもらいたいし、このシングルは今まで以上に大事にしたいです。
譜久村モーニング娘。の名前に助けられたくないと思っています。多くの方々に(顔と名前を)知られているのは道重(さゆみ)さんと田中さんぐらいですけど、ほかのメンバーも個性豊かだから、テレビとかに出させていただく機会に覚えてもらいたいと、本当に思っています。あと、どんなことを要求されても応えていきたいですね。
鞘師モーニング娘。として活動している以上、どこでもチャンスだと思うんです。50枚目が出て気になった人が見たら、どんどんハマっていくグループでありたいし、だからこそ51枚目に「ワクテカ〜」という曲が来たんじゃないかなって。恋愛の曲ですけど、今がチャンスを掴むその時ですし、掴んでいかなきゃと思いました。これからも、どこでも自分のチャンスだと考えて、1つひとつを頑張りたいです。
(文:斉藤貴志)

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