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福山雅治『9万人動員した16年ぶりのファンクラブライブに潜入!』

 9月15日から17日まで神奈川・横浜スタジアムで16年ぶりとなったファンクラブライブ『福山☆夏の大感謝祭』を開催した福山雅治。3日間で9万人を動員した同ライブの最終日の模様をレポート!

予想を裏切る嬉しい演出の連続

 「アコースティックギターで粛々とやると思っていた方も多いと思いますがすいません、エレキを使っちゃいました(笑)」と16年ぶり、3回目のファンイベントで横浜スタジアムの3日間連続弾き語りライブという新たなチャレンジに挑んだ福山。インタビューでは“粛々としたライブ”を想像していたこちらに「初挑戦なのでどうなるのか」などと言っていたが、蓋を開けてみれば1曲目「約束の丘」からいきなりド派手&アッパーな滑り出しで粛々感はゼロ。エレキどころかドラムも大音量で鳴らす想定外の“ひとり打ち込み型弾き語りライブ”で完全に意表をつかれてしまった。ちなみに打ち込みの音源はこのライブのために福山自らスタジオに入りひとり黙々と作ったもの。

 「ファンクラブイベントなので、あえてわがままメニューで」と言っていたが、凝りに凝った“下ごしらえ”は少しでもファンに喜んでもらいたいという愛情とサービス精神の表れだろう。予想を裏切る嬉しい演出はそれだけに止まらず、2曲目「Peach!!」ではフロート車が登場し、“歌う福山”がステージごとスタジアム内を巡回。アリーナ席はもちろんスタンド席1塁側から3塁側まで全員総立ちの大声援が飛び交う。そんな観客と福山が作り上げる場内の距離感が、より近く温かく心地よく感じられるのもファンイベントならではで、ライブ前半の1部ではファンクラブ“BROS.”と福山自身の歴史を振り返りながら得意のトークをたっぷりと聞かせるスペシャルなプログラム。「僕にとっての青春はBROS.と過ごす時間」、「ここには福山に関心がある人しかいません。雅治さん!と喉から血が出るまで叫びましょう」など、ファンをいじりくすぐるドSな福山節もいつも以上になめらかで絶妙だ。

 トークの合間には甘酸っぱい夏ナンバー「Venus」、福山少年の幼少時の写真を交えた「蜜柑色の夏休み」などコアな人気曲から、「明日の☆SHOW」や「milk tea」などヒット曲までメリハリよく差し込み、福山ハウスに招かれたような贅沢で濃密なアクトに時間を忘れてくつろいでしまう。

18万人動員のライブも決定!

 2部になるとさらにエンターテインメント感がプラスされ、「マッスルが足りなくて(笑)」と、スペシャルゲストとしてパーカッションの三沢またろうさんとキーボードの井上鑑さんの2名が参加。厚みの増したサウンドをバックに深みと力強さの増した歌声がスタジアムに響き渡り体の芯を揺さぶり震わせる。後半はこの公演が「宇宙初披露」となる新曲「GAME」(10月10日発売)を皮切りに、「HEAVEN」や「化身」、そして幻想的に瞬く無数の灯りのなかで歌い上げた新曲「Beautiful life」(10月10日発売)まで怒涛のラインナップで観客を魅了。

 続くアンコールでも記念すべき第1回目のファンクラブイベントの1曲目に歌ったが“一体感がすご過ぎて歌っていなかった”「もっとそばにきて」、「歌って欲しいリクエスト順位」で1位に輝いた「あの夏も 海も 空も」と2曲を熱唱。ダブルアンコールはとどめの一発、名曲「家族になろうよ」でファンを完璧にノックアウト。全編3時間30分という長丁場をまったく感じさせず魅せきった福山のアーティストスキルの高さに改めて圧倒されたが、もっとも素晴らしかったのは広いスタジアムをドメスティックに感じさせる彼の絶妙な距離感だろう。1人ひとりに歌い話しかけるように距離を詰めながら、常に俯瞰(ふかん)で眺めるように会場全体を包み込む。その懐の深いスタンスは贅沢なゲスト感となんとも言えない安堵感を感じさせる。

 今イベントでは3日間で9万人動員という快挙を成し遂げたが、年末には神奈川・パシフィコ横浜 展示ホールで10日間トータル18万人を動員するライブの開催も予定している福山。次はどんな歌声とアクト、そしてトークでオーディエンスを招き酔わせるのか。今から楽しみだ。
(文:若松正子)

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